「元気出すよ」と言いつつもですね、お気に入りのブレスがいなくなってしまったショックから、実はいまだに完全には立ち直れていないのです。
旅行に連れて行きたかったのに・・・何処かから、ひょっこりと現れてくれないかしら・・・。
旅の支度をしながら、「ここに居たの❗️」という嬉しい再会を期待してるんだけど、やっぱりそんな素敵なサプライズは起きないんだよねえ・・・。
失くしてしまったブレスのことを考えていると、子どもの頃に特別な宝物だった「ねこのハンカチ」のことを思い出しました。
それは、私が4歳か5歳だった頃のことです。
祖母にもらった、とても可愛い3匹の子猫がプリントされたハンカチを、私は特別に気に入っていました。
ある日、母と一緒に外出するため、当時住んでいた家から、近くのバス停に向かう道すがら、私はそのハンカチを手にもって、ご機嫌でヒラヒラと風になびかせながら歩いていました。
気候の良い5月頃の、とても気持ちの良いお天気の日でした。
バス停に向かう道の片側には、青々とした水田が広がっていて、田植えを終えた後の水量を増した用水路の水が、とても勢いよく流れていたことを、鮮明に覚えています。
おそらく私は、しっかりとハンカチを握っていなかったのでしょう。
突然、お気に入りのハンカチが、私の手からするりと離れたと思ったら、風に煽られて、ひらひらと飛んでいき、用水路に落ちて流されて行ってしまったのでした。
あっという間の出来事でした。 私はショックで、ものすごく泣きました。 本当にすごく悲しかったんです。
「ねこのハンカチ〜❗️」そう言いながら、泣きじゃくる私を、母は厳しく叱りました。
我が家の両親は、我が子が泣くことを、寛容に見守るタイプの親ではありませんでした(笑)
特に外出先で泣くようなことがあれば、(理由は何であれ)決まって、すぐに泣き止むようにと、きつく叱られていました。
「自分が悪いんでしょう❗️ 泣き止みなさいっ❗️」
宝物のハンカチがなくなってしまったことが、たまらなく悲しいうえに、ハンカチをなくしたことまでを叱られて、二重に辛い気持ちになったこと・・・あれから随分と時間が経ったけども、時々思い出すことがあります。
いつまでも、そのハンカチのことを悔やむので、母も「ねこのハンカチ」の出来事はよく覚えていたらしく、後々も、「あの時は、ホントにいつまでも諦めが悪かったよね〜」と、語ることがあったくらいです。
あの時、母にこっ酷く叱られたおかげで、「起きてしまったことを、いつまでもしつこく悔やむものではない」ということを、厳しく教えられました。
でもあれは、とても良い経験だったと思うのです。
大人になってからも、うっかりと失くしものをしてしまうことは当然あるのだけど、あれ以来、潔く諦めるように心がけてきました。
以前、悩みに悩んで思い切って買った、ダイヤのピアスの片方を失くしてしまった時も、もちろんあちこち探しはしたけれども、「きっと厄落としだな」と納得したし。
そのほかにも、失くしてしまったものは、色々とあるはずだけど、すぐには思い出すこともできないものがほとんどなので、ちゃんと諦めて、忘れることができているのだと思うのです。
だけど今回、失くしたブレスとの再会を夢みるあまり、遠い昔の、あの「ねこのハンカチ」の出来事を思い出していました。
いなくなってしまったブレスは、デザインも色も、全てが好みにぴったりだったし、私の大好きなブランドのものだったこともあるけれど、それ以上に、大好きな方からいただいたものだったことも大きいと思うのです。
私のために、選んでくださったこと。
私のことを考えながら、お買い物をしてくださったんという、そのお気持ちがとてもありがたくて、だから余計に諦めがつかないのだと思うのです。
「クリスマスキャロル」で有名なイギリスの小説家、チャールズ・ディケンズの『互いの友』という小説の一説に、
Is it better to have had a good thing and lost it, or never to have had it?
(良いものを一度手にしてから失うのと、最初から手に入れないのとどちらがいい?)
という言葉があります。
そうだなあ・・・究極の二択とも言える質問だけど、私はならば、やはり「一度手にしてから失う」方を選ぶかな。
だって、手にした時の喜びや、その「もの」と一緒に過ごした思い出は、手にしてみない限り、決して得ることはできないものだから。
せっかく手にしたものを、失うことは悲しいことだけど、失ったことによる教訓を得ることもできる。
あの時、私は幼いながら、「大切なものは、しっかりと握っておかなければならないのだな」ということを学びました。
あのブレスをつけて過ごした場所のひとつです。 マンダリンオリエンタルでのお食事・・・✨ 最高に素敵なひとときで、この夏の素晴らしい思い出のひとつです。
さて、いよいよハワイに出発です。
7月から、ずっとBeBeはこの日のために、すべての準備を1人でやってくれました。
航空券の手配から、コンドミニアムのお部屋選びから予約、レンタカーの手配に、滞在中のパーキングの手配、空港⇄コンドミニアムの送迎、移動時や、お部屋で過ごすために必要な、細々としたものの調達まで。
すべて1人で調べて、快適にハワイを楽しめるように、ものすごくたくさんのことをBeBeが全部やってくれました。
とっても大変だったと思うの。 BeBeちゃん、本当にありがとう。
あなたが妹で、私は幸せだよ。
今日もご覧下さってありがとうございます。
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