タイタニック号にも、わんちゃんや猫ちゃんたちが乗っていました。
船室のネズミ退治に活躍をしていた船乗り猫のジェニーちゃんと、その子供たちをはじめ、多くのペットたちが一緒に乗船していたようです。
一等船客のペットたちは、飼い主さんと一緒に船室の中で過ごしていた子が大半だったようですが、デッキに大きな犬舎があって、そこで過ごす犬たちは、お世話係さんが毎日デッキで運動をさせてくれていたそうです。
記録によると、フレンチブルや、チャウチャウや、ポメラニアンなど、いろんなわんこたちが乗っていたみたい。
その中で、飼い主さんと一緒に救命ボートに乗り込むことができた、3頭の犬だけが奇跡的に生き残りました。
今回の羽田空港の事故のニュースを知った時に、まずはJAL機の乗客の方の無事を知って安堵したと同時に、ペットの犬を飼っている立場として、やはりすぐに「貨物室のペットは⁉」と気になりました。
そして、2匹のペットが犠牲になってしまったと知って、とても悲しい気持ちになりました。
この件に関しては、案にたがわず、多くの方が持論をお話になっており、すでに軽く炎上している投稿もあるみたいですね。
私の個人的意見を述べたところで、社会的に影響力があるわけではありませんし、そもそも、どなたかを不快することがあるのはイヤです。 それに、企業方針に物申すようなつもりもないのですが、
チワワのうきわを東京↔福岡間の移動に同行させる際には、私は新幹線のグリーン車を使うこと一択です。
理由は、もちろん、飛行機の貨物室に預けるリスクを考えてのことなんです。
たとえ新幹線のように、飛行機でも膝にのせての移動が許されたとしても、飛行機の気圧の変化で、犬が呼吸困難を起こしたり、極度のストレスを与えてしまうリスクを避けたいのです。
それに、離発着の大きな音で、もし犬がパニックを起こして、吠えたり騒いだりすれば、狭い客室内では周りの方に迷惑をかけてしまいます。
それ以前に、周りに動物が苦手な方や、アレルギーがある方がいらした場合、狭い機内の中では大変不快な思いをさせてしまうでしょうから・・・。
もともと、マズルの短いフレンチブルちゃんとか、パグちゃんたちは（つまり、鼻ぺちゃタイプのキュートなお顔の子ね）、航空会社の規定で、貨物室にも載せられないことになっているかと思います。
気圧の変化だけでなく、特に暑さに弱い犬種らしく、飛行機の貨物に乗せる時に、外で待たされている間に、暑さのせいで命を落としてしまうリスクがあるのだそう。
貨物室の温度は客室と同じだそうですが、たとえ室温が快適でも、飼い主と離れてクレートに入れられて、暗い場所で数時間過ごすのは、事情のわからないペットたちにとっては、ものすごくストレスになるでしょう。
犬と一緒に旅ができる海外のエアラインで、うきわを膝にのせて一緒に機内で過ごすことには、とっても憧れるけど・・・うきわも、わりとマズルの短いタイプのお顔の子ですから、体への負担を考えると、実現させることはないだろうなと、以前から考えておりました。
でも、たとえ新幹線でも、もちろん近くのお席には、動物嫌いの方がいらっしゃる可能性がありますよね。
実際に、通路を通りかかった乗務員さんに、失礼にも、キャリーバッグの中からうきわが吠えてしまったこともあるので、移動中は私も常に気を張っちゃいます💦
ところで、動物アレルギーでは、猫ちゃんへのアレルギーの方が一番多いのだそうで、ネコちゃんの皮脂腺と、唾液のたんぱく質がアレルゲンなのだそう。
ネコちゃんって綺麗好きですから、お食事のあとは丹念に、自分の身体をペロペロ舐めてますよね。その時に、体にくっつく唾液に対して、アレルギーが起きちゃうってことみたいですね。
次に、犬にアレルギーを起こしてしまう方の場合、原因は、ほとんどが犬の皮屑（つまりフケね）らしいです。
そこで旅行の前のうきわは、ペットの美容院に行って、念のために綺麗にシャンプーしてもらうことにしています。
そして、新幹線は時間帯を選べば、たいていグリーン車の車両だと、空席がめだっている場合が多いので、周りの方にかけるご迷惑が最低限ですむのかなと・・・。
