カウンセリング・心理学

大切なことは犬に学べ

雨の多いこの季節、昨日の午後は、嬉しいことに雨が降らなかったので、チワワのうきわを連れて、ドッグスクールに行ってきました。

「うきわちゃんは、学校でどんなことを習っているのですか?」

というご質問をいただきました。

はい、エレガントなお茶のマナーや、高級レストランでの食事の仕方など、レディとしての嗜みを学んでいます。 ウソです。

うきわの通っているドッグスクールは、いわゆる犬の訓練校で、ジャーマンシェパードさんとか、ラブラドールやゴールデンレトリバーさんのような大型犬は、数ヶ月間の長期訓練で寄宿舎に入っている子たちもいます。

ビーグルさんとか、イタグレさんのような小型犬から中型犬の子でも、4ヶ月間くらい飼い主さんから離れて、学校にお泊まりして、訓練を頑張っている子もいます。

週に何日か、定期的に預かり保育のような状態で学校に通っている子もいて、我が家のお隣に住んでいるレトリバーちゃんは、週に3日ほど学校の送迎付きで、朝お出かけして、夕方帰って来ています。

他には、アジリティといって、かけっこしながらコース上に設置された、様々な障害物をクリアするという、犬の競技に出場するための訓練をしている子もいます。 

「うきわもジャンプが得意だから、チャレンジしてみたいなと思っている、とてもカッコいいドッグスポーツです。でも、この前ちょっとやってみたら、バーは上手に飛び越えられたけど、トンネルをくぐるのは、ちょっと怖かったの(うきわ)」

そう、これは、バーを飛び越えたり、高いところに登ったり、シーソーの上を走り抜けたりと、かけっこの速さだけでなく、俊敏性や勇気と賢さも必要とされる競技なんです。

ちなみに、アジリティは、好奇心旺盛な子なら、どんな犬種でもチャレンジすることができます。

そして、うきわが学校で習っていることですが、

土曜日と日曜日午後の2時間は、「犬のしつけ教室」が開催されているので、うきわは私と一緒にそこに通って、主に犬の社交性や、飼い主の指示に正しく従うというお勉強をしています。

例えば、リードを引っ張らずに、飼い主の横にピッタリと着いて歩く練習や、他のわんちゃんに注意が向くことで、いきなりそちらに走って行かないようになど、主に、お外での犬の社交性を高めるお勉強を頑張っています。

学校に通い始めて、まずは、「付いて(つけ)」の指示で、飼い主の左体側にピッタリと付くこと。それが徹底できるようになる練習からはじめました。

うきわの場合は、双方の根気によるお家の中での練習で、1週間くらいかけて、これが出来るようになりました。

「お手、お座り、ふせ、待て、ハウス」などの指示を理解し従えるのは、飼い主の根気にもよりますが、大抵の犬は、生後10ヶ月頃までにはできるようになるかと思うのですが、
お家の中でこれらが確実にできても、お外では注意が逸れてしまい、飼い主の指示が耳に入らない場合が多いです。

うきわは、とっても元気が良くて、走り回るのが大好きな性格なので、お外で万が一事故に遭うことがないように、確実に飼い主の指示に従って、自分勝手な行動をとらないよう、学校でも練習をしています。

ちなみに、「お座り」や「お手」などの動作を覚えなくっても、特に室内犬は、可愛く家族と一緒に楽しく過ごすことがお仕事ですから、実際、家庭の中では特に困ることは何もないのです。

ただ、「待て」「伏せ」の指示に従えることは、わんちゃんのために、とても大事な場合があります。

病気や怪我をしたときに、ペットクリニックの診察台の上で、おとなしく「待て」ができることで、診療がスムースにできたり、じっと「伏せ」ができることで、レントゲン撮影がスムースにできるなど、わんちゃんにとっての大きなメリットがあるのです。

うきわは、生後3ヶ月を迎える直前に、我が家の一員となりました。

ご飯を前にして「待て」の指示の間、「ヨシ!」の号令まではおとなしく座って待つという動作は、やって来た日から数えて、見事に3日目には会得していました(笑)

おやつや食事が関わることと、楽しい遊びに絡めて教えると、たいていの犬は、こちらが驚くほど素早く、飼い主の指示に従えるようになります。

実は、これらの指示の中で、一番重要な指示は、「おいで(来い)」だと私は思っています。

うきわは、来た日に、すでにこれが出来たのですが、子犬の場合は、遊びたい盛りなので、飼い主の「おいで」の言葉の意味はわかっていなくても、注意を惹かれるもののところには駆け寄ってくるものなんですね。

おもちゃの音などで注意を引いても、同じく喜んで駆け寄ってきます♪

でも、本当に大事なのは、飼い主に呼ばれたときに、どんな時でもすぐに確実に飼い主の元に走って戻れることで、それによって、ワンちゃんの安全の確保ができ、事故を防げるということです。

例えば、
外出先で、うっかりリードが外れてしまったとき。
他のわんちゃんに向かって行こうとしたとき。
危険なものに興味を示して、近づきそうになったとき。

こんなときに、いち早く飼い主が、「おいで(来い!)」と呼ぶことで、何はともあれ、飼い主の元に走って戻ることができるということが、事故を防ぎ、愛犬の安全を守るために、とっても大事なことになるのです。

どんなに大好きな人でも、一緒に暮らすとなると、守るべきルールがあるように、愛犬と一緒に過ごす毎日にも、ルールがあることってとても大事です。

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犬の魅力について、「犬の、いつも安定した対応が良いんですよ❗️」とおっしゃったのは、私たちの本の出版の際にいつも大変お世話になっている、自由国民社の編集長さんです。

以前、新宿で出版の打ち合わせの際に、犬が好きな理由として、そのようにおっしゃっていて、とっても共感できたのです。

家族は、その時の感情によって、接し方を変えてくるけど、犬はいつも一定の安定した感情で、こちらに対して「お帰り❗️」「大好き❗️」と、全身で喜びを表してくれるから、だから犬って良いのですと、そのようなことをおっしゃっていて、「わかるわ〜✨」と思いました。

そうなんです。 犬ってね、こちらに対して、いつも安定した対応をしてくれるんですよ。

犬は、勝手に人に期待をして、思う通りにならなかったからといって、いつまでもすねたりいじけたり、ハウスの中に閉じこもったりしません。

犬は、何か気に入らないことがあったからといって、人に八つ当たりするようなこともありません。

犬は、人に嫌味な態度をとったり、自分の気持ちに寄り添うことを強要することもしません。

要するに、犬ってね、自分の機嫌をちゃんと自分でとれるんです。

その存在が、どれだけ人のメンタルの安定の助けになることか・・・。

ニンゲンの方が、むしろ、きちんとこれができない人がいたりします。 家族関係においても、お友達関係においても、身近なとても大切な人との関係にこそ、自分の機嫌くらいは自分でとれる状態で接することが大事です。

近しい人だから、こちらの機嫌の悪さを理解しろとか、親しい関係なんだから、八つ当たりに耐えて当然なんてことはないのです。

大事なことは、犬から学ぼう。

ドッグスクールに向かうこの景色。 森のひんやりとした空気、鳥の囀り、木々の隙間から差し込む日の光・・・。 日常から離れて、穏やかな気持ちになれる、とてもありがたいひと時です✨

自分の機嫌を自分でとるためには、自分のメンタルが穏やかになるポイントを、できるだけ知っておくことも大切ですね。

自分の機嫌を取れるってことは、自分で自分をご機嫌にしてあげられるってことだから。

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