今日は、妹のBeBeと一緒に、今年最初のお出かけでした。
打ち合わせの後、キャナルシティ博多に寄ってディナーをしました。 本来は、1月7日は七草がゆの日ですよね。
七草がゆは、お正月の間のご馳走三昧で疲れた胃腸を休ませて、内臓を通常営業に戻してあげるための行事なんですね。 なのに、逆に、普段以上にガッツリ食べちゃいましたが…ま、いっかっ‼ (笑)
年々、食が細くなって、何を作って出してもイマイチ反応の薄い両親と違って、BeBeは毎日の食事を楽しみにしてくれるし、いちいち大喜びで食べてくれるので、食事の用意のし甲斐もあるのですが、年末から、おせちにお雑煮にとずっと料理を作っていたので、外食ってやっぱり嬉しいものです(笑)
さて、今日は昨日見かけたある新聞投稿の記事について、思うところがあったので…。
まずはこちらをご紹介です。
夫は料理が得意で、番組を見てはチラシの裏にメモしてバインダーに挟み、美味しい料理を作ってくれた。
近くの息子たちに分けるのも楽しみで、詳しい作り方は「企業秘密」と笑っていた。
二年ほど前に夫は大病を患い、歩くのもままならない体になった。
断捨離性分で洋服も一つ買えば一つ処分する私は、それでそっと、メモを処分した。
しばらくして夫が「俺のバインダーは」と聞いてきた。
処分したと伝えたら、ものすごいけんまくで叱られた。
そして一週間もしないうちに旅立ってしまった。
捨てなければよかったと、今も後悔している。
「夫のメモ処分 悔やむ」 というタイトルのこの投稿
なんというか、ちょっと辛い気持ちになりました。
ご投稿者に対して意見するとか、非難批判の意味合いは全くないことを先に申し上げておきますね。
むしろ、言いたいことは、この「断捨離性分」というところにフォーカスしたいというか。
一つ買えば、一つ捨てる。 それが正しいとか間違いとかを争点にするつもりはないのですが、これは物理的なスペース確保の意味合いでも、単純にものを増やさないというルールに従って生活しているという意味でも、なんら問題はないことだと思うのです。
ただ、このご主人様お手製の「レシピブック」に関しては、新しいものを補充したから捨てるという流れに沿ったものではないですよね。
ご主人様がご病気になられ、歩くこともままならくなられた。
だからもう料理はできないから「不用品」だと判断されて、ご主人様が大切にしていたレシピのバインダーが捨てられてしまったということなのでしょうか。
もちろん、そのようなお体になられたら、ご家族としては、介添えなさる大変なご苦労があったでしょう。
しかし「そっと処分した」とおっしゃっているからには、あからさまに捨てるのは、やはり気が引けたということなのでしょう。
何しろ、いくらご夫婦とはいえ、そのレシピブックは奥様の持ち物ではないのですから。
チラシの裏にメモしたものを綴じていらしたなんて、すごくつつましやかというか、倹約家でいらしたのだなあと感じます。 だから余計に、見た目は質素なバインダーだったかも(だからきっと処分されちゃったのかも)。
だけど、ご主人様にとっては、「企業秘密」のつまった、かけがえのないレシピブックだったでしょう。 書店やネットで購入できるようなものではありませんから。
私、何が一番残念がと言うと、もし私がこのお家の子供だったら、お父さんの企業秘密を受け継ぐことができなかったことだと思うんです。
レシピがあれば、たとえお父さんが料理をする体力がなくなってしまっても、その味を再現して、一緒に食べることならできたわけですし、やがてはお父さんを偲んで、懐かしい味を楽しむこともできるわけですし。
実は、私は性格的に、レシピ通りに料理をするタイプではなくて、だから昔から、料理本なんかはあまり買わないし、作り方や材料にざっと目を通して、目分量で適当に作ってしまうという、とってもいい加減な性格なんですよね。
だから、私自身がレシピを大切にとっておくということがないんです。 なので、基本、レシピブックを持たない私が言うのはたいした信ぴょう性がないのだけど、それにしてもこのお話に関しては、「断捨離性分」という部分がもやっとして、心に引っかかるのです。
そもそも、不要なものを排除して、スッキリ暮らすことを目指す思考って、家族の趣味とか、家族を喜ばせたい気持ちとか、思い出とか、そんなものすらどんどん削ってゆこうとする行動につながるものなのでしょうか。
いろんなご家庭があって、いろんな趣味の方がいらして、いろんな価値観があるので、中には、「大事なものだから捨てないで」と言われて不要にしか感じられないものをどんどんため込まれることが、ご家族にとっての大変なストレスになっているというケースもたくさんあるかもしれません。
「夫の趣味の〇〇が家を占領してしまって、生活スペースが侵略されている」とか、「妻の浪費で家じゅう不用品に溢れかえっていて、足の踏み場もない」、とかね、そんなお話もよく聞くことです。
それはそれで、ご家族にとってはかなりのご心労がたまることかとお察しするのだけど、この「チラシの裏にメモしたレシピブック」に関しては、なんだか胸がギュッとなるなあ、私…。
なんかこういう人、知ってる。
「オレのものはオレのもの、お前のものはオレのもの」・・・ジャイアンっ‼
あくまで一般論だけど、女性って男性よりも、共感能力が高いと言われています。 だからこそだと思うのですが、家族や親しい人と、自分との、境目が曖昧になりやすいというか、自分と他人との境界線がはっきりできていない人もいたりします。
子供を自分の一部のように錯覚してしまったり、夫が自分の一部のような感覚で過ごしていたり。
いくらご夫婦でも、土足で踏み込まない部分を作っておくことは、お互いを尊重し合うということだと私は思うし、相手のことを尊重するならば、相手の持ち物に対しても敬意をもって扱うのが、人としての礼節だと思うのです。
思いやりとか、敬意とか、そんな気持ちまでそぎ落としてシンプルになるのではなく、不要なものを削っていったら、そういう大切なものが際立って残っているというのが、理想だなって気がします。
物を捨てる時の基準にしたいですね。
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