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続・許しの体験(カエルカード)

本日は、ハトさんストラップの受付最終日でした :smile1: このたびは東日本大震災による被災者の方々を応援するチャリティー、記念すべき第一回のハトさんストラップ企画に、たくさんの方のご賛同を頂きまして、本当にありがとうございます :happy: :kirakira:

今回のチャリティーのご報告に関しては、お申し込み後のお振込の完了がなされていない方と、お申し込みは頂いたものの、その後のご連絡がうまくいっていない方が何名かいらっしゃるために、まだ正確なことをご報告することができません。 

チャリティーに関わらず、通常でも頂いたメールには、必ずお返事を差し上げるようにいたしております。 もし何らかのご連絡を下さったものの、私からの返信が届いていないという方は、どうかお手数ですが、もう一度ご連絡をくださいませんでしょうか。 よろしくお願いいたします。

さて、それでは昨日のお話しの続きです・・・ :smile1: 6年前に起きた福岡西方沖地震によって、完全に倒壊してしまった私が勤めていたブティック・・・。 ただもうグチャグチャ・・・としかいいようのないブティックを見た瞬間・・・自分が怪我をした以上の辛さと悲しさに打ちのめされた気がしました。 そして、これから何をどうしたらよいものかと、途方に暮れてしまいました。 :angry:

ところでハワイで福岡の地震を知った時、その場からBeBeはまず自宅に、そして私はブティックに電話をかけたのでした。

震災の直後から、市内の携帯電話はまったく繋がらなくなっていたらしいのですが、私たちはその時、現地でレンタルした携帯を使っていました。 海外の回線から固定電話にかけたこともあってか、電話は普通につながりました。 ただ・・・たまたま電話に出た男性スタッフに状況を確認すると、「あ・・・ハイ・・・えっとぉ、結構もう大変で・・・ :ase: 」と :su1: :ooo: ・・・いまひとつ状況はよくわからなかったけれど、とりあえず誰にも怪我はないということだったので、「そうなのね、とにかく明日戻るから・・・ :su1: :ase: 」そう言って、私は電話を切るしかありませんでした。

日本に戻れたのは翌日の夜でしたから、その翌朝に出勤してみて、私はただボーゼン・・・そして、地震が起こったその時にその場にいなかったことに対して、ますます自責の念にかられました。

防犯の意味を兼ねて、常々からブティックの開店時間まではけして防犯シャッターを上げないように指示していたことが幸いして、全面が大きなガラス張りの造りになったお店の壁面ガラスを重たいケースが打ち破り、表の通りに飛び出してしまうような大惨事は免れましたし、有り難いことにスタッフにも怪我はありませんでした。

その後、何とか営業ができるようになるまでには数カ月を要しました。 そして、その間には何度もやってくる余震・・・時には作業の手を止め何かにつかまり、じっと身を固くして揺れがおさまるのを待つ状態です。 スタッフの中に、とても怖がりの人がいて、そのたびに大きな声を上げたり、うずくまってしばらく動けなくなってしまったりするのです :ooo:

「お願いしっかりして、そんなに怖がらないで :su1: もしこの先接客中に地震がきたとき、あなたがそんな風になっちゃったら、お客さまはもっとパニックになっちゃうから・・・」 どうか怖くても、プロ意識を持ってお客さまの前でだけはしっかりしてね ❗ 彼女をそう指導したくても、私にはできませんでした。 何しろ一番大きな地震の時を私は経験していないのですから・・・。

彼女の恐怖を同じ気持ちでわかってあげられないこと、そのことに対しても私は自分のことをどこかで責めていた気持ちがあったと思います。

今回のチャリティーを始めた時に、お申し込み下さったある方から、「彩さん、どうかご自分を責めないでくださいね :smile1: 」とメールを頂いた時、何か上手く表現できないんだけど、自分の心の中の奥深くでず~っと眠っていた何かを、そっと起こされたような感じがしました。 

