今日は、お天気になりましたが気温はちょっと低め。 特に朝晩が結構冷え込むので、避難所では毛布の不足があるらしいことが心配です。 余震は断続的に続いています。
「WITH THE KYUSHU プロジェクト」として、福岡市では、日曜日の午後から、支援物資を集める活動が始まりました。福岡市民が持ち寄る救援物資が、続々と集まっています。
福岡市は政府の物流拠点として、最近統合移転したばかりの青果市場の跡地の提供を提案しました。 ここは、空港や駅や高速道路のインターなどがすべて近くにあるんです。 全国からの物資をまず福岡市に集めて、ここから消防と自衛隊のヘリ、さらに陸路と海路から物資を届けるのですよ~! 熊本、大分の被災者の方々、待っててくださいね‼
でもね…。 今の段階では、どうやら被災地には物資が届いているところと届いていないところがあるようで、情報も錯綜しており、実際のところどうなんだろー、と思うことがたくさんあります。 どうやら、物流がうまくいってないみたいで…。
いろんな情報が入り混じって届くので、実際にどうなのか、どの情報が真実なのか、どの意見に従うべきか、近隣に住む私たちにとっては悩ましいところであったりします。
福岡では家具が倒れたり、電子レンジやテレビが落っこちて壊れてしまったという気の毒な方はいるものの、自宅に住めないというような大きな被害は受けていないので、自分たちが被災者の方々にできることはなんだろう…と、みんな考えている状態です。
そんな中、昨日は、関西テレビさんの中継車が、給油のためにガソリンスタンドに長蛇の列を作っている被災者の方々の車に割り込んで給油をすませ、「ちゃんと並んでほしい」という注意を無視したということで、関西テレビ側から謝罪が出ていたようですね。 なんでも、割り込んだ理由は、中継までに時間がなくて、急いでいたから…なんですって…。
各局の報道の車がたくさんあることで、救援物資の受け取りの場所に被災者の車が少ししか入れずに困っている。 マスコミの人たちが呼んだタクシーのせいで、ロータリーに入れず、物資の搬入搬出ができない、という話しや、報道のヘリの音で、被災者への町内放送が聞こえない…などの声も聞こえてきます。 何のための報道なのか、大切なことは何だろうって気がするんですよね。
余震が続く中、つぶれた家のがれきの中から救出作業が行われているのを撮影する報道陣が、なんだか救出の妨げになっているように見えてしまうことにも、たまらない気がします。 あの様子をみながら、泥やほこりまみれになって、ようやく助け出されてくる人の顔や様子を、どうにかカメラでとらえ、放送しようとする報道側の意気込みのようなものが伝わってきます。
救出作業をしている方たちも命がけの現場で、ようやく一命をとりとめた人の様子を、我先に報道したいというプロの熱意は理解できるんだけども、なんだか私はちょっとした狂熱的なものを感じます。 いったい全国のどれだけの人が、被災者の方のお顔を覗き込んでみたいと望むだろうか…と思っちゃうんですよ…。
もちろん、報道が伝えてくれなければ、私たちには情報が入ってきません、ただやきもきしながら、「状況はどうなってるんだろう…‼」と心配するしかないわけですよね。 難しいところです。
福岡からも直接救援物資をもって熊本に向かっている人たちがたくさんいるのですが、渋滞を招かないよう、現地の混乱を増やさないよう、軽率な熊本入りは控えるべきだという意見も出ています。
それに対し、「その辺の偽善者のボランティアと一緒にしないでほしい。 自分たちはきちんと考えてやってるんだ。 物資が届かず困っているところがあるから行かねばならないんだ!」という反論もあったりで、私の周りの人たちが戦々恐々となってたりするんですよ…。
命救助の壁72時間、そこは、救助のプロ、重機や専門の機材を扱えるプロの方たちが、動きやすいよう協力をすべきだと私は考えていて、むやみやたらに素人が手を出しちゃいかんのじゃないかって思うんですが、いてもたってもいられず、被災地に向かう人たちもたくさんいます。
実際にお身内やお友達が被災していることで、とにかく現地に向かおうとする方たちのお気持ちも、痛いほどよくわかります。 でも、沢山の車がちょうど週末と重なって渋滞を巻き起こし、救助や医療関係者などの被災派遣のプロたちの妨げになったという話もあって、だからとても複雑なところです。
自衛隊だけで25,000人とききましたが、さらに警察、消防、医療関係者などのプロ集団被災派遣として、現地入りをしています。 さらに報道陣。 九州の地方の静かだった町はもう、パニックです。
福岡在住で、熊本がご実家のある女性が、フェイスブックに周りの友人たちが書き込んでいる、「今日は楽しかった~♬」「今○○食べてます、美味しい~♬」という投稿が、「とても不愉快‼ 今後そういうことは書くのをやめてほしい‼」と書いていらしたということで、私の知人女性がそれを見て、気に病んでいました。
実家の家族や親戚たちが心配で、自分はこんなに大変な時なのに、そんな時に、楽しい、美味しいの投稿をする人がいるなんて、「不愉快です‼」と書いてあったことに、彼女はご自分にもあてはまると思われたようです。 それを見た彼女自身も、ある意味、不愉快な思いをされているわけです。
東日本大震災の時も、自粛ムードに対する意見を投じた人がいらしたけれど、確かに私も、元気な立場が元気でなくちゃ、励ますことはできないよねっ‼ってあの時思ったのですが…。
いろんな意見があることだし、何が正しいといえることでもないので、私も彼女にあえて何も言わなかったのだけど…。
これってね、例えがヘンかもしれないけど、例えばなかなか赤ちゃんを授からなくて悩んいるお友達には、自分の赤ちゃんの写真入りの年賀状を送るのはひかえておこうとか、ペットを失くして落ち込んでいる友人には、自分のペットの写真入りの年賀状を送るのはひかえておこうというような配慮とは、ちょっと異なる気がするんですよね。
彼女を慰めたある知人男性が言っていました。 「僕の友達は、死を目の前にして治療と戦っていたけど、僕らの楽しげな投稿を見て、絶対に治して自分もあそこに行く!と心を奮いたたせて生還したんですよ。 苦しい時に、楽し気げな投稿を見て嫌じゃないか?って本人に聞いたら、社会と繋がってる感じがするからどんどん楽しんで!と言ってましたよ。 だから捉え方はそれぞれです。」 と。
偉そうなことを言って不愉快になる人がいるかもしれないけれど、私は思うんです…。 幸せは、ゆとりのあるところにしか入ってこない。 だからね、幸せの入れるスペースをあけておくことは、とても大事なことなんですよ。
私も相変わらずおうちごはんの紹介しちゃいます。 先日は、夜中も続く余震で眠なくて、食欲がないって両親がいうから、こんなものを作ってみたよ~。
おろしそばとちらし寿司♬ 食欲なくてもこういうものだと結構食べられちゃったりするんだよね。
昨日は、自宅でしゃぶしゃぶにしたのだけど、相変わらず両親があまり食べられず、おうどんやお肉が残っちゃったので、シメに春キャベツの焼きうどんを作ってみましたよ♬
さてここでいつもは私の応援をお願いするところだけど…今日は、みんなで九州の熊本と大分を応援してください!とお願いします。