更に、毎回必ず、一番ドアに近い席を予約して、すぐにデッキに移動できる体制をとっております。
移動中のうきわ。 「見てるよ」
博多～東京の新幹線移動は、ちょうど5時間。 うきわにとって、キャリーバッグのなかで過ごす5時間は、結構長いと思うけど…。
私の場合は、そんな理由で、ペットとの旅行には、はじめから飛行機を使わず、注意しながら新幹線を利用しますが、どうしても飛行機を使わないといけないという方も、たくさんいらっしゃることかと思います。
例えば、転勤や転居による遠方への移動の場合とか。
いずれにしても、飛行機で「膝にのせて」の移動が可能だとしたら、それはあくまでも抱っこできるサイズのペットに限られますよね。
猫ちゃんか、犬だとせいぜいトイプードルとかミニチュアダックスくらいの小型犬までだと思います。 ドーベルマンとかゴールデンレトリバーなんかだと、絶対に無理だもの。
うきわの通う、ドッグスクールに来ているわんちゃんの中には、私よりも体重がある子だってたくさんいますからね(笑)
そんな子たちを、客室に載せることができたとしたら、かなり広いスペースの確保が必要だと思います。
愛犬家の立場として言うと、万が一、今回のような大惨事のさなかで、搭乗客が全員無事に避難するために、大型犬も一緒に逃げるというイメージをすると、犬には事前に相当な訓練をしておかなければ不可能かと思うんです。
でも、せめて手荷物サイズの猫ちゃんや小型犬なら可能だろう。 人間の赤ちゃんだって、抱っこされて避難できているはずだから。
というご意見も、当然あるかと思います。 実際、我が家の体重1.6㎏のうきわでも、成猫よりはずっと小さいですから、確かに「可能かも？」って気はします。
しますけどね、私は、先ほど述べてきた理由で、チワワのうきわを、飛行機の旅に同行させる予定がないので、日本の航空会社にも「規定を見直すべき‼」と意見をするつもりがないのです。
家族旅行では、犬も泊まれるホテルに車で行っておりますし、先日家族で韓国に行った時には、うきわはドッグスクールにお泊りしました。
その時、スクールから送られてきた動画のうきわは、私たちが思った以上に楽しそうに過ごしていて、ここにお願いして本当に良かったと思いました。
なので、旅行や長期の外出の際、わんちゃんやネコちゃんが、お家で過ごすみたいにリラックスして滞在できるような、安心して預かってもらえるところを探しておかれるのは、とても良い方法ではないかと私は思います。
あるいは、安心してお任せできるペットシッターさんに、毎日１～2回の訪問をお願いするとか。
わんちゃんや猫ちゃんは、私たちにとって、とても大切な家族の一員で、彼らにとっては、飼い主さんとの生活が、世界の全てなんです。
彼らは、あっという間に人生を駆け抜けていってしまいます。 その貴重な時間を大切にしながら、一緒に過ごしたいではないですか。
だけど、ペットがいるから、旅行や外出ができないというのでは、飼い主さん方にとってのマイナスになっちゃいます。
私たち、愛犬家や愛猫家にとって、犬や猫は大切な家族の一員です。 荷物として扱ってほしくないという気持ちは、心情的にはものすごく理解できます。
でもだからといって、規定を変えて、飛行機の座席に乗せるべきだろうというご意見に対しては、私は、そんなに単純な話しではないのかなという気がします。
今回の羽田空港の事故で、悲しいことに犠牲になってしまったペットちゃんのことを思うと、あまりにかわいそうで、とても胸が痛みます。
避難時に、貨物室残されているペットのことを思うと、きっと胸が張り裂けそうなほどお辛かっただろうと思うのです。
そして今も、飼い主さんが、どれほど深いお悲しみの中におられるかと考えただけで、お気の毒でたまりません。
心からお悔やみ申し上げるとともに、2匹の可愛い魂が、どうか安らかでありますようにとお祈りします。
今日もご覧下さってありがとうございます。
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