ウワサ話し

つり目のスマイルマーク

大寒を迎え、昨日今日と、日中はわりと暖かだったものの、明け方の寒さといったら…。

今朝、なかなかベッドから出る勇気がわかず、とりあえずニュースをチェックをしていたら、BBC JAPAN のある記事がふと目に留まりました。

タイにルーツを持つ客に提供したカップに「つり目」の顔のイラストを描いたとして、アイルランド・ダブリンのスターバックス店舗が19日、賠償金1万2000ユーロ(約151万円)をこの客に支払うよう命じられた。

ソースはこちらなのですが 「スタバ店員、アジア系女性のカップに「つり目」イラスト描く アイルランド」

なんかいかにも、イギリス英語のニュースをそのまんま訳したって感じの、硬~い文章なので、ざっくり説明するとですね、

この「客」といわれるアジア系女性は、子供の頃にご両親と一緒にタイから移住された「アイルランド人」。

で、このアジア系女性は、スタバのスタッフ(ブラジル出身)が、この方のカップだとわかるように描いたスマイルマークが、「つり目」になっていたことに、とても不快で屈辱的な思いをされました。

それが「人種差別」として認定されたので、そのアジア系女性へのお詫びとして、151万円の支払いが命じられたという内容なんですね。

私の個人的意見を述べれば、アジア系の女性がみんなつり目なわけではないし、どちらかというと「タヌキ目」の私は、キリっとしたクールなつり目に憧れをもってたりするんだけども、他人の意見がどうであれ、あくまでもこういう場合は、

「本人がどう感じたのか」ということが、最優先に尊重されるべきことです

ちなみに、子供のころから、身長が低いことをずっと気にし続けながら大人になった私は、いまだに身長が低いことが最大のコンプレックスと言えるかも。(ま、コンプレックスは他にもたくさんあるけどね。)

だから、「チビ」とからかわれた子供時代のあの悲しみと、残念なことに、大人になってもチビのままだということが、どうやっても克服しようのない悩みだったりしますよ、ホント。

そりゃね、他人さまは、「小柄な女性は可愛いよ」なんて言って慰めてくださいますよ。

だって、チビにはそれ以外、言いようがないではないですか(涙) 

私の人生、チビで良かったことなんて何もないですよ。

昔し、お付き合いをしていた男性から、何かにつけ「チービ、チビチビチビ」と、野生動物か何かを餌付けするかのような呼び方をされた屈辱は、いま思い出してもまだ、ムカムカします。

「ホントに嫌だから、それやめて‼」とお願いすると、余計に「チ~ビちゃ~ん♬」などと言われてからかわれたのが本気で嫌だったのだけど、男性って、そこそこイイ年になっても、何故、女性が嫌がることをわざとやって喜ぶんでしょうかねえ・・・(溜息)

話を元に戻して・・・そのアジア系女性が不快で屈辱的な思いをされたという「つり目のイラスト」なのですが、それを描いたスタバのスタッフの方は「魅力的だと思ったので、笑顔のイラストを描いた」と証言したとのこと。

あくまでも、人種差別のつもりも、嫌がらせをするつもりもなかったということなのです。

それでもされた側が「嫌だった」「辛かった」「不快だった」と言っている以上は、相手に対して紛れもなく、不適切な行為をしたことにほかならないということなんですね。

相手が嫌がることをしない

これは、私たちが、自分と他人との存在を認識できるようになる頃、最初に教えられるコミュニケーションのルールではないかと思います。

完璧にできていたかどうかは別としても、少なくともこの私も、3才の頃にはすでに、そう教えられていた記憶があります。

子供の時期には、きっと誰にでも失敗はあると思うのだけど、大人になるまでに様々な人間関係の中で学びながら、相手の事情や感情を推し量れるようになってゆく。

それが人として成長するということだと、私は思っています。

だから、もし「相手が嫌がっている」とか「相手が不快に感じた」ということを理解することができないのであれば、もしかしてそれは人間的な成長過程に問題があるといえるのかもしれませんよね。

「コミュニケーション」というものは、単純に、情報の伝達のみで成立するものではなくて、相手の思いをくみ取ったり、意志を伝え合ったり理解し合うことで成り立つものだと説明されています。

世の中には、人の数だけ様々な考え方があり、それぞれ尊重されることは大事だとしても、少なくとも、他人との感情の関わりは、一方通行ではけして成り立たないものだと思うのです。

相手が「嫌だからやめて欲しい」と言っている以上は、「嫌がる理由がわからないし、悪いことをしたと思わない」という主張は、大人の世界では通らないということではないでしょうかね。

このスタバのスタッフがカップに描いたとされるのは、「つり目のスマイルマーク」だったそうですが、

もしかして、純粋に魅力的な(と思った)つり目を「善意で描いた」のに、その気持ちが相手に通じなかったのだとしたら、とてもお気の毒なことだと思えるのだけど・・・。

それでも、そのアジア系女性の「とても不快で屈辱的な思いをした」という気持ちが社会的に認められて、それに対しての賠償金の額が、約151万円にあたるとされたことが、

相手が嫌だと思ったのなら、相手に嫌なことをしたということになる

という論理が、正しい物事の筋道なのだと思ったのでした。

つまり、自分の意見よりも、受け止める相手の気持ちが大事なのだとことですよね。

それにしても、つり目のスマイルマークって、スマホの絵文字でも出てきそうな気がしないでもないのですが…。 

私もよく、メッセージの最後に描き入れたりするんですよね、スマイルマーク。 

気軽に描いていたけども、もしや私自身の絵心に問題があって、相手に不快感を与えてしまったらどうしよう…なんて、ちょっと不安になったりしました。

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