それは、福岡西方沖地震が起きてからこの6年の間、ずっと私の中にあった自分を責めていた気持ちを自分で確認できたからではないかと気付きました。

今回の震災が起こる前から、どこかで何か災害が起きたと聞くたびに、ずっと心のどこかで不安と罪悪感、そして自責の念が起こっていたように思います。 そして今回も、災害の起こった場所から自分が離れたところにいたために、暖かくて明るい場所で、何にも変わらない生活ができていることを申し訳ないと思う気持ち・・・心の底にとても申し訳ないような気持ちがありました。

それは、ハワイにいた私に、福岡で地震がおきたことを知らせるために、あちこちのホテルに電話をかけたという知人の男性に、 :mail: 「一体なにやってたの :iyaiya: ❗ 」と言われた、その時からずっと・・・。

彼はただ親切のつもりだったのでしょう。 アメリカでの生活も永く経験している彼は、日本の地方都市で起きた災害を、旅行中の私が知ることができないだろうと思ったのだと思います。 ハワイのホテルに何軒も何軒も電話をかけているうち、「こんな大変な時に、一体何をしているんだろう・・・ :muki-: 」そう思ってイライラが募っていたところに、へらへらと連絡をしてきた私のことをつい責めたのだと思います。

私にしてみたら、自分の部下たちには怪我がなかった。 家族もウキワちゃんも問題ナシ、周りの知人にも特に怪我がない :smile1: そのことを確認したことで、「ああ、大丈夫 :happy: たいしたことなくて良かった~ :smile3: 」と思って、わりと気軽な気持ちでいて・・・それが、阪神大震災を経験していた彼には余計にお気楽に感じられて、責めてしまったのかもしれません。

ただ・・・。 今になって思うのです。 あの時に、たとえ自分の家族や部下たちに何か問題があったとしても、私は翌朝まで待たなければ日本に戻ることができなかった。 天災は誰のせいでもないことだけど、「大変なことが起きているのに :iyaiya: ❗ 」と言われても、一体どうしたらよかったというのでしょう・・・。

すごく手間をかけてわざわざ知らせてあげた、すごく心配してあげた、それは単なる彼の自己満足ではなかったのでしょうか・・・。 

とても久しぶりに、私は『カエルカード』を開きました。 60枚あるカードを丁寧に広げて、「これだ :smile1: 」と思うカードを一枚ひきました。 それがこのカードです。

『許し』・・・カードにはそう書いてありました。

「過去の怒りや傷はそのまま引きずると重いもの。 思い切って手放して! 寛大な心で今までの人生の出来事を包み込むのはあなたの愛。」

カエルカードの解説書によると、私の心の中ではすでに知っていたことを、このカードが私に思い出させてくれたことは、こんなことです。

「心の奥にある古い怒りや傷ついた感情を、手放す時がきました。 一歩前進です。 大いなる寛大さを持って、自分の傷ついた過去にかかわる人や全ての出来事を許し、包み込みましょう。 このパワフルなカードをひいたあなたは成長する準備が整いました。 許しの体験を通過した自分をまるごと褒めて、認めてあげて下さい。」

POSTED COMMENT

  1. しの より:

    aya様

    そんな事が…何も知らずに(>_<)

    思いがすれ違う事もありますが、支え合う優しさや他人を思いやる心あってこその「すれ違い」ですよ☆

    「許し」と「成長」…春って感じたのはワタシだけでしょうか!?こちらも、温かくなりましたよ~!!

  2. より:

    あや様、

    相手に対しても自分に対しても、許す事って実はとても勇気がいる事かなって思うんです。。

    女優さんで「許す事は、自分にあげる贈り物」と言った方がいますが、確かに怒りを超えて許す事ができるのは、相手だけでなく自分もいい方へ開放する事ですよね。。

    でも、そんなにそんなに思っていらっしゃったなんて。。。なんて責任感のある方!自分のオッペケペー加減を思い知ってしまいました。。。。。

  3. aya より:

    しのさま

    ホント、春ですね :happy:
    ちゃんと春を呼ばなくちゃいけませんね :smile2: :kirakira:

  4. aya より:

    明さま

    「許す事は、自分にあげる贈り物」・・・素敵な言葉ですね :happy: :heart2: ちゃんと贈ってあげよう・・・ :heart:

    しかし、いつもテキパキ、キビキビの明さまの一体どこがオッペケペー??? :gaaan1: ❓ (笑)

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