ウワサ話し

「願解き」の意味とやりかた

5月に入りました。 一年の中で、私の一番好きな季節です♬

昨日は1日なので、「お朔日(ついたち)参り」で、久しぶりに外出しました。

私は、毎月1日と15日には、我が家の氏神様である、自宅近くの神社にご挨拶に行くことを恒例にしています。

先月15日のお参りの際には、まだ少し花を残していたご神木の桜は、半月後にはすっかり花を落として、瑞々しい青葉で一杯になっていました。

鳥居をくぐると、この季節特有の、爽やかな風が境内を吹き抜けて、なんだかそれだけで、とても幸せな気持ちになりました。

なぜ、1日と15日に神社参りするかというご質問を受けることがあるのですが、これは昔の太陰暦で毎月、新月が1日、15日は満月と決まっていたからです。

「ついたち」は、もとは「月立(つきたち)」の言葉からきたものだそうで、月が新しく生まれる「新月」の日という意味があるのですね。

新月と満月の日はとてもエネルギーが強いとかと言われていますが、科学的にいうと、月の引力の影響と何かしら関わりがあるのではないかと、私は思っています。

昔の人は、物事の始まりを意味する新月の日に「願を立てる」ことで、物事が成就しやすいと信じていて、達成を表す満月の15日は、満ちることへの「感謝」の日としていたのだと思います。

現代使われているグレゴリオ暦では、ご承知の通り、必ず1日が新月で、15日が満月というわけにはいきませんが、今もカレンダーでの朔日(ついたち)と15日に、神社参拝すると言う習慣が残っているということみたいです。

ところで、数年前から御朱印集めがちょっとしたブームになっていることで、神社やお寺に参拝して、御朱印帳のコレクションを増やされている方も多いかと思います。

実は、江戸時代にも「千社詣で(千社参り)」というのが流行したことがあったらしく、できるだけたくさんの神社やお寺に参拝し、参拝の記念やお願い事の印として、柱や門などに自分の名前の札を貼り付けたものらしいです。

今でも時々、神社やお寺の柱や、手水の屋根のあたりなどで見かけることがありますよね。

江戸文字フォントのような字で書かれた名前のシールで、「千社札」というものです。 これを参拝記念に貼っていくことで、ご利益があると言われているものらしいです。

今は、文化財を痛めるという理由で禁じているところも多いそうですから、オーダーでご自分の千社札シールを作っても、勝手に貼ってまわらないようにしましょうね(笑)

もともと、昔の人は、飢饉や疫病が流行った時など、人の力ではどうにもならない時に神頼みとして、千社参りを行ったようです。

御朱印集めにしてもそうですが、とにかくたくさんの神社仏閣を巡ることで、なにか自分に特別な「良いことが起こる」というような、ご利益が期待ができるわけでは…ないと思います。

そもそも「願を立てる(願をかける)」ということは、相当な決意をもって行うことですから、昔は何か自分の好きなものを断つという「断ち物」をすることで、願い事の効力を高めたものだそうです。

断ち物は、本来、身を清める意味合いからだったみたいですが、お酒やお肉など、好きなものを遠ざけるのは、それほどまでして「願を通したい」決意が固いと言うことですから、実際に、願いが叶う率が高いのではないかという気がします。

なので、「願を立てる」ということは、「〇〇できますように~!」とか「〇〇さんと、♡になりますように~」なんて、気軽にあちこちで祈って回るようなものではないのです。

自分の願い事を叶えるために、努力奮闘するのは、神仏ではなく、自分自身でしかないということが大前提です。

頑張ったうえで、さらに神仏の後押しを、どうしてもお願いしたいというときに限り、「願を立てる」ものなのですから、お願い事をしたならば、必ず「願解き(がんほどき)」をセットで行う必要があります。

もちろん、必死の思いにせよ、気軽に願ったことにせよ、願った以上は「願ほどき」をきちんとすることは、とても大事なことです。

私は仕事柄、人様の「願い事」をお預かりすることが多いので、毎月一日の神社参りでも、基本、気軽に自分のお願い事を伝えるということはやりません。

ですが、家族の健康や、日々を平安に過ごせるようにということは、常に心の中で願っている「お願い事」ですので、かならず毎回、そのことが「無事に叶っている」ことに対して「お礼を伝える」ことで、そのつど「願ほどき」をしています。

「願ほどき」は、つまり、願ったことに対してのお礼を伝えるということですが、自分の願い事を再認識したり、いったん気持ちの上でリセットするという意味合いのものでもあります。

どんなことでも、願った以上は、自分の願いに対しての責任も、きちんととることが大事だということです。

ですから、願い事をしたならば、必ずそのことを覚えておいて、そのつどきちんとお礼を伝えること。

たとえ、その願いが自分の思い通りに進んでいなかったとしても、それはそれで、現状を報告する形でリセットして、また新たにお願いすることです。

どんな些細なことや、気軽に願ったことであっても、願った以上はきちんと覚えておく必要がありますよ。

結局、それが「願を通す」ということにつながるわけですから。

私の周りには、ステイホームを、それぞれの形でお楽しみになっていらっしゃる方ばかりで、SNSの投稿でそんなご様子を拝見すると、楽しさのお裾分けをいただけているようで元気が出ます。

熊本にお住まいの方が送って下さった、お散歩途中の画像です♬

震災で大きなダメージを受けた熊本城は、いま、こんな感じに修復が進んでいるのですね‼

コロナが収束したら、熊本を案内してくださるとのこと、その日が今からとても楽しみです♬

今日もご覧下さってありがとうございます。


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