カウンセリング・心理学

ペットロスと、新しい命を迎えること

先代の、チワワのうきわの旅立ちの日から、ちょうど4年が過ぎました。

悲しい出来事があるたびに、「明けない夜はないし、止まない雨はない」と、これまで自分を元気づけて生きてきたけれど、先代うきわとのお別れは、人生のうちでこんなに悲しい出来事はないと思ったほど、悲しくて悲しくて涙が止まりませんでした。

こんなに泣いたのに、体のなかにまだ、こんなに涙が残ってるんだ・・・と、どこかで冷静に驚く気持ちが湧いてくるほど、あの時はたくさん泣きました。

この悲しみの夜は明けず、涙の雨は上がらないのではないかと思いました。

それは、コロナ禍に入る直前の松の内が明けたころ。 いつものように、お正月を両親とBeBeと一緒に自宅で過ごして10日ほどたったある日の午後、先代のうきわは、急に小さな咳をし始めたと思ったら、たちまち容体が悪くなりました。

お世話になっていた動物病院の先生は、うきわのために、病院に泊まり込んで付き添ってくださり、お陰で一時は持ち直してくれたのです。

お昼間に会いに行ったときには、ちゃんと体を起こして私たちを迎えてくれて、その気丈な姿に、私たちは驚き、大喜びしました。 

回復して自宅に戻ってきたときのためにと、BeBeが酸素ケースの手配をすると、業者さんがすぐに自宅に設置しに来てくださいましたから、万全の準備を整えて、また、その日の夕方に会いに行くことになっていました。

「またあとでね~‼」 それが、彼女にかけた最期の言葉になりました。

10才をすぎてから、だんだんと高齢犬特有の白内障になり、前の年に両目の視力を失ってからは、これまでのように、自由に家の中を駆け回ることはできなくなりましたが、それでもかつてのカンをたよりに、一人でトイレにも行けていたくらい、とてもしっかりとした子でした。

小さな体で一生懸命頑張ってくれたのだけど、私たちが会いに行く予定の時間のほんの少し前に、まるでストンと眠りに落ちるように、あっという間に逝ってしまいました。 

きっとね、彼女はその瞬間を、私たち家族には見せたくなかったのだと思います。

動物病院からの知らせを受けて、大急ぎで駆け付けた時、くったりとした小さな体は、まだとてもあたたかくて、やわらかくて、頭を撫でた時のふんわりとした毛の手触りも、小さな小さな前足の感触も、なにもかもがいつもどおりでした。

お気に入りだった、アヒルさん柄のフリースの毛布に包まれた、小さな体を抱いて自宅に戻り、私たち家族は一晩中、泣いて過ごしました。

とても小柄なチワワでしたが、高齢になって、食が細くなってしまってからは、体重がたったの1.2㎏しかありませんでした。 

でも、家族の一員として過ごした15年間の彼女の役割と存在感は、あまりにも、あまりにも大きなもので、彼女が私たちに贈ってくれた、たくさんの笑顔と、たくさんの幸せな思い出の量といったら、とても計り知れないのです。

目が見えなくなってから、わざわざ「わん!」と声を出す訓練をしたほど、吠えるということをしなかった、とても大人しくておっとりとした子でしたが、静かな意志の強さと、頑固さもちゃんと備えてました。

彼女が高齢になってきてから、彼女と暮らす時間の貴重さを、私はとても意識するようになりました。

それで、できるだけ体に良い食事を与えることで、健康で出来るだけ長生きしてもらいたくて、信頼する獣医さんのご指導のもと、毎日の食事は手作りのものに切り替えたのです。

家族の健康のことも考え、陰陽五行の知識も深めたいと思い、丁度、薬膳の勉強をしていたこともあり、犬の健康のための食事のことも、いろいろと調べて学びはじめました。

実は我が家では、かつて、保護犬だったヨークシャーテリアのルイスを迎えて、最後を看取ったことがありましたから、私たち家族が飼った犬との最後のお別れを経験したのは、先代のうきわで2匹目になります。

