先日、私がここで「私は、子供の頃から”NO”というのが苦手な性格で、なんにしても”断る”ということに対しての苦手意識が強いのだ」とお伝えしましたところ、
「私も同じです❗️克服するのに、Ayaさんなりの良いと思える方法があれば教えてください。」と言うメッセージをいただきました。
そうだよね、なにかを断るときって、どうしても「相手に申し訳ないな」「傷つけてしまうかな」「迷惑かけちゃうかも」って思ってしまうから、「ごめんね、できません」と言う言葉がなかなか言えない……そんな方、多いのではないでしょうか。
それって、無意識に「嫌われたくない」とか、「角が立つのが怖い」という気持ちがあるからなのかもしれませんよね……。
これまでの苦い経験を経て、私も以前よりは、だいぶ”NO”と言える努力をしているつもりですが、それでも迷っちゃうことが多いし、「私がちょっと無理すれば、断らずに済むかも」なんて、思ってしまうことがあるの。
でもそのせいで、後々面倒なことになったり、結局できないとなって、大ごとになるくらいなら、やはりきちんと最初に断っておくべきなんです。
断るのが苦手な私が言うのもなんですが、「断り下手さん」を擁護するならば、「心が優しいせい」ということなのだと思うのですが、「だったらそれは、果たして長所と言えるのか?」と聞かれれば、うむむ……って困りませんか?
なにしろこの場合の優しさは、「優柔不断」とも言い換えられるタイプのもの。
優しいつもりが優柔不断なだけならば、相手に対してよっぽど失礼な態度だし、優しさゆえに、自分が大変なだけでなく、結果的に相手のことも傷つけることになれば、それこそ本末転倒ではありませんか。
はっきりと断れず、曖昧な態度でぐずぐず引き伸ばすことは、相手の貴重な時間を無駄に奪うことになりますし、悩んでいる間は、自分の気持ちもずっとモヤッとしているわけだから、その時間も無駄ですよね。
それならいっそ、早いうちにキッパリと断わることこそが、本当の優しさで、誠実な態度といえるのではないでしょうか。
もちろん、最初から断る姿勢でいるのではなく、相手の意志や、自分に声をかけてくれている(頼んでくれている)意図を、きちんと理解して、しっかりと熟考してからお返事をすることを、私は常に心がけるようにしています。
その上で、「断ることが苦手」な私が、日頃から頑張って実践していること、断わり下手さんのための対処法を、いくつかご紹介したいと思います。
<断れる人になるためのトレーニング>
⭐︎「罪悪感を持つ理由」を冷静に排除する
「この私を見込んで頼まれているのだ、私しかいないのだ!」と、大袈裟に受け止めすぎないことも大切
⭐︎「断るのは必ずしも悪いことではない」ことを再確認しておく
断ることは、相手を拒絶することではなく、相手も自分も大事にする選択なのだ、と言う意識を普段から持っておく
⭐︎相手を信じる
「断ったら相手が傷つく」と思いこむことは、相手の人間性や実力を軽んじているとも言えるかも。
その人は、そんなにちっちゃい人間なのですか? それほど出来ない人ですか?
「相手の人間性」を信じて、お互いの「境界線」を尊重し合える関係こそ、しっかりとした人間関係です。
⭐︎断ることは相手への誠意でもある
無理して引き受けたことで中途半端になったり、ずっと後悔したりするよりも、はじめから「NO」の意思表示をすることが、よほど誠実といえるでしょう。
<私でもできそうな断り方の実践法>
⭐︎お断りテンプレートを用意しておく
メールやLINEでお断りする場合、普段から、自分の中での「これなら失礼にならない」と思える枕詞をストックしておくと、いざという時に落ち着いて対処できるかも。
「とても残念なのですが」
「お気持ちは大変ありがたいのですが」
「お役に立ちたい気持ちはあるのですが」
「せっかくお声がけいただいたのに申し訳ないのですが」 → 今回はご遠慮させてください
⭐︎きちんとお伝えするべきポイントは「感謝+断る理由+丁寧語」のスリーコンボと覚えておく。
どれほど親しい間柄でも、「私を選んでくれた感謝の気持ち」と、「断らなければならない理由」を「丁寧に」伝えることを心がけています。
⭐︎返事に時間をかけても良いのだと思うこと
相手を待たせてはいけない!と思うことが、余計に「断るハードル」を高くします。
即答を避け「いったん持ち帰る」と、あらかじめ自分の中で決めておいても良いのでは?
保留中に、自分の気持ちに向き合う時間が作れるので、より冷静な判断ができます。
「少し考えてからお返事させてもらえますか?」
「予定を確認させてください」 → 検討したのですが、やはり今回はお断りさせてください
⭐︎普段から「自分の優先順位」を可視化しておくこと
スマホのメモ・手書きメモのいずれかで、自分のスケジュールと ToDoリストを明確にしておくことで、
「時間的に不可能」→「これは断るしかない」という判断がしやすくなります。
時間的に可能かどうかと、自分のキャパに対して客観的になれることは、とても大切なことだと思います。
<断るうえで気をつけること>
⭐︎できる範囲と、代替案を提案する
「それを全て行うのは(時間的に・能力的に)私には厳しいですが、”ここまでなら可能です”」の範囲を明確に伝える。
「それは無理だけど、こういう方法なら私でもできるよ?」という提案を試みるのもあり。
断ることは、どんな小さなことでも、それなりに勇気が必要です。
でも、相手に対して誠意を持って、「感謝+断る理由+丁寧語」のスリーコンボで伝えた後は、そこから先の相手の気持ちは、相手のものなのです。
「怒らせたかも」「傷つけたかも」「悲しませたかも」と、こちらがあれこれ思い煩うことは、無意識に、相手の感情をコントロールしようとしていることなのだとわきまえておくことも大切かと思います。
相手に快く「わかったよ✨」と言ってもらえたという経験も、あなたにとっての大きな成功体験になります。
自分の成長にとって、周りの人たちのお力は、なくてはならないものだと、私はいつも感じています。
断ることが苦手な私が、以前よりもだいぶ、きちんと”NO”が言えるようになってきたと思えるのは、間違いなく周りの方達のお陰様でもあるのです。 感謝です✨

先日お参りした深大寺の手水。 清らかな水に、心まで清浄になった気がします。
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