昨日、一昨日の福岡は、おだやかなお天気でとても暖か♫ 昨日は、朝のうちにベランダのお掃除をすませてから12月の朔日参りに神社にお出かけし、11月のうちに出来なかった自宅のワックスがけをしました。
私は年末大掃除は毎年、11月のうちに済ませるようにしているのですが、今年の11月は何だかんだバタバタしているうちにあっという間に終わってしまって…。 一昨日はパワーチャージに出かけたので、昨日は「今日がチャーンスっ!!!」とばかりに大急ぎでワックスがけをはじめました。
11月の大掃除の理由はこちらでお話ししています♫
11月の間じゅう、「ワックスがけ～～!!」って、ず～と気になっていたのです。終わらせて肩の荷が下り、何だか身が軽くなったような気がして、床がピカピカになったところで余計にスッキリ!! 「やらなくちゃ～！」と思い続けるって、結構ストレスなんですよね。 思ってる間にさっさと終わらせちゃえば楽になるのにね（笑）
さてさて、いよいよ12月に入りましたね♫ 何かと急に慌ただしく感じる季節です。
師走と言えば、お歳暮のシーズンです。 お世話になった方に、今年の暮れは何の贈りものを予定していらっしゃいますか？ 喜んで頂けるものを贈ること…これはお歳暮に限らず、贈り物を差し上げる際に、一番重視したい点ですよね。
そういえば、会社員の妻で専業主婦だった母は、父が勤める会社の上司へのお中元、お歳暮は、「送りつけるのは失礼にあたるから」と、必ず上司のお宅へ、ご挨拶がてら自分で出向き、上司の奥様に直接お渡ししておりました。
業種や社風もあるでしょうが、その当時、企業のそこそこの役職の奥様というのは、大半の方が専業主婦でいらして、ご自宅でご主人様のそういったお付き合いの対応や、お家のこと全般をなさる方がわりと普通であったものです。
今では部下の奥さんが贈り物を持って上司の家を訪ねるときくと、「え？？そこまで？？てか、急に来られても迷惑なんじゃ？？」なんて思う方もいらっしゃるかもですが、当時は礼節をわきまえていらっしゃる方々にとっては、むしろ当たり前のことであったようで、先方も、「あらまあ、いつも。 ご家族みなさんにはおかわりないですか？」ってカンジで、奥様か、奥様がお留守の際にはお手伝いさんなんかが、当然のように対応なさっていました。
ある年の暮れに、母がお歳暮を持参する際、たまたま母に付いて、父の務める会社の九州支店の支店長のお宅にお邪魔した時、その年に、父が大病をしたことをその奥様はちゃんとご存じでいらっしゃいました。
支店といえども何百名かの社員が勤務しているはずでしたから、「父のこと、奥様までご存じだったのか」と、父がどれほどの大病をしたのかを改めて感じたのと、偉い方の奥様って、こんなふうに下の人にまで、気遣いができるものなんだなぁと、私はまだほんの小娘ながらも、とても感心したのを覚えています。
「まあまあ、寒いのにようこそ。 お父さま大変でしたね。 お母さまをしっかりと助けて差し上げてね。」と、とても穏やかな笑顔で、私にそうおっしゃった奥様の優しい笑顔を、私は今でも忘れることができません。
なぜなら、その年が明けてすぐに、奥様は突然亡くなってしまったのだそうで…。 それを知った時は、とてもショックでした。 あの時はすごくにお元気そうに見えたのに。 私に優しく言葉をかけて下さったのに。 とても上品で、物腰のやわらかな素敵な方でいらっしゃいました。
エレガントな女性というと、いろんな素敵な方が思い浮かぶのだけど、あの方は、いまでも私にとっての憧れの女性の一人です。
さてさて、今年は東京や関西でのセミナーが開催できずじまいで来年を迎えそうで、それがとても心残りなのですが、「どんなセミナーを希望するか、是非知らせてください～♫」というと、みなさん「マナーの講座をお願いします～!!」というリクエストがとっても多いのです!!
