おうちごはん

親切の貸し借り

昨日はひな祭りでしたね。 ちょうど日曜日でしたから、ご家族皆様で、ひな祭りの行事を楽しまれたご家庭も多かったのではないでしょうか。

九州では、古くからの行事は、今でも旧暦でお祝いするところが多いので、我が家もそれに慣って、お雛様は旧暦の3月3日まで飾ることにしています。

ひな祭りは、元々厄祓いの意味合いがあるものですが、妹のBeBeが詳しくお話しておりますので、よければこちら「雛人形の呪い」もご覧くださいませね。

さて先日の記事、「お守りをお土産にしないこと」をご覧くださった方から、ご質問が届きました。

M香さんからのご質問です。

「我が家は以前から、母が節分の時に買ってくる、お守り?お札?を、毎年家に貼っています。
今年は、姪っ子(姉の子供です)が、私の家の分まで買ってきてくれるというので、お願いしたのですが、特にその分のお金を渡していないことが、Ayaさんのブログを読んで、気になってしまいました。

というのも、姪っ子と私は昔から仲が良く、姪っ子が昨年から一人暮らしを始めてからも、しょっちゅう家に遊びに来ていて、
姪っ子が来た時には、いつも料理のおすそ分けや、お土産を持たせているので、姪っ子としては、普段お世話になっているお礼がしたいという気持ちがあるのではないかと思います。

それで、わざわざお金を渡すのもどうかと思い、迷っています。 

自分のお金を払っていないと、お守りの効果がないとのことですが、このような場合は、特にお金を渡さなくても大丈夫でしょうか。」

なるほど、事情はわかりました。

姪御さんは、せっかくこの機会に、普段のお礼ができたと思っていらっしゃるだろうから、M香さんとしては、そのお気持ちを尊重してあげたいということですよね。

善意に対してのお返しの仕方というのは、なかなか難しいですよね。 

急いでお返しをしたことで、せっかくの相手からのお気持ちを、素直に受け取れていないと思われてしまっても困ります。

とはいえ、相手からしてもらったことが、自分にとって嬉しければ嬉しいほど、ただ感謝の気持ちを伝えるだけでは足りない気がするものです。

同じことは無理だとしても、何か機会があれば、せめて少しでも、お返しになるようなことができたら良いなという気持になりますよね。

私にも、「このご恩は決して忘れない」というほどお世話になった方や、ありがたいご厚意を下さった方がいますので、いつか何かの形で、少しでもご恩返しができたり、いつかその方のためにお役に立てることがあれば、私はものすごく頑張っちゃう❗️・・・と、いつもいつも思っているのですよ。

ではなぜ、自分が受けたご恩や、善意に対してのお返しが難しいのか。 

一つは、善意は、物やお金に換算できないということ。 

そしてもう一つは、いつかお返しがしたいと思うばかりに、相手の方に何か困ったことや、悪い出来事が起きた時、「さあ、ようやく私の出番よ!何か私にできることはありませんか?」と、張り切って登場しようと、常日頃から首を長くして待っているというようなことになってしまっては、本末転倒だということです。

だってそうですよね、相手の方がいつもお幸せでありますように、困ったことが起きませんように、そして、いつもお身体がお元気で、いつも笑顔でいてくださいますように・・・と願うべきことです。

なのに、相手の方には何も困ったことが起こらないから、なかなか恩返しができないわ、となってしまっては、話が妙な方向に行ってしまいます。

では、「どうやったらお返しができるの??」ということになっちゃいますよね。 そう、だから難しいのです。

「情けは人の為ならず」という言葉があります。 この「情け」の意味は「同情」ではなく、「相手を労わる心」とか、「何かしてあげたい」と思う、優しく純粋な気持ちのことなのですね。

つまり、「誰かに親切なことをしてあげることは、いつか自分が他の誰かから、親切にしてもらえることにつながりますよ」という意味なんです。

というわけで、M香さん、あなたは可愛がっている姪御さんに対して、何かしてあげたいから、姪御さんの喜ぶことをしているだけだと思います。

お料理を分けて差し上げたり、お土産を渡したりも、姪御さんの笑顔がご自身の幸せにつながるから、自然にそうなさっているのだと思います。

そして、姪御さんにとっても、大好きなM香さんと一緒に過ごすことが楽しくて、M香さんのお家にお越しのはずですから、持ち帰るお料理やお土産目当てで通っているわけではないと思います。 

だから、物質的な貸し借りに換算して考える必要はないのではないかという気がいたします。

これまでずっと、M香さんからの愛情を受けてこられた姪御さんは、その思いやりを受け継いで、他の方に優しさを分けてあげられる、素敵な方に成長されていることでしょう。

そうして、優しさや思いやりの連鎖は、いつか形を変え、別のところからM香さんへ戻ってくることでしょう。

さて、私は先日のブログで、「お守りや護符は自分のお金をお納めしないと、自分のお願い事が通りません。 もらったものでは意味がないのです。」と申し上げました。

M香さんのご自宅の平安や無病息災は、姪御さんではなく、神仏のお力にお願いすることなのですから、そういう意味でも、1年間ご自宅を守ってもらうお守りに対して、きちんとご自身のお金をお支払いすることが、神仏に対しての礼儀だと言えるかと思います。

