アメリカのバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝なさった、辻井伸行さんが帰国されたとのこと
CD買いに行かなきゃ すでに、彼のCDの受注数は、クラシックでの異例の数字なのだそう。 それ以上に日本人初の快挙を成し遂げた、若干二十歳の彼のすごさは、光を生まれつき与えられていないのに・・・ということなんですよね。
彼は、だから楽譜はおろか、ピアノの鍵盤でさえ、自分の目で確かめることはできないのです。
天才がいたよ・・・
思わず呟いた方も多いのでは・・・?
生まれつき目の不自由だった彼の望みは、一日だけでいいから目が見えるようになって、両親の顔を見てみたい、ということだそうです。
「両親の顔が見てみたい・・・でも今は心の目で見ることができるから、満足しています 」という彼の素敵なコメントに、思わずジーンとしてしまいました
『心の目』 … なんて素敵な言葉なんだろう・・・
身の回りの目につく些細なことを、つい不満に思ったりしがちな自分をとても反省・・・
やっぱり、当り前のことに感謝するのはなかなか難しい 小指を怪我して、初めて小指の大切さを実感するように、失くしたり不自由な目にあって、はじめて有難さに気づくことって多いものです
考えてみたら、皆さんとつながっているこのブログも、皆さんから頂くあたたかいコメントや嬉しいメールも、すべて当たり前に目が見えているから確かめられること。 人差し指をちょっと怪我しただけで、PCのキーボードを打つのは不自由だったりするくらいだもの、こんなにもたくさんの「当たり前」に恵まれていることが、どれほどの幸せなのかということですよね
基本的に、あまりじっとしていることのない私ですが、ジュエリーブランドに所属していた昨年までは、会議などの出張で、国内外の移動の頻度は今よりずっと高かったのです。
とくに移動の荷物をキャリーバッグに収め、ごろごろ引っ張って歩くと、実は国内の公共の交通機関の駅周辺ですとか、おそらく経験ある方も多いかと思うのですが、街中の歩道に配してある点字ブロックって、なんと言いますか・・・ちょっとした障害になるわけです でも、「これは目の不自由なかたの大切な道しるべだもの
」 と思うと、これくらいなんのその! 少しも大したことなく、むしろ縦横無尽に配されていることに安心感すらおぼえます
だけど、実際に、白い杖を持って歩いていらっしゃる方々にとってそれがとても優しくできているかというと、むしろ点字ブロックなんかおそらくものすごくささいな親切 目の不自由な方にとって、これくらいのことじゃ、気軽な外出はままならないだろうと本気で心配になります
少し前、定額給付金が支給されるのされないのが、やたらと取り上げられていた時期に、ある評論家だかコメンテーターだかの方が 「あげる、というものを要らないと言っている人が現状として多いこの国。 これはある意味、誇れることだと思う 」 とコメントしておられ、そのご意見には私も非常に同調したものです
いえ、くれるというならね、私だって千円でも、いえ100円でも嬉しいですよ 有り難くいただきます。 ただ、定額給付金・・・それってどこから出るお金??? 経済効果を上げる目的なら、他に手段を考えて欲しいし、みんなに均等にその金額支払ってくれる余裕があるのなら、国費としてもっと有効な使いかたがあるだろう
という意見に私も賛成
本日の地元新聞の朝刊の、一般の投稿欄にも 「定額給付金で孫たちに会いに行きました」 とか 「老朽化したパン焼き機を買い換え、おいしいパンが焼けるようになりました」 などの市民の声が掲載されていて、うん、それはそれで良かったですね と和めるところではあるんだけれど
例えば、私の住む福岡という街は正直、けして障害者に優しい街ではないと思う 盲導犬や介助犬にさえ理解のない飲食店や商業施設が未だ多かったり、駅を含む公共機関でもバリヤフリーどころか、非常に不親切な作りが多いわけです
これは悲しい現状です
世の中には当然のように何らかの恩恵を被っている人がたくさんいるらしいけれど、私だってどうせ払う税金なら、不正に誰かが儲けたり、楽したりするようなところに流れるんじゃなくて、本当に必要とされる場所に適切に、かつ有効に使ってもらいたいものです
地元の球団、ソフトバンクホークスの選手にも、「ホームランを打ったら車椅子一台を寄付します」 という素敵な選手がいるんだけど、私も本当に些細なことだけど、ちょっとした寄付は常にさせて頂くよう心がけてはいるんです。 でも、当然とても微力
ただ、自分のできることだけでも、ちいさなことでもやっていきたいな と思っています
私たちは、誰でも心の目を持っている
それに加え、私は物を見る目も与えられている。 せめて私にできることはやらなくちゃ
素晴らしい天才ピアニストの栄誉ある受賞に、「心の目」の素晴らしさを気づかせてもらいました
ごきげんよう♪お姉様!
定額給付金…どこから出るお金でしょうね…。
経済効果を上げる事も素晴らしいけど、もう少し盲導犬とか
障害者の方々が気軽に外出出来るような環境作りに役立てて
貰えないものだろうか…。
Be-Beさん
盲導犬が不足しているという話を聞くたびに、なんとかならないものかしら・・・って思うわよね
ハンデのある方に、もっともっと優しい社会になってほしいものです

