GWも本日が最終日となりました。
福岡に戻り、まずは氏神様へのお参りに行って参りました。
先月の、ちょうど桜が終わる頃に東京に向かったとき、東京のBeBeのお部屋の玄関から見える八重桜は、まだたくさんの花をつけていて、今年もこの景色の中で過ごせることに、小さな幸せを感じました✨
その花も、すっかり散ってしまった頃に帰福しましたら、福岡の氏神様の神社の境内は、すっかりとみずみずしい若葉に覆われており、出かけた頃とはすっかりと景色が変わっていました。
この季節の鮮烈な若葉の成長の速度には、毎年のことながら新鮮な感動と驚きを感じます。
「春」から「初夏」へと向かう季節のエネルギーの旺盛さを目の当たりにすると、古くから続くこの国の、先人たちが、心から自然を崇拝し尊んできた気持ちを、時代を超えても分かち合えるような気がするのです。
陰陽五行では、春の季節の象徴は「木」のエネルギーです。
暖かな陽気に包まれた木のエネルギーが旺盛になると、実は、人には鬱々とした感情が高まるという影響を及ぼします。
さらに、木のエネルギーが強まれば、その感情は「怒り」へと変わります。
気持ちが軽やかになるはずの春の季節に、些細なことでイライラしてしまったり、感情のコントロールが難しくなってしまうことがあるのは、木のエネルギーが心に作用しているからかも。
5月のGWの頃、つまり、ちょうど今日あたりから、五行では「火」の季節である夏へと変わります。
この季節、火のエネルギーは、人の心に「喜び」の感情をもたらします。 なんだか嬉しいですね✨
ただし、火のエネルギーが過剰になりすぎると、人は慎重さに欠いてしまいがち。 考えるよりも先に行動を起こして失敗しないよう、暴走を抑える気持ちを持つこと、心にゆとりを持たせることが大切です。
夏の火のエネルギーが旺盛になると、自己中心的になってしまうことがあると言われます。 ですからトラブル回避のために、相手の気持ちを確認したり、周りと足並みを揃えることを意識することも大事でしょう。
そして、普段からぐっすりと眠れないというお悩みをお持ちの方にとっては、この時期から旺盛になってくる火のエネルギーは、上質な睡眠の妨げになりがちです。
火のエレメントが象徴する「喜」の感情は、火が旺盛になることで過剰になれば、心の疲れとなりかねません。 アグレッシブな状態が続くと、心や体の負担になってしまうのですね。
興奮した心の状態は、生活のリズムを崩してしまいがちで、なかなか眠りにつけなかったり、眠りが浅い状態で朝を迎えたりと、睡眠の質を低下させてしまう原因となります。
これから気温が高くなってくる時期ですが、お風呂を簡単にシャワーで済ましたりせず、ゆっくりとバスタブに浸かって、心と体のバランスを安定させ、快適な眠りにつく準備をなさることをおすすめしたいです。
お気に入りの入浴剤をお使いになることもおすすめですよ💕
私も、先日、お生徒さんから素敵な入浴剤を頂いたので、毎日のバスタイムが余計に楽しみになっています。
五行のことを知ると、日々の生活のさまざまな助けになります。
そして、学べば学ぶほど、昔の人たちは、季節と共に上手に暮らすための、たくさんの知恵を持っていたのだなあと思うのです。
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