毎日、授業そっちのけで先生達から「占って!」といわれて、さすがに疲れてきた。
今日なんて、シャイな生徒からの依頼までを、なぜか先生が引き受けていて、いきなり生年月日が書かれたメモを渡され「この男子生徒のことを占って!」と言われた。
どなたか知らんが、その彼は、直接あたくしに声をかけるのが恥ずかしくてできないらしい。
なので、仲良くなった先生に頼んで、その先生もまた、「いいよ!私がAyaに頼んであげる!」快く引き受けたということらしいのだけど、おいおいそれはどうなんだい?
「彼はとてもシャイなの。でもすごく良い人よ。」と、彼女は心配そうに言うのだけど、おん? 安心してください。 その勇気と厚かましさがあれば、この彼は異国の地で、立派に生きていけると思うのだよ、うん。
それはそうと、このフィリピンの地では、日本人の男子学生はとても人気があって、「あわよくば、生徒と特別な関係になって日本で結婚式を挙げる💖」ことを密かに夢見ている、独身女性の先生方が大勢いらっしゃるの、実は。
特に、イケメンで人当たりの柔らかな男子学生のことなどは、複数の先生方から虎視眈々と狙われていて、内部で”勝手な争奪戦”が起こっていたりするのです。
私のところに毎日いろんな先生が「占って!」と列をなしてやってくるので、そういった裏事情も、なんだか自然と耳に入ってきてしまうのですよ。
いつの間にか恋愛のターゲットになっている当のご本人たちは、意外と先生達からの熱い視線に気づいていなかったりするので、そんな態度が余計に、フィリピーナの先生方のハートをかき乱し、翻弄してしまうのね。 ヤダ〜罪作りね。
それにしても、不思議なもので、はじめは「恋の相談は恥ずかしい」と照れていた人ほど、いざ占いを始めると、いくらでも熱心に質問が続いて、私、身柄を拘束されたままになってしまいます。
恋の相談に国境はありませんの。
ところで、私の占術はいわば、その人の取り扱い説明書を渡すようなタイプのものなので、その方ご自身も、まだ気づいていないような内面の個性を、言葉にして伝えることもあったりするのだけど、この地において、英語でそれをやるのは、私にとってはちょっとした苦行です。
だから、私の文法がおかしいときは、先生方、そこはちゃんとご指導してくださらないと困ります。 あの、こう見えても一応、私も語学を学びにきている身なのです。
近所のスーパーマーケットは、なんだかアメリカにいるみたいです。
今日もご覧下さってありがとうございます。
このバナーをポチっとクリックして、ブログのランキングアップにご協力くださいませ‼ 応援よろしくお願いします。




