4月になりましたね。
早いもので、2020年がスタートして、もう4分の１が過ぎたってことですね、早いわ～‼
4月1日、エイプリルフールですが、今年はこんな時だから、注意しましょうっていう警告も見かけておりました。 ホント、こんな時にもシャレにならない嘘をつく人っているものですよね。
エイプリルフールなんて、もともと実直で正直な日本人には向いてないものじゃないかって気がするんですよね。
そもそも、誰も傷つけず、イラっともさせず、誰もが思わずにっこりと笑顔になって、幸せになれるような気の利いた、「素敵な嘘」なんて、そう思いつけるものではないと思うんですよ。
失礼ながら、たいていのものは、「あ～、ハイハイ」って流したくなるものだったり（汗）
私の知人男性も、憧れの芸能人の写真をSNSに挙げて「〇〇ちゃんとケッコンすることになりました‼」と投稿し、周りの失笑をかっていましたが…（苦笑）
中には、とても笑えないどころか、興ざめしちゃうようなものもあったり、下手すると不愉快になるようなものもあったりしますよね。
張り切って、エイプリルフールに乗っかって、「やめといたほうがよかったのに」って思われるようなことになったりとか、うっかり自分の品性を疑われることになるくらいなら、最初からスルーしといたほうが賢明なんじゃないかって気がするんですけど…。
そういえば、「コロナウイルスに感染した」というウソの投稿をして、さっそく非難されている有名人の方がいらっしゃるようだけど、まさに今、闘病していらっしゃる方やそのご家族の方、そして、治療の甲斐なく命を落とされる方が日に日に増えている中で、許容される冗談の域は超えてるなぁという気がします。
これこそが悪趣味ってヤツですよね。
ところで、私のエイプリルフールの思い出というと…。
昔、宮崎にあった祖母の家の前の道を、ずっと上の方に上ってゆくと、牧場があったらしく、（大人たちは「まきば」と言っていましたが）、時々、馬が公道を通ることがあったのですね。
アスファルトの上を馬が歩く、パカパカという蹄の音は、結構大きな音で響いてくるので、馬がやってきたっていうのがすぐにわかるのです。
その音が聞こえると、子供だった私たちは、大急ぎで道路が見える窓のところに駆けていったものでした。
ある春休み、祖母の家に遊びに行っていた4月1日に、私は何か嘘をつこうといろいろと考えました。
大したおもしろいことは何も思い浮かばず、とりあえず、妹のBeBeに「馬が来たよ‼」と言うと、BeBeは、飛び跳ねるようにして大喜びで、走って馬を見に行きました。
そこですかさず、「エイプリルフールだよ～‼」と言うと、BeBeが、ものすごくがっかりした顔をしたんですよね。
なんだかすごく申し訳なくなって、本当にかわいそうなことをしちゃったなあ…と…。
それっきり、これからはたとえ4月1日でも、しょーもない嘘なんかつくのは絶対にやめようと思いました。 だから私はそれっきり、嘘をついてやろうなんて思いません。
そもそも私には、人を幸せにできるような、素敵な嘘を思いつける才能なんて持ち合わせていないのです。
新型コロナウイルスの感染拡大がつづくなか、数日前から、エイプリルフールのうそ自粛を呼び掛ける動きも広がっていましたが、ただでさえ、デマの情報の増加で様々なトラブルが発生しているわけですから、「便乗しよう」と思うこと自体、本当にやめておいてほしいものです。
そういえば、、福岡市の老舗ファッションビル「天神コア」の、先日3月31日の閉店に伴い、閉店セールに行列した女性たちが大勢いたみたいですが、
「外出自粛要請が出ていることをを知らなかった」とコメントしている人も結構いたらしくて…。
閉店セールの情報は知っていても、外出自粛要請は知らないって、いったいどんな偏った情報ツールを使っているんだろう…？？と、疑問に思えてしまいました。
誰かがお花見してたとか、してないとか、なんだか小学生がホームルームで、「先生に言いつけちゃうよ」的なレベルの話題に思えがちなことも問題になっていますけど、
今はこんなことでも、実際に人の命にもかかわるような大事なことなんですから、もうちょっと危機感を持とうよって思います。
身の回りに感染した人がいないと、「自分には無縁のことだ」っていうふうにしか思えないと、言っておられる方もいらっしゃるみたいなんだけど…。
あなたの周りどころか、あなたが感染者になるのも時間の問題なんです。 感染者になるということは、単なる被害者ではなく、その瞬間から加害者にもなりうるということ。
若くて元気で、自分は大丈夫だとしても、自分の身近な人は大丈夫では済まされないかもしれない。
危機感や、当事者意識を持てない人って、たいてい社会では、他人に迷惑をかける立場の側にいる人だという気がします。
ここまで感染が広がってくると、本当に身近なこととして考えてほしいのです。
私など、高齢の両親と一緒に住んでいるから、気にしていない人から見たら「神経質すぎるんじゃない？」って思われるだろうなと、自分でも思うほど、気を張って過ごしています。
何も考えず、気軽に外出できていたことが、とても幸せなことだったんだって、改めて感じます。
今日は、4月1日なので、恒例の氏神様への参拝に行って参りました。
いつもは、二礼二拍手のあと、日ごろの感謝の気持ちとご挨拶を申し上げるのだけど、さすがに今日は、この状況が、一日も早く収束して、安心して生活ができるようにまりますように…とお願いをせずにはいられませんでした。
どうぞみなさまも、くれぐれも御身おいといくださいませ。
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