というわけで、お話の続きです。
あの文豪、夏目漱石先生は、「自分の好きなことを仕事にはしない方が良い」、という内容のご講演をなさっているようですし、あのひろゆき氏も、好きなことを仕事にすることには反対意見でいらっしゃるとか。
自分のやりたいことを仕事にしたことで、今、幸せに過ごしている人もいれば、やりたいことを仕事にしたはずなのに、幸せを感じられていない人もいます。
それ以前に、せっかくやりたいことが明確になっているのに、それをなかなか仕事にすることができない、という人もいます。
アタクシごときが、夏目漱石先生や、論破王のひろゆき氏と同意見だと申し上げるのは烏滸がましいことですが、アタクシなりの考えを述べさせていただくと・・・。
好きなこと、やりたいことを仕事にしようとするときに、本来重視すべき大事なことに気づかず、自分が「やりたい」と思うことばかりに意識が向けられていたら、けして成功は望めないと思うのです。
私は、仕事に選ぶ時の条件の中で、特に大切にしたいこととして、この3つを挙げています。
・好きなこと
・得意なこと
・やりたいこと
まずは自分の「才能」だとか、仕事の「適性」だとか、難しいことは考えず、自分の好きなこと、得意なこと、やりたいことの3つを見つけます。
そうしたら、その方向性を「仕事」へ向けてみたときに、それは現実的に「人から求められること」なのかどうか。 つまり、他者からのニーズがあるかどうかということを、考えるべきだと思うのですね。
実は、これはとても重要なことです。
なぜなら、仕事として成立させるには、自分目線ではなく、他人目線によるニーズとマッチングしていなければならないからです。
よく、「他人がどう思うかより、自分がどうしたいかの方が大事だ」という人がいますが、やりたいことを選ぶ際にはそうかもしれません。 でも、「仕事」をするとなると、それは、社会に向けて行う行為。 収入を得るためのものです。
自分がいくら仕事にしたいと思っても、誰からも求められなければ、それは仕事としては成立しないのですから。
「いやいや、そりゃそうでしょうよ!」と思いますよね。 でもね、意外と、このことを重視していない人がいらっしゃるものなのですよ。
その落とし穴になっているのが「やりがい」という言葉です。
誰もが、自分の好きなことで、得意なことで、何よりも「やりたい!」と思えることを仕事にすれば、当然「やりがいが得られる」と信じがちですよね、でも、そもそもそれ自体が、完全に自分目線だと思うんです。
仕事となれば、自分の気持ち以上に、相手からのニーズや、相手の満足度の方が、圧倒的に重要で優先されるべきものです。
仕事にするからには、あなたの「やりがい」や「やりたい」や「好き!」という気持ち以上に、他人の意識に目を向けることが大事なんです。
よく、自分のやりたいことで、
「人に感動を与えたい」
「人を喜ばせたい」
「人を助けたい」
という人がいらっしゃいます。
これって、相手のことを思っているように見えますが、実は意識は自分に向けられています。 だって、それで自分が満足するのだという、希望を語っているわけですもの。
この時点で、意識は自分に向けられているんです。
仕事において「やりがい」というものは、相手に満足してもらえた結果による、見返りのような形で得られるものなので、自分一人で完結するものではなく、そもそも、仕事をする上で、こちらのやりがいは、相手にはあまり関係のないことです。
相手にとっては、こちらのやりがいなんかよりも、仕事の質や、提供される内容の方が、よほど重要なわけですから。
なので、自分の好きなこと、やりたいことを仕事にすれば、やりがいが得られると信じ込むのは、ちょっと危険なことだし、やりがいは、期待通りに得られるものではないということを、理解しておかれた方が良いかと思います。
特に、ご自分がコミュ障だという自覚がおありの方や、かなりの「人見知り」だと思っていらっしゃる方、それから、他人の気持ちに配慮したり、他人の感情を読み取ることが、あまり得意ではないというタイプの方は、ご自身の想いに、慎重に向き合ってほしいのです。
やりたい仕事に対しての思いが、自分目線に偏っていないか。 そもそも、好きなこと、やりたいことに対する目標設定は正しいのか。
大事なことなので、もう一度言います。
好きなこと、やりたいことは、自分目線で自分のやりたいように、いくらでも極められますが、それを仕事にするとなると、相手目線で求められることをやらなければ、報酬を得ることとして成立しません。
自分が好きなことだから、やりたいから、だけでは、仕事にはならないのです。
正確には、仕事にできたとしても、報酬にはつながりません。 報酬にならなければ、仕事として成立していないのと同じことですよね。
さて、好きなこと、やりたいことを仕事にしたのちに、ときには圧倒的に「自分には足りない」と思える何かが見えてくることがあります。
それが「才能」の問題です。
あるいは、やりたい仕事だったはずなのに、続けているうちに「なんか違う・・・」という違和感が生じてくることがあります。
それが「適正」の問題です。
さんざんお金や時間を使って準備をしたのに、いざ仕事にしてみたら、ニーズがなくて収入につながらない・・・ということにならないためにも、
さらに、実際に走り出してから、自分には才能がなかったんだということに気づいたり、適正がなかったんだという挫折を味合わないためにも、意識の方向性が自己中心的にならないように、外側に広く視野を向ける必要があると、私は考えます。

先日、占いエレナさんでの鑑定を終え、新大久保でお食事をしてから、鮑先生とBeBeのお気に入りのカフェに行きました。 プレーンヨーグルトのスムージーは、相当なボリュームですが、ヨーグルトなので、意外にチューチュー飲めちゃいます(笑)
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最近彩先生のブログが連日刺さってばかりなのですが、大昔大運空亡時代に追っかけ回していたバンドのメンバーに「みんなを喜ばせたいから。」と言わんばかりな方がおられまして…
当時20代後半だった若造のアタクシは、どうしてか?凄いそのメンバーの発言に首を傾げつつ疑問をも感じながら、悶々とさせられておりました。そして後にそれがトラウマにもなってしまい、今現在その当時に培われてしまったトラウマと思い切り対峙させられてしまっているのですが。
アタクシ自身、算命学士としてプロデビューして5年目に入りました。
今でもアタクシ自身、好きだから。と云う動機で見立てをやれておりません。
ですが彩先生のお言葉に物凄い後押しさせられ、「やっぱり今のスタンスで良いんだ。」と改めて思わされ自信にもより繋がった次第です。
生年月日と云う人間のコントロールだけではどうにも出来ない物を扱う人間と致しましては、今後も真摯に淡々と全てを投げ打つのみ。
そう思わされた次第です。
智貴ちゃん
大変恐縮に存じます。
いつもありがとうございます。
あたくし、承認欲求を満たすためだったり、
自己満足にひたるためにやっている仕事なんてものは、
「おままごと」と変わらないものだと思っておりまして、
知識や技術、労働力を提供する側として金銭を得る以上は、
やはりプロとしての働きをせねばならぬと考えております。
しっかりと精進いたします❗️