ウワサ話し

驕(おご)る平家は久しからず

私は褒められて伸びる子♡ 自分ではそう思っています。

何しろ昔から、あまり褒めてもらったことがないものですから、大人になって、たまたま褒めていただけるような機会があると、嬉しくて舞い上がって、めっちゃ張り切っちゃう(笑)

どうやら私の母には「子を褒めちぎる」などというようなシステムの搭載がないらしく、おそらくそれは、母の母も、そのまた母も、きっとそうだったのではなかろうかと最近思うのです。

もしかすると我が家の場合は伝統的に、子育てに「褒めるシステム」を採用してこなかったのではなかろうか。

子供の頃、夏休みに描いた絵がコンクールに入選したとか、作文が賞をとったとか、何か嬉しいことがあって、喜び勇んで母に報告すると、

「あら、そう」程度の薄いリアクションしかなくって、別段、褒められるということはありませんでした。

それどころか、外で思いのほか良い評価をいただけるようなことがあって、嬉しくてウキウキと浮かれていると、決まって母からこう言われていました。

「おごる平家は久しからず」

この言葉は、浮かれた心を一瞬にして現実に引き戻し、「おおそうか、調子に乗ってたらイカンのやな」と、気持ちを引き締めるのには、非常に効果的なひと言でした。

「地位や財力を鼻にかけて、思い上がった振る舞いをする者はいずれ滅びる」という意味ですが、祇園精舎の鐘の声…で始まる、あの平家物語の一節にある、「奢れる人も久しからず」からきているのだそうです。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。

平家物語の冒頭の部分は、さらにこう続きます。

近く本朝をうかがふに、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平治の信頼、これらはおごれる心もたけきことも、皆とりどりにこそありしかども、間近くは六波羅の入道前太政大臣平朝臣清盛公と申しし人のありさま、伝え承るこそ、心も詞も及ばれね。
・・・

これを現代語訳すると、ざっとまあこんなカンジです

ちょっとリサーチしたところ、平将門、藤原純友、源義親に、藤原信頼のイキり具合はハンパなかったけども、それよりダンチで平清盛って人のテングになり具合といったら、ま~すごかった‼ 

時々このブログでもお話してきたことですが、私の母の系譜をたどると、ここの最初に登場する平将門サンにたどりつくわけなのですが、そこで思うに、我が家の女系が代々戒めとして、

「おごる平家は久しからず」

と子や孫に言いきかせてきたとしたば、なんとリアリスティックな教訓だろうかと、妙に感心してしまったりして。

さすがは菅原道真公と並ぶ、怨霊神の代表格と言われる将門公ですから、執念の強さは性質的に、DNAに脈々と伝えられてきたのかも・・・などと想像すると、逆に感慨深いものがあったりしますよ(笑)

ところで、優秀なリーダーに求められる資質として、IQ(知能指数)だけでなく、EQ(心の知能指数)がとても重要であるといわれていることを、すでにご存じの方は多いことかと思います。

リーダーでなくとも、このEQ(心の知能指数)が高ければ、相手の気持ちを上手くくみとり、自分の気持ちを上手にコントロールすることで、状況に応じた適切な行動や言動をとることができるため、ひいては良好な人間関係を作れるということです。

ですので、むしろ最近は、IQ以上にEQの高さが重要視されることも、目立って増えてきているように思えます。

ところが、今後もっと成功するハイスペックなリーダーには、このIQEQのみならず、さらにDQ(良識指数:decency intelligence)が備わっている必要があるということが、最近いわれ始めているらしい。

「良識」とは物事を正しく判断することですが、このDQ(良識指数)が意味するものとは特に、周りの人を大切にでき、愛情深く接することができる能力のことだと私は理解しました。

つまりEQ(良識指数)とは、人としての品性や品格、そして人に対する優しさ、人を思いやる気持ちがどれほど備わっているか、とい言えるかと私は考えます。

これからの時代の素晴らしいリーダーは、知能が高いだけでなく、人や自分の感情にきちんと向き合え、人の気持ちを理解でき、場の空気を適切に読める能力に優れていること、

そしてさらに、高い「良識度」も備わっていることが、重要な要素として求められる、ということなんですね。

人の思考のスピードとほぼ同じ速さで、様々な情報が飛び交い、自由に情報を発信したりキャッチしたりできるこの時代です。 だから確かに、これからますます人間の心の良識度があからさまになることかと思うのです。

「常識」ではなく「良識」

どれほどたくさんの知識や情報が備わっていても、いくら自分の才能と時代が上手くマッチして、莫大な収入を得ることができたとしても、良識を持って人や社会と関わることが出来なければ、その栄華は長くは続かないということなのかもしれません。

(参考 ※Harvard Business Review リーダーにはIQとEQだけでなくDQが必要である)

メンタリストのDaiGoさんも、先日そのEQについて、ご自身のYouTubeチャンネルで「これからのリーダーに必要とされるもの」だと語っておられたかと思うのですよね。

DaiGoさんは、とても優秀な方ですから、私と違って、きっと小さいころから、とても褒められる機会の多かった方だと思いますし、たくさん褒められてお育ちになった方なのではないかと思うのです。

そして、あれほど知識が豊富な方でいらっしゃるのですから、「おごる平家は久しからず」という言葉は、もちろんご存じでいらっしゃるはずだと思いますのに…。

さて、毎日雨続きで、HUNTERのレインブーツが大活躍です。 これをはいていたら、水たまりにもジャブジャブ入っていけちゃう。

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