梅雨時とはいえ、よくもまあ、こんなに毎日、雨ばかり続くものです・・・。
一体どのようにして、この空の上に、これほどたくさんの水分を蓄えていられるのだろうかと、ぶ厚い雨雲を見上げては、ため息。
おかげで一日中、除湿機はフル稼働です。
あっという間にタンクが満水になるので、その都度水を捨ててるわけですが、これだけの水が室内にも充満しているのだと思うと、何だか恐ろしくなります・・・。
九州は、関東と比べると、だいぶ湿度が高いですしね。
帰福してから、ずっ〜と雨。 しかも、ハワイから持ち帰った仕事に姉妹で追われており、そのうえちょうど、お稽古している書道が、年に2回の昇段試験や、出展のための課題の提出と重なったりしてましたから、目を血走らせて頑張っておりました。
師匠のご指導のおかげさまで、このたび、書道の小筆が五段、そして硬筆は師範格になりました。
まだまだ未熟者でございます。 なにしろ年がら年中、周章狼狽って感じで過ごしている私ですから、真面目にお稽古をしない、不出来なうえに熱心な生徒ではないので、師匠には本当に申し訳ないのです。
それでも、精一杯の気持ちで、今後も精進致してまいります❗️
そんなわけで、ゆっくりと一緒にお食事に出かける時間がろくに取れないうちに、BeBeは東京に戻ってしまいました。
BeBeを福岡空港まで送った時に、空港で一緒にお食事をしました。 これは、私たち姉妹の、ちょっとした楽しみになってるんです。
で、このところ、健康に配慮して、空港での恒例だったラーメンを、最近はお蕎麦に変更しています。 何だかちょっとだけ、ヘルシーな気分(笑)
私たち姉妹の、最近のお気に入りは、福岡の名店が並ぶ空港3Fにある「博多やりうどん別邸」です。
このお店は、福岡藩主、黒田家の家臣である豪傑、母里太兵衛が、福島正則から頂戴したといわれる名槍「日本号」を模した、豪快な長さのごぼうの天ぷらが名物なんです。
このごぼう天、なんと30㎝を超える長さ❗️ そのうえすごく美味しくて、牛蒡の苦味が苦手な子供さんでも、牛蒡が好きになっちゃうってくらいです。
「♫ 酒は呑め呑め・・・」で有名な、黒田節に歌われている「日の本一」と言われる名槍「日本号」は、元々は豊臣秀吉の持ち物だったらしく、黒田藩に渡ったのち、今は福岡市の博物館で見ることができますが、現物は3メートルを超える長さです。
個人的に、福島正則という武将、私は大好きなんですよね。
おっと、つい話がそれてしまいそうになりました。
「やりうどん」のごぼう天のお話しでしたよね。
子供の頃から、ごぼうは、好んで食べることのなかったBeBeでも、このお店のごぼう天は、あえてトッピングにオーダーするほど大好物になっています。
おかげで最近は、私の作ったきんぴらごぼうまで、BeBeは喜んで食べてくれるようになりました。
日本語で、物事の初めとなるようなことを「口開け」と言いますけど、「美味しい!」と感じたことをきっかけに、口に受け入れられるようになることって、こうして実際にあるものだなあと思います。
料理を美味しく作ることって、もちろん味付けも大事だけど、腕や知識や経験と同じくらい、素材を活かした料理法であったり、本当にたくさんの工夫があってのことです。
人の「口を開く」ことって簡単なようで、なかなか大変なことですよね。
ところで、博多には、他にも「因幡うどん」という名店があります。
こちらも黒田藩の重臣である、衣笠家のお屋敷があった「因幡町」にお店があったことが、因幡うどんの店名の由来です。
因幡町という町名は既に存在せず、今では「天神一丁目」になっています。
天神という町名も、菅原道真公ゆかりのものではあるものの、お役所仕事の管理の都合で、福岡城の周りの武家屋敷のあった、この辺りの古い町名が消えてしまったことは、何だかとても残念な気がします。
何も知らずに、ただ「旨い、旨い」と食事をするだけでなく、お店の名前や、お料理に込められた古い歴史を知った上で、より深く味わいを感じたいものです。
そして、土地の伝統をしっかりと受け継いで行くということも、その土地に住ませてもらっている人間の使命であるような気が、私はするんですよね。
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