夏の土用(どよう)に入りました。
2025年の夏の土用は、7月19日から8月6日です。
今年の夏土用の間丑の日は、7月19日と7月31日の2回巡ってきますので、「うなぎを食べる日が2回〜✨」と、次の丑の日を楽しみにしている方もいらっしゃるかも♪
土用は、春・夏・秋・冬の各季節が移り変わる時の、いわばインターバルとも言える時期で、この約18日間を陰陽五行思想では「土の期間」とされていて、季節のエネルギーが大きく切り替わる、不安定な時期だとされています。
実は、土用の間には、昔からNGとされる行為があります。 特に有名なのは、「土いじりをしてはいけない」ということで、昔からの言い伝えによると、「土を司る神様である土公神様を刺激してしまうから」なのだそう。
この神様は、土用の期間中は土の中に宿っていらっしゃるのだそうで、その間は土を動かすことや(例えば植物の植え替えなど)、地鎮祭など、土に関連することをできるだけ避けたほうが良いと言われているのです。
そして、意外と知られていない土用のNG行為が、「口論を避ける」ということです。
陰陽五行では、土は安定や物事の基盤を司ります。 その安定が乱れることで、この時期に人間関係のいざこざがあると、その後も長引きやすいとされているのです。
言葉によって「気」を乱し、場のエネルギーを不安定にする行為とも言える「口論」は、土の神を刺激することで、災いを引き寄せると考えられていたようです。
夏の土用の時期は、梅雨明けから本格的な夏の暑さへと移行する時期ですから、気温や湿度の急激な変化に体が適応しにくく、体調を崩しやすい時期なんですよね。
睡眠の質も低下しやすくなるし、なんとなく体がシャンとしないことがあったりで、気持ちがイライラしやすかったりするの。
そんな時期に口論をすれば、普段以上に感情的になりやすく、収拾がつかなくなれば、そりゃ、人間関係の溝が深まるリスクは高まりますよね。
だから昔の人の知恵で、この時期には、できるだけ争い事を避けて、睡眠、栄養をしっかりとって、静かに過ごすことが賢明であるということなのだろうと思います。
ところで最近、「言い返さないのは、同じ土俵に乗りたくないだけ」という言葉を偶然目にして、あたくし、思わず膝ポンでございましたのです。
「同じ土俵に上がる」というのは、相手が設定した「場所」で、相手の「ルール」の中で、議論したり、感情をぶつけ合うということです。
これ、SNSでのコメントや、リプライでも同じだと思うのです。
言い返すってことって、かなりエネルギーを使う行為です。 相手の言葉に囚われ、感情的になって反論を組み立てようとすることは、非常に心を削られるものです。
言い返さない選択は、この無駄なエネルギー消費を避け、自分自身の穏やかさを保つための、とても賢い戦略であるように私は思います。
相手と同じ土俵に乗らないという選択は、自分自身のペースと軸を保つことに繋がります。
その分のエネルギーを、私は、自分のための時間や、自分の大切な人たちのために使いたい。
同じ土俵に乗らない選択、それは「相手からの支配を受けない」ということでもあると思うんです。
そもそも、「土俵」は、とても神聖な場所とされているものです。
土俵の歴史を辿ると、神話の時代にも遡るものらしいのですが、四方に神々を配して、中央には神が降り立つ依り代(よりしろ)としての意味を持たせているものなのだそう。。
土俵の四方、つまり東西南北には陰陽五行思想の四神が配されており、日が昇る側の東は「陽」、日が沈む側の西は「陰」を意味しています。
土俵の中央は、五行の「土」に当てはまる場所とされており、全体のバランスを取る役割を担います。
土俵の中心は、風水でいう「太極」の位置でもあり、土で作られた土の象徴とも言える円の中は、気が交わる場所であり、力の集中点ともいえます。
土俵は、単なる勝負の場ではなく、結界が張られた特別な聖域で、強力なパワースポットとして設計されているものなのですね。
お相撲の「ハッケヨイ❗️」の掛け声は、「八卦良い」という、縁起の良い言葉です。
