「週末は何をして過ごすの?」
金曜日には、どの先生からも、必ずこの質問が飛んできます。
土日のどちらか(もしくは両方)には、たいていオンラインセミナーの予定が入っているので、迂闊に外出して、万が一、渋滞に巻き込まれ、予定の時間に戻れないなんてことがあってはいけないので、そんな日は、もちろん遠出はできません。
セブの街の渋滞って、本当に”ぱねぇ”のです。
なので、学校の周りのカフェや、近所のローカルモールに日用品を買いに行ったりして過ごします。
日本とフィリピンとの時差は1時間。 通常、夜のオンラインセミナーは19時30分〜スタートなので、こちらの時間は18時半。
セミナーの終了時刻は、いつもおおよそ21時頃になるので、お夕食のタイミングを逃してしまうこともしばしばあります。
たった1時間の時差でも、日本にいるのと同じには進まないものです。
ところで、この学校では、一応「英語オンリー❗️」というルールになっているのですが、私とBeBeの会話は常に、いつも通りの博多弁だし、オンラインセミナーでのお生徒さん方との会話も、当然日本語です。
こちらに滞在中に受けるご相談のメールにも、もちろん日本語での返信ですし(そりゃそうだ)、長文のメールやLINEには、気がつけば返信に小一時間はかかっていたりなんてことがざらにあるので、「思考が英語になる」という状態にはならないまま、はや三週間が過ぎました。
頭の中はいつもほぼ、日本語で回っており、時々急に英語に変換を強いられる状態なので、このところ、ますます頭が回らず、余計言葉が出てこないことが、より深刻化している気がします。
先週、セブを直撃した台風”Tino”の被害で、ご自宅の屋根が飛ばされたとか、お家が水に浸かってしまったという先生が多くいらして、後片付けのための欠席が相次ぎ、私の担当の先生も、先週は2人がお休みされたため、それぞれ違う先生が担当してくださいました。
で、私にとっての問題はここからです。
新しい先生との「はじめまして、よろしく!」の挨拶の後、早速「ボクの(アタシの)未来を占って❗️」ということに・・・。
まさかいい加減なことは言えないので、複雑な回答は、結局、翻訳アプリを使って詳細を伝えることになります。
するとね、英語の授業というよりも、無料のカウンセリングの翻訳を必死でやって伝えただけで、今日の授業が一コマ終了…てことになるわけです(苦笑)
「占って〜❗️」の嵐の中を、華麗にすり抜けてゆくのが上手なBeBeと違い、そこら辺がどうにも不器用な私は、貴重な英語の授業時間や放課後を、気がつけば無料アドバイスに費やしているようで(いや、費やしてるんだが)、断り下手な私の性格を反省してます。
とはいえ、こういう出来事って、ある意味では「大人の留学あるある」なのかもしれません。
「英語を学びに来ている」のに、「日本語での専門スキルの方が求められる」というね、奇妙な逆転の現象(笑)
私にとっては、四柱推命という占いも、風水も、日常の延長線上にあるものだから、尋ねられれば、つい当たり前に答えてしまうのです。
でも、よくよく考えれば、それは私が長年積み上げてきた知識と経験であって、本当は、“軽く差し出してよいもの”というわけではないはずなんだけど。
もちろん、知識を分かち合えることは嬉しいのですよ。 そのうえ、誰かが私の言葉で元気になってくれたりなんかするのは、もっと嬉しい。
だけど、その一方で、私は「英語を学びに来ている」という目的もあるわけなので、英語の勉強が滞ってしまっているのはいかがなものかと、ここで少し、立ち止まって考えました。
「おおう? 私は何しにここに来ているんだっけ?」
セブに来てから3週間。
日本語と思考回路はずっと日本に居座ったまま、まだ完全に、こちらには追いついてきていないかも。
思考が日本語に戻ってくるのは、それだけ「日本語での私の仕事」が、日常の一部として根づいているからですよね。
ってことは、もしかすると、これが大人の留学事情なのかも。
母国語以外の言葉を取得するには、そこの環境に放り込まれれば勝手に染まっていくものではなくて、「飲み込む」「馴染む」そして「伝える」の3つを、じわじわ繰り返していく感じだということを体感します。
でも、結局のところ、「大人の留学」って、どうしても今の私のような状態になってしまいがちなのかも知れません。
学生の頃のように、全ての時間と意識を「英語だけ」に注げるわけでもなく、日本から持ってきた仕事やら役割やら責任なども、ちゃんと一緒に連れてきているの。
だからこそ、自分でも「アタシは牛か?牛なのか?」って思うほどに、ゆっくりの歩みでしか進めていないし、放課後も、休日だって、英語の勉強を集中してやることなんて当然できず、日本からのメールの返信に時間を費やしたり、次回のセミナーの準備をしたり、他の雑多な用事を片付けたりしている。
でもね、それでいいのだと思う。
どれも全部、私にとって大事な日常だから。
それらをみんな、一緒にトランクに詰めて、ここに持って来ているのだから。
日本に戻っても「何も進歩してない私」のままなんだろうな、と思うのだけど、それでもここでの生活は、刺激的で楽しくて、私の人生の中での大切な大切な特別な時間として、一生の記憶に残ることは間違いがないのです。
ここで過ごしている、あまりに幸せな時間は、私の人生の中でも本当に貴重な時間。
今、そんな時間を過ごせていることに、私は心から感謝しています。
こちらに来て、たった3週間の間に、日本ではすでに暖房が必要なほど気温の下がった日があったという噂を聞き、恐怖に震えました。
あのぅ・・・私たち今、半袖の服かタンクトップしか持ってないんですけど、どうしましょう。 なにしろここでは一年中、Tシャツとビーチサンダルがあれば十分に生活ができるのですよ。
といわけで、今日の午後は、BeBeと一緒にアヤラモールで、”日本の冬”のためのお買い物をしました。
ちなみに現在、日本の皆様は、一体どのようなお洋服をお召しでいらっしゃるのでしょうか。 是非、情報をくださいませ。
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