ルイスを迎える際には「5才くらい」ときかされていましたが、実際はすでに高齢になっていたようでした。 一体、うちに来る前にはどんな辛い思いをさせられていたのか、来た当時には、ちょっと心配になるような様子をみせていた子でした。

そんなわけで、私たちに心を許してくれるまでには、ちょっとだけ時間がかかりました。

ルイスは気難しくて誇り高く、カクシャクとしたイギリス老紳士のような子でしたが、やがて、大好きな父を守るために、いつも父にぴったりとお尻をつけて離れようとしない、小さな忠犬になりました。

彼は、我が家に来た時には、すっかり歯を悪くしており、そしてすぐに白内障になってしまったのですが、見えなくても、一番大好きな父の気配を察知した時だけは、大きな声で吠えて全身で喜びを表現していました。

そんな経験から、先代のうきわも、瞳が少し曇り始めてから、早めに眼科専門の獣医さんにかかり、こまめに目薬を差し続けて進行を抑えるように努めたのです。 それでもやっぱり、最終的には失明してしまいましたけど。

ただ、犬との生活をできるだけ充実させて、できるだけ長く一緒に幸せな時間を過ごすためには、飼い主側は、あらゆる方面での正しい知識を持つことがとても大切だと、日に日に強く感じるようになりました。

そんなことから、子犬の時分は真っ黒だったうきわが、徐々にシルバーカラーに変わってきた頃、私たち姉妹は、ペットシッターの勉強をして、ペットシッターの資格を取得したんです。

さて、2代目となるうきわを迎えたのは、先代が虹の橋を渡った年の10月。 あの日、千葉の佐倉市にあるブリーダーさんのお宅での、初対面の瞬間を、私は生涯、忘れることはないと思います。

お尻ごと尻尾を振りながら、私の胸に抱かれた時の、まだミルクの香りのする小さな小さなうきわの暖かさと、全身からあふれる、しっかりとした生命力。 抱きとめた瞬間に、その力が伝わって来て、燦燦とした幸福感と、まぶしいくらいの希望に包まれた気がしました。

まるで、切れかけた電池を新しいものに交換したときのような感じ。 自分の体中に、新しいエネルギーにみなぎったような、体の中に新風が巻き起こったような衝撃的な喜びを感じました。

新しい子を迎えた時の喜びって、こんな感じです。

ああ、この小さな命に接するこの感覚・・・♡ と、かつて体験した幸福感が、新鮮によみがえってくる。 これはもう、2倍にも3倍にも幸せな感じです✨

ペットロスの悲しみと痛みは、とても大きなものです。 私のつたない文章力では、あの辛さを、とても文字にして伝えることはできません。

今でも、あの時のことを思い出すと、やっぱり涙が出ちゃいます。

あんな思いは2度としたくないから、もう絶対にペットは飼わない。

と仰る方も大勢いらっしゃいます。 私は、そのお気持ちがわかるからこそ、あえてお伝えしたい。

そのお悲しみが少し癒える頃、どうか、また新しい命を迎えて欲しいのです。

虹の橋に向かって駆けて行った、あの子との素敵な思い出を、新しい命と一緒に過ごしながら、たくさんの笑顔に変えることができます。 

前の子にしてあげられなかったことを、前の子の時には気づいてなかったことを、今度はもっと、たくさんしてあげられます。

新しい命がお家の中に巻き起こすエネルギッシュな息吹は、幸せと生きるモチベーションを与えてくれて、目の前がとたんにキラキラと輝き始めますよ。

風水的に、ペットの犬や猫がお家にもたらす吉効果は、「動のエネルギー」を作り出してくれること。 家の中の気を動かすことで、エネルギーを常にフレッシュに保つことができるため、お家に吉運を呼び寄せてくれます。

今日もご覧下さってありがとうございます。
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