姪御さんに対して、「いつも何かしてあげているから、お守りの代金はそれでチャラね」というお気持ちでいらっしゃるわけではないと思いますが、そこはやはり、きちんと「誰が誰の力を借りるのか」ということをはっきりとなさると、悩む必要はないのではないかと思います。

M香さんのご自宅を、1年間守ってくださいという願いを託すのは、姪御さんにでなく、神仏に対してですよね?

ですからM香さんは、姪御さんに対してではなく、神仏に対してのお代金をお支払いするということです。

姪御さんは今回、あくまでもおつかいを引き受けてくださっただけのことです。 

そのようにお考えになると、すんなりと受け止められるかと思います。

それに、姪御さんも、お一人暮らしを始めたばかりでしたら、しばらくは何かと物入りでしょう。

今度、遊びにいらした時にでも、持たせて差し上げるお料理などと一緒に、さりげなく、封筒に入れたお守り代を、お渡しになってはいかがでしょう。

週に一度、BeBeのご用に一緒にお出かけするのが、最近の楽しみです。 

この日は、帰りに海を見ながらお食事をしました。 (BeBeがご馳走してくれました。 ありがと、BeBeちゃん💕)

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POSTED COMMENT

  1. emi より:

    私もお守りの件は、どうしたものかと考えてしまいました。私の場合はM香さまと反対の立場で、先月に太宰府天満宮を参拝した際、受験生の子がいる友人と、次女のクラスメイト数人にお守りを求めました。
    頼まれたわけではなく、友人とは日頃から親しくしており子供さんが受験勉強をとても頑張っていると聞いていたので、プレッシャーにならないようにタイミングをみて渡してね、と預けました。
    クラスメイトには、これまで仲良くしてくれた感謝と、中学生になると勉強も大変になるので同じお守りを持って一緒にがんばっていこうね、という気持ちからなので、お守り代を受け取るつもりはありませんし、親御さんもお土産代わりと思っているのでお金の話はありません。
    お守りもたくさんの種類があり、例えば両親やおじいちゃんやおばあちゃんに長寿や足腰が丈夫でいられるお守りをを買って行ってあげよう、など買われる方が多いと思います。
    ご利益はもちろんですが、買う人がどんな気持ちで買い求めてるかも大事かもしれないですね。
    また、ふだんお金のやり取りをしない間柄だと難しい気がしますが、もしこちらがいただいたら心掛けたいと思います。

    • Aya より:

      emiさま

      コメントをありがとうございます

      emiさまとお嬢様からのエールも、太宰府天満宮のお守りの効果にプラスされたら良いですね‼️
      おっしゃる通り、お守りを買い求める方の気持ちは、とても大切ですよね✨
      大事なのは、金銭の出どころよりも、
      おそらく昔の人が、願解きを大切にしていたのには、律儀さというものは、責任感にもつながることなので、
      神様だけでなく、人間関係でも、お願いのしっぱなしは失礼だよという意味なのかなと思っています。
      そして、願うことと同じくらい、感謝の気持ちを持つことが大事なのだという教えでもあるのかなと、
      私は解釈しています。
      emiさま譲りの優しいお気持ちをお持ちのお嬢様と、お嬢様のお友達の未来が、
      素晴らしいものになりますように✨

  2. emi より:

    本日、受験のお守りを渡した友人から息子さんが第一志望の高校に合格したという嬉しい報告をいただきました。お守り本当にありがとう!と友人も嬉しそうでした。99%は本人の努力だよ!頑張ったね、おめでとう!と伝えました。
    授業がなくても毎日塾の自習室に通うほど頑張っていると聞いていました。
    彼が入学するのは次女憧れの高校です。
    これから中学生になる次女に、TくんA高校受かったって!と伝えると、すごい!と喜び自分も頑張れば合格できるかな…と、これから始まる中学生活を良いものにしようと思ってくれたようです。
    我が家は太宰府天満宮へは飛行機でないと行けないくらい遠いので、なかなかお詣りには行けません。「2027年にA高校に合格できますように」と絵馬に書いてました(笑)

    • Aya より:

      emiさま

      お友達のご子息の合格、おめでとうございます。
      emiさまとお嬢様も、一緒にお喜びでいらっしゃる優しさがとても素敵です。
      お守りのパワーに加えて、emiさまとお嬢様のお見守りの力が、
      その方にとっての大きな応援となって、
      きっと、本番で存分に実力を発揮することができたのでしょうね✨
      お嬢様の目標も叶いますようにと私も応援しています。
      これからの中学生活、楽しく充実した、素晴らしいものになりますように❗️

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