東京のほうは、雪で大変だったそうですが、福岡では、ここ数日、軽めのコートでも出かけられそうなほどに暖かで、良いお天気続きです。
あっというまに松の内を過ぎました。
関東地方では、7日までが「松の内（まつのうち）」といい、この期間がお正月です。
ですので、門松やしめ飾りなどお正月のものを、7日で取り外すと言われています。
福岡でも、たいてい7日までがお正月の期間とされているかと思いますが、関西地方では、松の内は15日までという、古くからの風習を残されているところが多いとききます。
個人的には関西式に、やはり15日くらいまでは、お正月の雰囲気を残してほしいなあ～と思ったりします。
大晦日の夜の除夜の鐘が聞こえ始めた時間に、おせちを盛りつけながら、「あ～、今年はもっと早く終わる予定だったんだけどな～‼」と言ったら、「去年の同じ時間にも、全く同じこと言ってたよ」と、妹のBeBeに笑われました(笑)
段取りも進行も、毎年変わらず同じペースってことですから、私って進歩しないのね～（汗）
我が家のおせちは、毎年ご紹介している通り、正当派からはちょっと外れたものですが、それでも、このスタイルがすっかり我が家の定番。
家族そろってお正月を過ごすのに、ちょっとした特別感を演出するだけで、なんだか新鮮で謙虚な気持ちで一年をスタートできる気がするんです♬
それにしても、おせちも、元旦、二日と食べ続ければ、3日目にはさすがに飽きてきますから、毎年3日には、ほぼ通常の食事に戻ります。
なので残りはこんなふうに、お気に入りのお皿にちょっとずつのせて、ワインのつまみに♬
お正月の間は、SNSでいろんな方のご自宅のおせちを拝見したり、お正月のお花を拝見したり、初詣にお出かけになったご様子を拝見するのも楽しみなんですよね♬
またこの時期、SNS等でよくお見掛けするものが、初詣にお出かけになった際にひいた「おみくじ」の結果です。
「やった～‼ 大吉、嬉しいな‼」
「残念、末吉だった・・・‼」
今年最初の運試し、大吉であれば「今年の幸先が良さそう♬」と、思われる方もいらっしゃるかと思います。
おみくじの、大吉から凶までの順番というのは、厳密には「大吉→中吉→小吉→吉→半吉→末吉→末小吉→凶→小凶→半凶→末凶→大凶」となっているそうです。
一般的には、大吉～末吉あたりをよく目にするような気がしますよね。
ですが、おみくじに載っている吉凶よりも重要なものは、「神様からのお言葉」なのです。
大吉でも、末吉でも、あまりそれで一喜一憂する必要はありません。
神様からのメッセージは、和歌であったりしますので、ここはサッと目を通されたり、はじめからスルーされている方もわりと多いかもしれません。
でも、おみくじの吉凶以上に、今のあなたにとっての大切なメッセージですから、スルーしちゃうのはもったいないです。
この神様からのメッセージは、今のあなたにとってのアドバイス。
心の支えとなる時もあれば、時にはちょっと厳しい忠告であったりするかもしれません。
ですが、それほど有難いものなのです。 しっかりと胸に留め置きましょう。
ところで、神社で、お賽銭を入れてから、神様の前で、
「お金持ちになりますように」
「宝くじが当たりますように」
「年収3000万以上の人と結婚できますように❤」
なんて、お願い事をされる方っていらっしゃるかも？
このような願い事というのは、残念ながら、たいてい叶わないものなんです。
「個人的な都合を優先する願いごとや、自分の利益だけを願うもの、身勝手な願い事は、神様は叶えてくれないのよ」という方もいらっしゃいますよね。
だからなのか、「最初に、世界平和を願ってからだと、自分の願い事が叶いやすい」という噂もあるみたいです。
世界平和とは、またスケールの大きな願い事・・・という気もするのですが、こういう願い事は、少数の人がささやかに願っても、叶いそうもない願いですよね。
やはり、世界中のみんなが一丸となって願わねば…。
でも、考えてみたら、これは常に世界中の誰もが願っていることでもあるような気がするのです。
少なくとも、この2年ほどの間は、「早くコロナが収束しますように」と、全世界が一体となり、コロナの終息や無病息災を願っている状態だと思うのです。
それでもなかなか、明るい見通しがハッキリと見えるまでにはあと一歩・・・‼というのが現実です。
つまり、願いが個人的なことであろうと、利他の心を持って願おうと、たった一人の願いであろうと、大勢の共通した願いであろうと、願いを実現させるための方法や、目的に達するための手段が明確にされていないかぎり、どんな願いでも、実現しがたいのだといえるのではないでしょうか。
どんなことでも、ただ願っているだけではけして叶わない。
自分の願いを叶えるために、行動するのは自分自身でしかないからです。
神仏のご加護は、神様に選ばれた運の良い人が、当たりくじが当たるように、棚ボタ的に受け取れるというものではありません。
漠然とした望みではなく、ご自身の明確な目的に対して、それを実現するための行動ができること。
そして、ひたすら努力する人に、与えられるもののようですよ。
松の内が明けると、博多の街は、次は十日えびすで賑わいます。
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