土俵の中には、風水の理想の世界が見事にセットされているのか、と思うと、ちょっとした感動を覚えます。
だからこそ、自分の土俵は神聖なものとして、綺麗に保っておきたいよね。 あえて、変な人を乗せなくていいし、妙な人の乱れた土俵に上がる必要もないのです。
時々、「私は、口では絶対に負けない」と得意気に言う人に出くわすことってあるのですが、「一体、何と戦っているのだろう・・・」と、何だか気の毒に感じてしまうんです。
そんな方って、その「勝ち」が、どれほど空虚で脆いものかということに、気がついていないのですね。
相手を言い負かすことで「勝った」と得意になっている人が本当に得られているのは、相手からの尊敬でもなく、服従でもないと思うのです。
相手は、何も言い返せないんじゃない。
何も言い返さないのでもない。
本当に強い人、そして、相手よりも賢い頭を持った人は、相手が優位に立ちたくて仕掛けている勝負には、やすやすと乗っからないものです。
さて、そんなわけで、土用のこの時期には、「言葉の風水を整えること」に目を向けてみませんか。
気の乱れは、運の乱れにもつながります。
例えば、相手と同じ土俵に乗らないという選択は、自分自身の運気を守る、大切な作法だと思います。
声を荒げなくても、決してあなたの価値は揺るぐことはありません。
火のエネルギーが強かった時期を過ぎ、季節は「安定」を示す、土のエネルギーの季節に流れています。
土用のこの時期、言葉よりも沈黙に、勝ちよりも品格に、心を委ねてみませんか。

新宿で、鮑先生に北京ダックをご馳走になった後、てくてく歩いて新大久保で、美味しいかき氷までご馳走になってしまいました。
鮑先生のお店のチョイスはいつも見事なのですが、新大久保の中にも、こんな静かなお店があるんですね。 しかも美味しい💕
是非リピートしたいです♫
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つい最近とある事で先方にカチンと来て暴言を吐いてしまい、先方から注意を喰らった事でアタクシ自身ハッとさせられて平穏を取り戻したのですが。
夏の土用の時期は午未天冲殺の方が、つい彩先生の仰る通り土俵に乗ってしまいがちと申しますか。
アタクシも見事これに該当しており、且つ今月はいつも以上に短気になりがちでもあったが為に…「本当月運でも侮れないから、気を付けないとな。」と云う事を思い知らされました。
因みに先方へは間に入って下さった方がおり、そのお陰で事なきを得ております。
アタクシ、もっと寛大で在りたい。とも思い知らされた次第です。
智貴ちゃん
ご自身のことを、そんなふうに静かに振り返り見つめることのできるお姿、
私も背筋が伸びる思いです。
土用の時期は、確かに感情も周りのエネルギーもカオス状態になりがちですよね、
リラックスして過ごしましょう✨
逃げではない、同じ土俵に乗らない、まさにです!
祖母の葬儀動画流出以来、常識がなく話が通じない弟をLINEブロックしております。
無断で法事に行ったことで、長々とクレームのLINEがあったようですがモチロン目に触れることはなく…するとナント、私の大学生の長女に長々と私の悪口LINEが届いたそうで。娘はたまたま事情を知っている友達と一緒にいた時だったので、いきなりで泣き出してしまいLINEを見せたところ、こんなLINE姪に送るなんてお前の叔父さんヤベェな、と言われたと。拗れるのが嫌で最近までずっと黙っていたそうで、返信もしていないそうです。
私が弟の娘に同じことをしたらと想像できないのかと呆れました。私を負かして終わらせたいんですかね。
初盆なので、祖母を送りに「だけ」実家に行きます。もうお墓や実家に来ることはないかもしれないけれど、いつも思ってるからね、と声をかけてきます。
emiさま
まあ! あのあと、さらにそんなことが・・・‼️
お嬢様まで、とても悲しい思いをなさったのですね、
お気の毒に・・・。
「声を荒げなくても、決して自分の価値は揺らがないんだ」と信じて
ご自身の綺麗な土俵を守りましょう。
おばあさまには、emiさまの優しくて強いお気持ち、きっと届いていますよ。