だからあなたは認められない

心無い誹謗中傷でコメント欄が荒れたことから、フリーアナウンサーの高島彩さんが、ご自身のInstagramのアカウントを閉鎖なさったという記事を見ました。

私は、インスタはあまり熱心にやっていなくて、実際に高島さんのインスタに、どんなひどいコメントが寄せられたのか、具体的に細かく中傷の内容は拝見していないのだけど…。

むしろ、あえて知りたくないというか、そんな話を聞いただけでも、十分に嫌〜な気分になりますもんね。

高島さん、お気の毒です。

インスタ閉鎖を決断なさっても、応援している方たちのほうがきっとたくさんいらっしゃることかと思います。

だから匿名でしかこういう悪質なことを起こせないような輩に対して、どうかあまりお気を煩わすことのないように・・・と思います。

本当に、本人が特定できないからと思って、こういうことやる人って嫌ですね。 人として、とても残念。

最近思うのですが、このようなネット上での誹謗中傷は、どれだけ陰湿に、執拗に相手を攻撃したとしても、おそらくやってる本人の気持ちがスカッと晴れることはないんじゃないのかな？って気がするんです。

というのも、誰がやっているのかを特定されないからこそ、こんな卑怯なことをやるんだと思うんだけど、逆に、匿名である以上、本当のご自分の存在を、けして誰からも認めてもらえることはないからです。

何が言いたいのかというと、これは前回の「存在承認（アクノリッジメント）のお話しに通じることなんですね。

身元がバレることがない以上、「私自身の存在をちゃんとわかってもらえてる」という満足感は、匿名では絶対に得られる筈がありません。

炎上することで、自分のやっていることにたくさんの人が反応したとしても、それはあくまでも「匿名の誰か」に対してであって、実在の1人の人間としての存在は、誰も認めてくれてはいないのですもの。

ですから、どれほど誰かに悪質な嫌がらせをやって自己満足に浸ろうとしたところで、自分の存在がはっきりしない限り、やはりどこかに満たされない感が残るはずだと思います。

きっと、やればやるほどその不満感が募るんじゃないかと思うの…。

だから余計に、それがネット上の誹謗中傷がエスカレートしちゃう原因になるのではないのかなって気もするんですけど…。 だとすると、ただの悪循環よね。

ネット上で、匿名で他人を誹謗中傷して、憂さ晴らしをしてやろうとか、妬ましい相手を傷つけてやろうという気持ちが起きてしまう人は、おそらく、実社会の生活の中でも、人に慕われ、愛される人ではないんだろうなって気がします。

そういえば、子供嫌いの人の子供が嫌いな理由として、「泣くから」「騒ぐから」「ワガママで自分勝手だから」などが挙げられるらしいんですね。

「子供だから仕方がない」と、寛容に見てあげることが出来ないのは、実は心の奥底に、「自分は我慢してたのに」という気持ちがあるからだという説があります。

自分ができなかったことをやっていることに、それがたとえ相手が子供であっても、「許せない」「憎らしい」「腹がたつ」という思いが起こってしまうというのは、共感はしませんが確かに理解はできる気がします。

本当は、自分だってそうなりたいのになれないから、悔しい、妬ましい、だから腹いせに嫌がらせをしてやろう、という気持ちになるのかなあ。

きっと、心の満たされない部分を、なんとかして解消しようともがいているんだと思います。だけど、他人を不快にしてるの、誰も褒めてくれないよ。 残念じゃない？

「さみしい人」
「暇なのね」
「性格が曲がってるのよ」

ネット上での誹謗中腸は、関係ない不特定多数の人たちみんなを不快にしてしまうような行動ですもの、他人からそんな批判を受けるのは、まぁ当然では？って気がします。

人って、いくら隠そうとしても、本性を完全に隠して、普段は善良な人を演じ切って生きていくなんて、おそらく不可能だと思います。

妬ましい相手に腹がたつのは、結局、そのターゲットのせいにしているだけで、本当は、原因は自分の内面にあるのではないかという気がします。

心を改めて、愛されるひとになる心掛けをもつように努力する方が、幸せの近道かもしれません。

他人を攻撃することに意識を向けるのではなく、自分自身をどうやって幸せにするかに目を向けたほうがいいのではないでしょうか。

怪我しちゃったシロちゃん。 グッタリでしたが、抗生物質の注射や痛み止めのお薬で、ずいぶん元気になってきました。

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