誰もがちょっと気をつけるだけでも、ずいぶんと変わると思うのだけど・・・ 
歩道の点字ブロックの上に、平気で自転車を停める人とか、電車にお体の不自由な方が乗り込んできても席を譲ろうともしない人とか・・・
自分がされて嫌なことは、人にもしない
aya 様
『心の目』いいお言葉ですね。
本当に大切なものって案外、肉眼では見えないものかもしれません。
例えば私など普段、人を見かけで判断してしまったりしてしまいがちですが、
その人の内面のいい部分を沢山見つけられる人になりたいと思いました。
そうすればいじめや差別なども無くなるのでは…?
健常者とか障害者とか、そういった言葉も違和感があります。健常者で心の貧しい人もいれば、障害を持っていても辻井さんのように心豊かな方もいらっしゃる。
目に見える事だけで健常者とか障害者とか、そういった区別もやめて、すべての人が
Ayaさま
こんにちは
容赦なく取り立てられる税金(これは私たちの血と汗の
結晶)を使うのなら、無駄な道路工事よりは、納税者が納得できる使い方をしていただきたいものだとお役人に言いたいですね
『心の目』ですが、以前御祓いをして頂いていた先生が

『生目神社』を参拝した時は、「どうぞ心の目を開かせて下さい」とお願いをして下さい・・と言われていました。
まだまだな私ですが、目に見える物事だけでなく、その先、その奥に存在するものに迄、心配れるようになりたいものです
aya様
今朝丁度テレビで、九州には介助犬がいないという話をしていました。必要としている方が介助犬との訓練をはじめたものの、無職ということで介助犬を養う事ができるかわからない、という理由で訓練中止になっていました。
介助犬が必要なのに、働ける人っているのか?そういうことにこそ税金を使って欲しいものです。
匿名さま
その人のいいところをたくさん見つけてあげられるように・・・
素敵
本当にそのとおりですね
私もそんな人になりたいです
とっても素敵なコメントをくださってありがとうございます
今度はお名前もきかせて~ 
礼子さま
年度末になるとやたらと道路工事が増えるのは、次年度に予算を繰り越せないからなのだとか
お役所の方だって、実際は来期に持ち越して、税金を大切に使っていくことのほうが、正しい予算組みだとわかっているはずなんですけどね~
お役所のお金の使い方の決まりって、どうやら他のことでもとにかく貯金はしてはいけないってことになってるらしく、だったらなんでもいいから使っちゃえ~ってことになるって~のは、これいかがなものなんでしょう
目に見える物事だけでなく、その先、その奥に存在するものに迄、心配れるように・・・
う~む、深イイです・・・

梅子さま
同じ九州人として、これは本気で「どげんかせんといかん
」と思いますね
アニマルセラピーの力って、素晴らしいんです。
動物のほうが、きっと「心の目」が澄んでいて、美しいのかも・・・
もっと、たくさんの人に理解と協力が得られたらいいのにな~