今年は年明け早々から、大きな災害、そして羽田空港での事故と、ショックなニュースが続いてしまい、心が沈んでおりました。
改めて、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
羽田空港での事故は、被災地へ救援物資を届けにいかれる海保の方がお亡くなりになってしまったとのことで、お正月から、強い使命感を持って、人助けのためにお仕事をされていただろうと思うと、余計にたまらなくやるせない気持ちになります。
今日のお昼前、我が家の門に飾られていた門松が撤去されました。
そっか、今日は7日・・・元旦からお仕事頑張っていましたが、そのうえ世間がこんなに大変で、気持ち的にも落ち着かないまま、お正月気分を味わうどころではありませんでした。 で、あっという間に松の内が今日まで。
関西地方では、昔のしきたりとおり、15日までを松の内とされているそうですね。
お正月の行事は、歳神さまをお家にお迎えするためのもの。
歳神さまは、門松や、お玄関のしめ飾りを目印にお家へやってきて、松の内の間は、お家に飾られた鏡餅に宿って過ごされます。
歳神さまがお家にいてくださる松の内の期間は、江戸時代までは１５日までで、鏡開きを２０日としていたのだそう。
ところが、3代目の徳川将軍、家光公の月命日が20日となったことで、どうやら月命日の日には鏡開はできないということでしょうね、前倒しして、１月11日に鏡開きをすることに決まったのだそうです。
すると今度は、松の内の間に鏡開きをするわけには・・・ということになったようで、徳川幕府は1月7日にしめ飾り納めをするよう通達を出したとのこと。
それが1667年のことらしいですから、それから後は、松の内が7日とされているのですね。
ただし、江戸の通達は、関西の方にまでは行き届かなかったらしく、その後も関西では昔通りに15日までが松の内とされているらしいです。
３６０年近くも、それよりずっと前からのしきたりを守り続けておられるということに、元々の都があった時代が長かった関西地方の方々の、プライドを感じるような気がします。
神様には、できるだけ我が家にご滞在いただきたいと思うし、お飾りがあると、沈んだ気持ちが華やぐ気がするけど、門松の撤去にきていただいたことだし、後ほどしめ飾りも外すことにするかな。
今日は七草粥をいただいて、疲れた胃腸を休ませてあげるための日です。
昔でしたら、庭先や、家の近所の道端や、田んぼの畦道などで簡単に手に入っただろう、春の七草。
流石にこの時代ですから、これからちょっくら材料を買いに、スーパーに出かけて参ります。
今年の一番の目標は、健康でいること。
自分の足元がしっかりとしていない状態で、家族や周りの人たちに何かしてあげたいとか、助けたいだなんて、とんでもなくおこがましいことかもしれないなと、最近特に思うようになりました。
実は、お正月早々、母が胃腸の調子を悪くしたみたいで、少し体調を崩してしまいました。
「病院に行こううよ」と勧めるBeBeに、母は「大丈夫、大丈夫！」と言うのですよね。
父にしても母にしても、そういう年代なのかもしれないのですが、病院に行くのが面倒なのか、人様に迷惑をかけることが嫌なのか（もしかするとその両方）よほど大事にならないと、病院に行こうとしません。
まあ、こういったことは、両親と共に暮らしている私にとっては珍しいことではなく、「病院に行こうか？」「いや、大丈夫」というやりとりはいつものことなので、案の定・・・という感じなんです。
これくらいの状況では、おそらく素直に従うわけがないなと初めから思っているものですから、こういう場合はまず、様子見の状態で待機の姿勢です。
思った通り「大丈夫」と言って、寝室に引きこもった母に、BeBeが一言つぶやきました。
「大丈夫というのは、自分で始末ができる人が言っていい言葉よ」
それを聞いて、私は、妙に納得したんです。
なんだか、胸にストンと落ちたような言葉でした。
本当にその通りですよね。
大丈夫というからには、自分で全て始末をつけられないといけないのです。
だから今年の私は、胸を張って「私は大丈夫！」と言えるために、まずは自分自身がきちんと健康でいることを、１番の目標とすることとしました。
健康でいるということ、健康でいられるということに留意して、健康な状態で頑張れるように、しっかりと日々を過ごして参ります。
皆さまどうぞ、本年もよろしくお願いいたします。
うきわからもご挨拶を申し上げます。
皆様にとって、よき一年となりますように。
そして、被災された皆様方が、1日も早く、平穏な生活に戻れますようにと念じております。
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