『風が吹けば、桶屋が儲かる』ということわざがあります。
これはみなさんもご承知のとおり、「ある出来事によって、全く関係がなさそうなことに影響が及ぶ」という意味で、一見「どういうつながり?」って思うんだけど、風が吹いてから桶屋が儲かるまでの仕組みをちゃんと聞けば、「ほ~、なるほど。そういう流れでこうなるわけね。」と納得出来ちゃったりする。
結果までの間がスポンと抜けちゃうと、なんでそうなるのか理由が全くがわかんないから、「そんなわけないやん!! 意味わからんし!!」なんて思っちゃうんだけど。
風水も、このことわざと似たところがあって、昔、風水は秘伝のものでした。 皇帝や、特別な地位の人のために限られて使われていた奥義で、国家の安泰や、権力を高めたり戦いに勝利するため、それから子孫繁栄や、健康、招福・招財、開運、それらすべてをより高めて、さらに災いや不運を除けることを目的としたものです。
ただ、特別な人だけのためのものだったので、専門の風水師たちは、それを広く多くの人に伝える必要は全くありませんでした。 むしろ隠されるくらいの扱いだったわけですよ。 だってそんなスゴイこと、誰にでも教えるわけにいかないじゃん?(笑)
だから風水は、かつては一子相伝だったとも言われていて、ありとあらゆる風水の奥義を伝える際に、「何故そうなるのか」という、間の理由を抜かして伝えられてきたのだそうです。
まあ、これってある意味残念なことではあるけれど、考えたら効率的で正確な伝承法だったかもしれない、とも思えるのです。
子供の頃に遊びでやった「伝言ゲーム」って覚えてます? 最初の言葉が、何人かに耳打ちして伝えて行くうちに、いつのまにか「何でやねん!!」ってくらいヘンチクリンな言葉に変わってるっていうアレです。 まあ、たいてい変になるから面白いっていう遊びなのよね(笑)
例えば、始めの人は「円高になった」と伝えたはずが、最後の人が聞いたのは「ラーメン買いに行って!!」になっちゃってたとか(笑)
そんなことを考えると、風水の伝え方も、スタートから間の人を飛ばして、いきなりゴールの人に伝えるみたいに間が抜け落ちることで、結果の正確さを保てているのだと言えるのかも。
『風が吹けば、桶屋が儲かる』みたいに、はじめと最後だけ聞けば、何でそうなったのか全く意味わかんないけど、間をダラダラと伝えることで、「風が吹けば、みなコケる」なんて妙なことになるよりはずっと良く、むしろ効率的なのね。 ま、みなコケるのほうが、意味合い的には納得だけどね(笑)
風水に限らず、昔からの迷信も、理由を知ればほとんどが、「なるほど、ちゃんと意味があって、そう伝えられたんだ~!」と納得できるものなようです。
たとえば、「雷が鳴ったら、急いでおへそを隠せ」という迷信。 これは、子供の頃には雷様におへそを取られちゃうって聞いていたけど、実際、そんなわけないやん(笑)
実はこれにもちゃんと理由があって、雷が鳴るということは、急激に気温が下がる。 だからお腹を冷やさないようにしろ、という科学的にも納得できる理由付けができるのだそうです。
普段、迷信なんかバカにしていたり、「迷信ってどんなものがあるっけ? 急に言われても思い浮かばないけど?」なんて言ってる人でも、意外に、ブレスや開運ジュエリー、風水グッズなどを、「いつから使い始めたらいい??」「いつおろせばいいの?」と、やたら気になさったりするものです。
それはおそらく、「夜、新しい履物をおろすと死ぬ」なんていう迷信を、いつかどこかで耳にしたことがあって、「怖い」と思った印象が、ずっと心のどこかに残っていたりするからなのかもしれません。
履物に限らす、「夜に新しいものをおろすのは縁起が悪い」と言う迷信にも、実はちゃんと理由があります。
昔は、明るい照明がなく、夜には真っ暗で、舗装もされていないうえ、暗くて足元が危険な夜道には、山賊なんかも潜んでいただろうし、本当に危険でした。 だから外出は明日の朝まで待ってから出かけろ、という意味合いがあったようです。
暗い夜道を、危険を冒してまで、新しい着物や履物をおろしてまで出かけなければならないような用事とは、なにかよほどのこと…。 例えば大切な人の危篤や葬儀であったりする場合が多かったので、気が動転しての道中は余計に危険、ということも含めて「縁起が悪いこと」とされていたのだと思えます。
風水にしても、迷信にしても、非科学的なことだと軽く一蹴して、はなから「全く信じない!」とはねつける人っていらっしゃるけども、人の心の優しさや深さ、奥ゆかしさを、もっと信用して受け入れてもらいたいな~、と私はいつも思うのです。