これには私の方が驚いていて、「えええ？! こんなガラッパチの私からマナーを習いたいですとっ？!」と恐縮することしきりなのですが…。
一年前に神戸で開催したセミナーで、リクエストにお応えして、おまけで追加した「お歳暮のマナー」講座が思った以上に喜んで頂けたので…。
時節柄、みなさんにも「お歳暮のマナー」について、今日はちょっとお話しさせていただいちゃいます♪
まず、お歳暮は「食べ物」を贈ります。 合理的に「商品券」「ギフトカタログ」がもらって嬉しいから、相手も喜ぶに違いない!という発想は、あながち間違ってはいませんが、本来の意味でのお歳暮にはふさわしくありません。 しかも、お歳暮に限らず、目上の方にはこれは大変失礼な贈り物です。
お歳暮とは、本来、お正月の歳神さまや神棚にお供えするためのものですので、米、魚、お野菜、お餅、お酒などの、もともとは祖先を敬い、新しい年の豊作を祈るための供物を贈るものです。
お世話になった方に、年末のうちにお贈りします。
お歳暮を贈る時期は
正式には、12月13日（事始めの日）～12月20日までの間です。 デパートなどでは早くからお歳暮コーナーが特設されますが、11月のうちに済ませてしまって、「一番乗りで印象アップかな？」と期待したり、「早くにすませちゃったから安心～!!」というのは、実はマナー違反なんですよ。
でも、忙しい現代では、12月初旬～クリスマスあたりまでに贈るのが一般的のようです。
紅白花結びの熨斗紙が正式ですが、最近はエコを意識して、のし付き短冊を付けてもらうというのも、むしろスマートかと思います。
本来は、私の母がやっていたように、お歳暮を持ってお宅を訪問し、直接手渡すのが礼儀ですが、最近ではデパートなどからの発送が一般的となっています。相手の方も、対応が大変でしょうから、デパートから届いたほうがむしろ助かるかもしれませんね。
ただ、持参しない場合にはかならず「送り状」を郵送しましょう。 「送り状」は品物が届くよりも早くが届くようにしましょう。
「送り状」には日頃お世話になっていることへのお礼や、お歳暮を送ったということをはっきり書くようにします。
私がいつも書くお手紙の一例をご紹介しようと思ったのですが、せっかくですからこの際、奥様になりきって、ひとつ例文をあげてみますね♫
＜送り状例文＞
拝啓 歳末の候、ΟΟ様をはじめご家族の皆様方にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年一年、公私共に何かとお気遣いいただきまして主人共々大変感謝いたしております。
または
○○様には、公私共に主人がお世話になり、厚くお礼申し上げます。
つきましては、（日頃のご配慮への/毎々のご厚情への/今年一年の）感謝の気持としまして
（心ばかり/ささやかですが）ΟΟ百貨店からお歳暮の品を送らせていただきました。
（お口に合いますれば/お気に召しましたら）幸いです。
○○様には、来年も変わらぬご（厚情/厚誼）を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
末筆となりまいたが、時節柄、○○様方にはくれぐれもご自愛くださいませ。
敬具
ラブ スピ太郎 内 ←（内というのは奥様が代筆したという意味です。）
平成Ο年Ο月Ο日
ОΟОΟ 様（縦書きの場合最後に宛名）
本当にご家族ぐるみでお世話になっている方には、やはりご挨拶も兼ねて、お宅を訪問なさることが礼儀かと存じます。 ただし、先方も師走の忙しい時なので上がり込んだりせず、玄関先でご挨拶と一年間のお礼だけのを述べるのがマナーですよ。
こういうタイミングって、女性のエレガントさを見せる絶好のチャンスだと思うのです♫ 奥様の普段の頑張りを形にして、ご主人様の株も上げて差し上げましょ♪
もちろん、独身の女性でも、会社の上司の方にきちんとお歳暮をなさるのをおススメしますよ♫
それでは、今日の応援もよろしくお願いいたします～♫
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