ほんの十数年前まで、ワイキキの真ん中に、そこだけ時間が止まってしまったかのような、とても神秘的なエリアがありました。
以前のインターナショナルマーケットプレイス
まるで木の精霊が宿っているかのように思える、樹齢150年を超えた、とても大きなバニヤンツリーの老木が、昼間でもあたりを薄暗くみせるほどに枝を広げていて、なんだかここだけ時代から取り残されてしまったように思える、エキゾチックな異空間でした。
夜になると、さらに怪しさを増す、なんともミステリアスで魅力的で不思議な場所が、当時のワイキキの真ん中にあったのです。
ハワイの妖精とか、不思議な魔術が使える老人とかが、本当にいそうな気がする場所だったけど、実際、あの頃は、バニヤンツリーのあたりにいるという、知る人ぞ知る伝説的なサイキックタロッターを訪ねて、各国のCAさん達が、ステイ中に密かに訪ねているらしいという噂がっありましたっけ。
すでにもう、かつてのインターナショナルマーケットプレイスのことを、知らない人も増えてきているかもしれません。
ここが取り壊され、再開発されると知った時に、「あの木は一体どうなるの!?」と、一番に思いましたっけ。
長い工事の期間を経て、すっかり新しく生まれ変わり、残念なことに、かつての魅力は完全に消えてしまいました。
初めは、高級デパートの”サックス・フィフス・アベニュー”が入っていたのだけど、そりゃもう、あのサックスですから、店内はとても煌びやかで素敵だったけど、なんというか、求められていないモノが君臨している感が半端なかったんですよね・・・。
以前はとても賑わっていたあの場所が、高級すぎて、とても寄りつけない場所になってしまいました。
ちなみに、サックスはすぐに撤退してしまい、昨年ハワイを訪れた際には、まだオープンしていなかったのだけど、その後にはすでに、アメリカ大手のディスカウントストア”ターゲット”が入店しているはずです。
なんだかなあ。
福岡の天神の再開発の後にも、国内最大規模のシャネルブティックがオープンするらしいです。
そんなの、誰が必要としてるんだ?
いや、あたくしなんかがとてもお買い物に出かけられるような場所でなくなっちゃったからって、負け惜しみで言ってるわけではなくて。(それも少しはあるけどさ)
私もかつては海外ラグジュアリーブランドに在籍していた経験があるので、福岡の街の商圏の個性に関しては、ある程度はプロ目線で把握している。
インバウンドに期待しているということだろうか。
それにしても、である。
この街に、一生住み続けるつもりではいるけれど、大好きな街が望まぬ方向に変化してしまうということは、悲しく、そして寂しい。

ワイキキの、キングスビレッジもなくなっちゃったんだよね。
ここも好きだったなあ。

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