カウンセリング・心理学

悪いニュースと良いニュース

気持ちの良いお天気に恵まれた週明けの朝、突然鳴り響いた電話は、ちょっとした悪いニュースを伝えるものでした。

実は私は、昔から電話の音が苦手です。

そもそも、何の前触れもなく、いきなり鳴るところが・・・イヤなのよね。

毎日決まった時間に「今日は○時と◯時に、お電話そ〜っと鳴らしますよ❤️」と、優しく事前告知をしてくれたらいいのに。 

そしたらあたくしも、心の準備ができるってものよ。

振り返れば10代の頃から、私の周りには(過去にお付き合いした男性も含め)長電話が大好きな人が必ず何人かいて、日常的に、電話で数時間も拘束されることが多かったんです。

もちろん私だって、「電話は要件のみで済ませたい」というタイプなわけではないのですよ? だって、おしゃべり大好きだもん♪ 特に好きな人とのおしゃべりって、どんな内容でも楽しいよね。

でも、長電話が好きな人って、自分には、ゆっくり話せる時間があるって時に電話をかけてくるもので(当然だけど)、こちらの都合はあまり気にしない人が多いものです。

こちらにしてみると、突然かかってきた電話に、それから何時間もお付き合いすることになるわけで、自分のやりたいことができなかったり、大幅に予定が狂ってしまって困ることもある。

うう、そろそろお風呂に入りたい・・・。
あちゃ〜、明日の朝は早いんだけどな・・・。

そんなことを思いつつ、「そうなんだ、そっか、それは大変だったね〜」なんて、相槌を打つわけ。

長電話が好きな人からの電話ほど、こちらから切り上げるタイミングを探すのが、難しいものですよね(笑) 

どういうわけか、昔から私の周りには、長電話が大好きな人が必ずいて、他愛もない話を延々と聞かされたり、悩み事や愚痴を何時間も聞かされたりということが本当に多かったんです。

ありがたいことに、最近は、ほとんどがメールかLINEでのやり取りになっているので、いきなり鳴り響く電話の音にドキっとさせられることは極端に減りました。 本当に有り難い。

ところが最近、スマホを使い慣れてきた父や母が、外出先からの他愛もない用事で、電話をかけてくることが増えたんですよね。

外出先の高齢の親から、いきなりかかってくる電話・・・一瞬、「やだやだ、もしや何かあったのでは!?」と、つい身構えちゃうわけです。 

で、恐る恐る電話に出ると、聞こえてくるのは、いつも呑気な声で、その用件といったら本当に、とても他愛もないことなんですよね。

ビビらせんといてくれよ。

そんなわけで最近、ますます電話の音が苦手なのよね、あたくし。

そのうえ残念なことに、今日かかってきた電話はお気楽な内容ではなくて、ちょっとした悪いニュースでした。

でも私、そのお知らせを聞きながら、その中からすぐに3つの「良いニュース」を見つけました。 これって、もしや才能??(笑)

楽観的なのかもしれないけど、何か起こった時って、私は必ず「ああ、これくらいで済んでよかった!」って思うんです。

コップの水理論ではないけれど、私はコップに水が半分入っていたら、「まだ半分もある、良かった❤️」と思うんですよ。

本気でそう思うんです。

例えば、「100個の折り鶴を折って」と頼まれたとして、50羽折れたところで、「もう50羽も折れた、半分まできたんだから、これはもう、ほぼ済んだも同然だ❤️」って、私は思うの。

この思考は、もちろん生まれつきのものではありますが、「悪い方に考えたって、不安になるだけ❗️」と思うからなんです。

だったら、明るく物事を捉えた方が結局、結局自分が楽だから、という思いに行き着いたという、人生上の経験的なものも加わっているのだと思います。

もちろん、「コップの水が半分しかない」と思うタイプの人には、それはそれで、メリットがたくさんあるのですよ。

なにしろ「まだ半分もある」と、楽観的に捉えている人よりも、「これ以上水を減らさないために、どうしたら良いか」と、いろんな対策を考えたり、早い段階で、「完全に水がなくなってしまった場合」の想定ができるということだから。

「正常性バイアス」という心理学用語があるのだけど、これは、自分の心の安定を保つために、何か起こった際に、「これくらい大丈夫」と思う心理のことをいいます。

物事を楽観視できて、多少のことが起きてもど〜んと構えていられるなんて、ネガティブな性格に悩んでいる人からすると「羨ましい」と思えるかもですよね。

でも、「大丈夫」という気持ちもほどほどにしておかないと、危険な時もあります。 例えば災害の時に逃げ遅れたりなんてことがあって、大変なことを引き起こす可能性もあるわけです。

そこはまあ、判断力と対応力の問題でもあるけどね。

子供の頃、父から聞かされて、とても印象に残っている話があります。 父はゼネコンに勤めていて、事故対応の部署に所属していました。

父が言うには、事故で大怪我をした人は、意識をしっかり持ってくれていることで、最悪の事態を免れることがあるらしいのです。

でも、大怪我をした人に対して「うわ〜❗️どうしよう大変だ❗️」と、周りがパニックになってしまうと、怪我を負った人はその言葉で、す〜っと意識を失ってしまうようなことがあるそうです。

だから父は、仕事で事故が起きて駆けつけた際に、怪我をした人に必ず、「ああ、良かった❗️ 大したことなくて安心した❗️」と声をかけるようにしているのだそうです。 

すると、不思議と、怪我をした本人も、意識をしっかりと持って頑張ってくれるのだと。

病院で見舞った際でも、「この程度で済んで良かったですね。 きっとすぐに良くなりますよ」と声をかけてあげた方が、「大変な怪我だった、大ごとだった」というよりも、本人の回復の力になるのだと、父は言っていました。

ネガティブな人は、心配したり不安になることで、自分の気持ちだけでなく、周りの気持ちのテンションまで落としてしまう場合があります。

元気という言葉には、気持ちの「気」の文字が入っているように、気を下げるのも上げるのも、自分の気持ちの持ち方で変わるのです。

悪いニュースを聞いたら、その中には「でも、これは良かったよね」と思えるような、良いニュースが必ず隠れているものです。 それを見つけることが、物事をさらに悪くしないコツなのだと、私は思っています。

その良いニュースって、つまり「希望」ってことですものね✨

15日だったので、氏神様にお参りに行きました。 境内の脇に、かわいいお花が咲いているのを見つけました。

ふと足を止めて、写真を撮りながら、自宅の近くにこんな小さな自然がたくさん残っっていて、こうして足を止めて眺めることができるって、幸せだなって思いました。

自然の生きる力からは、人もエネルギーをもらえます。

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