相手の本当の気持ちを知るコツ
以前、私が企業戦士だったころ…ウチの母はよく私のことを、「この子は家に帰ってきたら、風呂、メシ、寝る の3言しか言わないのよ~
」なんて、母のお友達にいつも冗談交じりに話していたものでした(笑)
ホントに、あの頃の私はもう、それほどヘトヘトのクタクタで、毎晩、仕事から這うようにして自宅に戻ってきては、横で母が一日の出来事など、いろんなことを語るのに対し、「ふむ…」とか「ああ…」とかって生返事しながら、今日の夕刊に目を通す…まるで日本の代表的な忙しいお父さんと同じだ
毎日の楽しみといったら、食事と、暖かな浴槽にザブンと浸かる瞬間、そして、ふかふかのお布団にもぐりこんで、たちまち眠りにつくその瞬間…。 ああ、うちこめる仕事があって、一日に3つも幸せを満喫できる瞬間があるなんて、私ったら何て恵まれているんだろう…明日もお仕事頑張ろう
…と、そう思いながら毎晩眠りについていた(笑) ストレスだ、疲労だのと感じるゆとりすらなかった。 もう、色気も何もない、ただのオヤジだ…
そんな生活を何年もしていたからわかるのですが、仕事ってホント、責任感とモチベーションがあればどれだけでも頑張れるもので、その原動力は何と言っても頑張る意味と達成感だったりするものです。 そして、仕事を終えた時に帰る場所で安らげさえすれば、次の日も、その次の日もまた、やる気を持って頑張れるものです。 多分、世の男性方もみなさんそうなのだと思う。
どんなにヘトヘトに疲れて帰ってきても、暖かく整えられた家と食事と、家族の笑顔があるから頑張れる
あの頃の私は、四六時中、寝ても覚めても仕事のことばかり考えていた ホント色気ない…
で、暇さえあればコーチングだの、マーケティングだの、ありとあらゆる自己啓発本などを読み漁り、会議やミーティングに備えたり、時間があけば部下のためにマニュアルをこしらえたりなどしていた。
で、結局のところ、社会って、全ては「人間関係」なんだなぁ…と、つくづく思うのです。 世の中の、全ての人が同じ考えで、同じ価値観を持っているならばこんなに楽なことはない。 当たり前にお互いの気持ちがわかり合えて、当たり前に譲りあえるのであれば、世の中は戦争なんて起きないし、わざわざ法律なんて作る必要もない。
そうではないからこそ、自分が関わる全ての人と、どのようにコミュニケーションをとりながら、どのように自分の気持ちを素直に表現し、どのように相手の気持ちを理解してあげるか。 そしてお互いがどんなふうに上手く折り合いをつけて、気持ちよくわかり合ってゆけるか…そこが難しいところだし、何よりも大切なことなんだと思うんです。
最近の私は、会議やミーティングに備えて資料を揃えたり、プレゼンの準備をしたりすることなんてまずない。 せいぜいBeBeと「企画会議~ 」とか「作戦会議~
」とか、「慰労会~
」なんて言いながら、一緒に焼肉や串揚げを食べて喜んでる程度なのですが(笑)、でもいまだにネットなどで、『会議で成功につながる提案の仕方』だとか、『部下から意見を引き出す方法』などのHow to記事を見つけたら、すかさずチェックしてしまうのです(笑)
永年の習慣って、身についちゃってるものなのですね、環境が変わっても
で、先日こんな記事を見つけました。 『だから会議は意見が出てこない! 上司が言ってはいけない最大のNGワード』
ここには、「言いがち! でも、絶対言ってはいけないNGワード」とかが、いろいろとのってるのですが、ふと思ったのです。 これって、彼や旦那さまと上手くやっていくために、すごく応用できることだよなって
二人の関係を、楽しく良いものに保つには、時には会議のようなディスカッションを行うことはすごく大切です(笑) これをなぁなぁにしちゃったり、どちらかが一方的に決断したり推し進めたりするから後々に、、すれ違いが起きてたりお互い爆発して大喧嘩になっちゃったりするのです。
我々はみんな、ムー大陸の人みたく超能力を持っているわけではないのですから、言葉にして伝え合わなきゃ通じない。
