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初午いなり

今日は「初午(はつうま)」です。

和銅4年(711年)に、お稲荷さんの総本山である京都の伏見稲荷大社に、農耕を司る稲荷大神が鎮座したとされるゆかりの日で、その日が2月最初の午の日だったことから、毎年、2月最初の午の日を「初午」と呼ぶようになったそうです。

2024年の2月最初の午の日が巡るのが、12日です。 

ただ、昔は、月の満ち欠けを基準にしていた暦が使われていましたから、旧暦の2月は、今の3月頃の時期にあたります。 

そんなわけで、何にしても、昔からの行事の日にちは、今の暦に当てると、やはり季節感がひと月ほどずれてしまうんですね。

例えば、3月3日の雛祭りを「桃の節句」と呼びますが、実際に桃の花が咲くのは3月下旬から4月です。 やはり今のカレンダーの日付にすると、ひと月ほど季節が前倒しになる感じです。

旧暦の2月は、今の2月よりはだいぶ暖かくなっている時期ですから、昔の暦での初午の時期は、田植えなどの準備を始める頃でした。 

それで、初午の日にはその年の豊作を願うために、稲荷(稲生り)の神様にお参りをするようになったのだそうです。

ところで、初午の日のラッキーフードといえば、「稲荷寿司」です。 私の大好物でございます(そんなことはどーでもよい) 

稲荷神社の神様は、『古事記』では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、『日本書紀』では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と記されているらしいですが、「宇迦」は穀物や食べ物という意味で、稲に宿る女神様なのだそう。 

五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就のご利益をいただける神様で、みなさんもご存じの通り、眷属が「きつねさん」ですよね。

なので、稲荷神社には、きつねさんの好物といわれる「油揚げ」をお供えしますが、油揚げに、稲荷神のおかげで実ったお米を詰めて、五穀豊穣の祈りや感謝を込めて奉納したものが「稲荷寿司」の始まりなのだそう。 

ですから初午の日にも、「稲荷寿司」をいただく風習ができたようです。

三角の稲荷寿司は、関東風。 狐さんのお耳に見立てた形なのだそうで、関東では五穀豊穣の意味のある、縁起の良い俵型の稲荷寿司が主流なのだそうです。

神社だけでなく、稲荷寿司のことも「お稲荷さん」と呼ぶのは、おそらく関西の方達の習慣が広まったのではないかと思うんです。 

関西の方って、食べ物を、よく「さん」付けにして呼ぶ習慣がありますよね。

「おいもさん」とか、お豆さん」とか。 でも、飴はさん付ではなく、なぜか「飴ちゃん」なんですよね。 なぁぜなぁぜ???

そういえば、昔からすごく不思議に思っているのが、「お粥」のことはどうして「おかいさん」なのだろうか。 

粥(かゆ)ではなく、あえて「かい」と呼ぶのには、なにか特別な理由があるのでしょうか。 どなたかご存じの方いらしたら、教えてください。

さてさて、そんなわけで、今日は稲荷寿司をいただいて、開運いたしましょうね♪

我が家の氏神様の境内にある、稲荷社です。

いつも1日と15日にはかかさずお参りをしております。

こちらは、新宿歌舞伎町にある、有名な花園神社。 江戸幕府以前から、新宿の街を守っておられる稲荷社です。

酉の市でも有名ですね。

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