自分でも、有難いなあと思うことの一つに、どこに行っても食べ物に困らないことがあります。
食に関しての好き嫌いがないうえに、食べたことがないものは「ぜひ食べてみたい!」と思う、食への好奇心旺盛な性分のため、海外に行ってもまず、食事で困ることがないのです。
学校で出されるお食事は、ビュッフェ形式になっていて、毎日のお料理はこんな感じです。
日替わりのメニューで、同じものが出ることはないのですが、なんとなく方向性が似通っている感は否めません。
全ての料理を少しずつお皿に乗せてゆくと、結構なボリュームになります。
好きなものだけを大盛りにお皿に乗せている人もいれば、学校の食事が口に合わないと言って、毎日カップ麺を食べている人もいます。
私たち姉妹は、語学学校に滞在中は、基本、授業のある日のランチは学校の中で済ませますが、お夕食に関してはほぼ、学校の外に食べに行ってます。
塩分と油分が結構強めなお料理が多いうえ、確かに内容は違うはずなのに、味つけも「似ているようで似ていないようで、やっぱり似ている」不思議な感覚が続くので(笑) 夜はなんだか外の空気を吸いたくなっちゃうんです。
私はけして、海外に行って和食を恋しがるタイプではないけれど、やはり我々日本人にとしては、年齢層に関係なく、これが続くとどうしても、少しあっさりとしたものを求めてしまうかも。
学校の前の通りのすぐ先には、セブ島で一番の高級住宅地といわれる「マリア・ルイーサ」の、24時間体制のセキュリティゲートがあって、この道は、ピカピカに磨かれた高級車が行き交っています。
この超高級住宅地は、日本でいえば、東京の白金台や松濤、関西だと芦屋の六麓荘のような場所なんですね。
この道沿いには、カフェやお洒落な建物のレストランが並んでいます。
学校のすぐお隣のスタイリッシュなカフェで、コーヒーとケーキを頼んだら、だいたい日本円で1300円くらい。
決して「お手頃」ではないけれど、味と空間と、そこに流れる時間を含めると、まあ納得の価格帯ではあります。
とはいえ、フィリピンの物価感覚からすると、これはかなりの高級カフェです。
周りを見ると、ラップトップを開いて、静かに仕事をしている人、お友達同士で語らう人・・・ここには「余裕」という空気が流れています。
ただ、ここには独特のコントラストがあります。
お店の前には、汚れた服をまとった少年が、手のひらを差し出し、道ゆく人々に小銭をねだっていて、生活の階層が入り乱れている感じなのです。
高級車が行き交い、MacBookの光が静かに揺れているお洒落なカフェの前では、汚れた服を着て、小銭を求める子どもが立っている。
ここでは、豊かさと貧しさは、壁で区切られず、まるで同じ空気の中に並んで息をしているようです。
そして、そのどちらの景色にも、「この街の生きている温度」があるのだと思います。
私は、この国のそんな現実に対して、簡単に解説ができるほどにはこの国を知らないし、それほど無邪気でもないけれど、異国の地に滞在していると、こういう景色を前に、心が揺れる瞬間があります。
そういうシーンを体験することで、自分の価値観がゆっくりと動かされてゆくのかもしれません。
そして、そんな経験が、自分の財産になってゆくのかも。
チェーン店のフィリピンのローカルフードです。 美味しそうでしょ? 美味しいんですよ(笑)
チキンやビーフ、ポークの照り焼き風のお肉を、串に刺したお料理(名前は知らない)が、地元の人たちの日常的な外食料理です。
カラマンシという、ライムによく似たフィリピンの小さい柑橘を絞っていただきます。
こういう感じのローカルフードのお店は、いつも地元の方達で賑わっています。 お値段はかなりリーズナブル♪
一方、イタリアンのお店や、こんな感じのクラブハウスサンドのような、きれいな盛り付けでお料理を出していただけるお店に行くと、お値段はまあそこそこ。
大体、一人当たり、日本円で1,500円〜2,500円くらいの価格です。 アルコールなしでこのお値段ですから、日本と変わらないか、むしろ高いかもしれませんよね。
エアコンの効いたお店のドアを開けて、一歩外に出ると、夜でもむっとする暑い空気に包まれます。
いろんな匂いの混じった、埃っぽい空気は、この街独特の空気です。
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