なぜなら、昔の人達は、勉学を許された人ってほんの一部の人に限られていました。 日本に限らずのことですが、識字率はとても低く、文字の読み書きが出来ない人はとても多かったわけです。
そんな人達にもわかりやすく、一般常識や知恵を与えるために、おとぎ話や迷信はとても効果的でした。
「風がふけば…。」じゃないけれど、多くの人達に広める知識や知恵を、誰にでも覚えてもらいやすく、しかも簡単に教えるためには、始めと終わりさえまとまっていれば、その間の細々した理由なんかは「はしょって」しまってよかったということなのでしょう。
先人の知識人たちの知恵と優しさを感じます。 そんな昔からの言い伝えを、一言で「信じない」と否定してしまう事が、どんなにか残念で淋しいことかと思うわけです。
でも、まあそうは言ってもこれほど文明が発達し、化学が発展して情報量もハンパない時代です。 特に、最先端の場でバリバリと仕事をこなしている男性などは、理由があいまいなことを何でも鵜呑みにしないことは、非常に賢い選択だといえるわけよね。
ところで話は急にぶっ飛ぶみたいだけど、「冷ごはんダイエット」って聞いたことあります? 冷たいご飯だと食べても太らないっていうヤツ。 つまり、コンビニのお弁当でもおにぎりでも、温めずに食べれば太らないっていう話し。
コレ、仲良しの殿方に話したら、あっさり「信じない。」って言われた(笑)
なので、その原理を説明したサイトをいくつも送りつけて差し上げたわ。 だって、あっさり「信じない」って却下されるなんて、アタクシ悔しいんだもん(笑)
冷えたご飯は、「レジスタントスターチ」というでんぷんに変化するらしいです。 嬉しいことに、このレジスタントスターチは体内に消化吸収されにくい性質があるらしいの。 つまり、あったかいご飯だと、小腸でしっかりと吸収されるけど、冷たいご飯だと吸収されない。 つまり太らない(嬉!)
原理を知ると、彼も今度はあっさりと信用してくれた(笑)
でも、それは当然といえば当然。 この現代では、みんながある程度揃った知識を与えられ、情報だって溢れまくっています。 だからこそ、正しいものを見極めなくちゃ、騙されたり失敗しちゃう。 理由もわからないような怪しい情報を、何でもかんでも簡単に鵜呑みにするわけにはいかんわけです。
だからこそ逆に、この現代をうまく生きていくには、何事もきちんと間の理由を説明することが、自分を正しく理解してもらえたり、信頼してもらえたりするために、と~っても大切なことだと思うのよ、私。
そこで思うの…。 だからこそ、ちょっとだけ言葉が足りない人が、世間でどれほど損をしているかってこと。
よく、人間関係のトラブルに巻き込まれがちとか、恋愛がうまくいかないとか、人からすぐに誤解をされちゃうっていう悩みをお聞きします。
そんな方のお話しを伺っていて感じるのが、「ああ、この人って、いつも言葉が足りいせいで、きっとかなり損をしてるんだな…。」ということ。
気持ちの中には溢れるほどの思いがたっぷりなのに、言葉として口からでるのはほんの少しだけ。 はじめと終わりだけだったりするので、せっかくの優しさも、思いやりも伝わらないし、時には気持ちを曲げて受け止められたりしちゃう。
ああ、なんて残念なことなのでしょうか…。
あれ? なんか話し長くなってきちゃった!! ということで、続きはまた明日~♫
さてさて、今日は土鍋で竹の子ご飯を炊きました。鳥むね肉の照り焼きに、めんたい卵焼き、それから冷蔵庫に残っていた納豆を、お揚げに詰めて、納豆巾着♫ 水菜としめじの和え物は、さっぱりポン酢であえて…。
自宅に一日中引きこもりで頑張ってると、食事がとっても楽しみになっちゃいます。 お料理って毎日のことなんだけど、やっぱりすごく良い気分転換になるんですよね~!!
さあ、明日から始まる新しい週も元気で頑張りましょうね!! 今日の応援、よろしくお願いいたします。
Ayaさん、こんにちは〜。
あーん、毎度毎度美味しそう :love:
朝食ブッフェでたらふく平らげた後なのにAyaさんご飯食べたいです :onpu:
ご飯はホカホカで食べたいけど、そんな効果があるならば、これからはせめておにぎりにして冷まして頂きたいと思いますー!
kantsukiさま
ありがとうございます!!
確かに、同じものなのに冷たいっていうだけで太らないなんて、
アイスクリームなんかを想像したら「ありえない、信じない!」って思いますよね~!!
でも、とにかく、「信じるものは救われる!! 」と思って、
ご飯をわざわざ冷ましてから食べている私です(笑)