だから普段から、スムースなディスカッションを行いながら、お互いの関係を育てたり、保ったりすることってすごく大事なんじゃないかと思うのです。
会議で上司が言いがちの言葉で、実は絶対に言ってはいけない言葉…。 それは、「君たち、何か良いアイデアはないかな?」なのだそうです。 なぜならば、こう問いかけられると、部下は心のなかで、「意見はあるけど、良い意見って認められるのか?」とか「この前、意見言ったら、即、否定されて恥ずかしい思いをさせられたから…。」って思うから。
でも、こんなことって、普段の会話の中でもフツーにあるよね
「ねえ、どうしたらいいと思う? 何かいい方法言って~
」ってこと。
で、「じゃあ、こうするのは? 」って言われたら、すかさず、「ダメダメ、そんなの
」とか、「無理っ! そんなのできないに決まってるじゃん、何言ってんのよ、もうっ
」なんて、速攻で否定したり、「あなたって、その程度の知恵しか浮かばないの??」に受け取れるようないい方になっちゃったりすること…。
これだと相手は、「バカにされた」と感じたり、「どうせ何を言っても無駄だ」と感じてしまうのは当然のこと…。 当たり前だけど、相手の感じていることや、気持ちを知ることはできないですよね。 先に批判したり否定してしまうんだから。
でも、こういうことって、実は結構、日常的によくあってる会話のような気がするんです
じゃあどうしたらよいか…。 この記事の中で、『会議の質を飛躍的に向上させるコツ』として紹介しているのが、「意見を出すだけ出す時間」と「その出てきた意見から、ひとつに絞る時間」に分けて話し合うことだと言っています。
「質」よりも「量」でお互いの意見を出し合う、思いついたことを何でも出してしまうことなのだそうです。 もちろん、これにはお互い、どちらにも「否定」も「批判」もナシです
そして、意見が出尽くしたら、それをひとつに絞ってゆくわけですが、会社で行う会議に限らず、普段のママ友との会話の中でも、PTAでのお話し合いの中でも、もちろん、彼や旦那さまとの会話の中でも、親子関係においても…相手の気持ちをきちんと引き出す、聞いてあげるってことは基本中の基本で、とても大事なことのような気がします。
ろくろく話も聞かないうちから、「無理 」「ダメ
」「出来るわけない
」って否定するなんて論外
お互いの信頼関係って、相手が自分のことをきちんと理解してくれていると信じられることで築かれるんじゃないのかなあって気がします
自分の思っていることを、まずきちんと全て受け止めてくれるっていう信頼関係を作れることが、もしかしたら全てのコミュニケーションの入口で、重要な鍵なのかもしれません
私もよく反省するのだけど、誰だってついつい、自分の物差しだけで物事を見たり判断したりしがち。 でも、相手には相手の物差しがあり、いろんな価値観があります。
自分の目線で見た時に、その価値観が「違う」と感じれば、人は誰でも否定したり、批判したり、自分に合わせるべきだと思ってしまいがちです。 でも、相手が「何故そう思うのか」ということが理解できたら、場合によっては自分の考えや価値観が180度変わることだってあるかも
相手と分かり合えるためには、とても単純なことだけど、相手の言葉をちゃんと聞けることが大事なのかもしれません。
さあ、それではみなさん、楽しい日曜日をお過ごしくださいね~
今日の応援も、よろしくお願いします~
Ayaさま
おぉ~!これは勉強になる!!
アタシも昭和オヤジだった(笑)
最近のイクメンって、家族優先だから残業しないのよ~。
でも、会社が一生面倒見てくれる時代でもないし、新しい生き方なんだと思うことにした(笑)
しおんさん
ええ、本当に…


で、あたくし、客観的に周りを見て、つくづく感じるのですよ…
やはり、高所得者や成功している人って、
みなさん、仕事に自分の時間を注いでますよね、
実際に、ものすごく働きまくってますわ