実るほど頭を垂れる稲穂かな

つい先日のこと、FNSのウォールに、ある男性が、「僕はこの長谷川サンって人を知らないのだけど…。」と、長谷川豊氏の公式ブログの、とある記事を紹介なさっていて、何の気なしに目を通した私は、おもわず「ううむ…。」と唸ってしまったのでした。

実は、失礼ながら私も、この長谷川さんとおっしゃる方を存じ上げなくて。 この方の公式ブログに公開されているプロフィーによると、「フジテレビ出身のフリーアナウンサー。 14年間、朝の情報番組「情報プレゼンターとくダネ!」で、現場取材やニュースのリポートを担当。 ニュースプレゼンテーションのプロフェッショナルとしてご活躍。取材した現場数は1700以上。伝えたニュースは2500を超える。」方なのだそうです。 現在もバラエティー番組の司会の他、ご執筆やご講演活動もなさっていらっしゃるそう。

私が拝読した記事は、「ゲスの中のゲス」というタイトルで、「すごく…ものすごく悩み、考えさせられる記事がありました。」という始まりで綴られたものでした。 

このことも私は存じ上げなかったのですが、ダウンタウンの松本人志さんのお父さまが、最近、お亡くなりになったのですってね…。 そして、その際に週刊誌の取材陣が松本さんのお母さまのところへ取材に行ったことに対し、そのあまりのデリカシーのなさに、テレビのある番組の中で、ひどく松本さんがお怒りになっていらしたのだそうです。

そのことに対しての、いわば「報道する側」のお立場としての気持ちを綴ってあるものでした。 「え?昨日の王貞治さんのお話しの続きじゃなかったの? :poke-: 」とお思いになったあなた :smile1: 毎日私の稚拙なブログをお読みくださってありがとうございます :happy: :heart2: はい、これからちゃんと、王貞治氏のお話しも出て参ります。

まず、この長谷川氏のブログをご紹介させていただくに当たり、私の勝手な解釈が加わることで、読んでくださる方の受け取り方にも違いが出てくると申し訳ないですので、誠に勝手ながら、長谷川さんの公式ブログの記事の一部をご紹介させていただくことをお許しください。 なにしろ、ご本人様にも、所属事務所さんにもご許可はいただいておりませんので、みなさん是非ともこの方の公式ブログをご覧になってください。 とにかく、興味深い内容ばかりが綴られております。

本気論 本音論 【長谷川豊公式ブログ】

長谷川さんが、「マイナビニュース」のこちらの記事をご紹介のうえで、※松本人志、父の死の直後に母を取材する記者を非難「お前らゲスのゲスやな」

松本さんのお言葉に対して、本当にその通りで、松本さんのお気持ち、とても良く分かります、そんなゲスのゲスな取材を13年間やり続けてきた僕としては、一言の反論も出来ない気持ちです…とおっしゃった上で、こんなお話しをなさっていました。

長谷川さんが入社なさって2年目か3年目頃だったか、王貞治さんの奥様が亡くなられたたことで、当時、朝の情報番組でリポーターとして働いていた彼は、王監督のご自宅へと、取材に急行したのだそうです。

時間は夜の11時。 あまりにも非常識な時間で、チャイムを鳴らすのにはとてもためらわれたそうなのですが、他の取材陣もどんどん集まってくる…この中で、局アナなのは、彼だけだったのだそうで、「自分がやるしかない」と、ピンポンなさったのだそうです。 王監督の奥様のお亡くなりになったその日の、しかも深夜に。

彼は、『その時とられた王監督の態度は、僕が2000回近く行ってきた現場取材の中でも、特に印象に残っているものです。忘れられないですよね。 あの時の王さんの一言目は。』と言っておられます。 

「あぁ…」

低い声で、そう言った後、なんと自宅から出てきた王監督は、やや疲れた顔をしながら、こうおっしゃったんです。

「こんな夜分に、天気の悪い中、私事でお騒がせしてしまいました。大変申し訳ありません」

そう。その日、雨が降ったりやんだり、で。天気悪かったんですよね。もちろん、インタビューの時は止んでましたけどね。まさか、奥様が亡くなられて、いきなりカメラ回されて、マイク向けられて、まず最初に僕らに対してこれ程の「礼儀」をもって接することって、普通の人間、出来るでしょうか。

「こんな時に、本当にご無礼をお許し下さい。一言、コメントだけでも頂きたいのですが…」

僕の言葉に対して、王監督はその時の思い、妻への感謝、応援してくださるファンの皆様へのコメントを話してくださり、「さまざま、準備がございますので…」と家の中に戻られたんですよね。

なんだか、罪悪感で申し訳なくて申し訳なくてね。
僕はいつの日か、この王監督のとられた態度を皆様にご紹介したかったんです。こういう機会にお話出来て良かったです。王監督、カメラの回っていない所でも、僕は最も尊敬する野球人です。

『松本さんのおっしゃってる事は本当に正しいです。』と、長谷川氏はおっしゃいます。 せめて一か月くらい待つという配慮が欲しいというようなことを言っていらした松本さんに対し、長谷川さんは、

せめて1か月。

日本人は1カ月もたってしまうと、本当にニュースなんてほとんど忘れちゃいます。そんなに時間をおいてからコメントをもらっても何の意味もないんです。松本さんがテレビ上でお母様の話などを一度もしていなかった場合、多分その記者さんは家になんて行ってないと思うんですよね。
でも、松本さんは、お兄様をはじめ、テレビ上でけっこう家族ネタをお話しになる方です。
お父様がお亡くなりになったのなら、僕たちは行きます。それが取材です。王監督のご自宅に向かう時に、ディレクターに言われた言葉が今でも僕の頭の片隅には残っています。
「辛いのは分かるけどな、そもそも俺らテレビやマスコミなんて、世間の鏡でしかないんだぞ?」

逆に、どんなにゲスであったとしても、世間が求めるコメントであれば、僕たちはそれを撮ってこなければ。だって、僕らが撮らなきゃ、世間の皆さんは「知る」ことすらできないのだから。

きっと、松本さんのお母様のコメントをもらった記者さん、あの日の「ワイドナショー」を見ながら、何度も何度もテレビ画面に対して謝ってたと思います。その気持ち、本当に良く分かります。そして、僕らゲス一同、松本さんのおっしゃってる事の方が正しいことも良く分かってます。

本当に難しいですよね…。そうして、今日もまたテレビや週刊誌は作られているのです。

私も、すごく考えさせられました。 まず、昨日もチラリとお話しした通り、福岡の、いえ日本中の…いえ世界中の人に慕われ、リスペクトされている王貞治氏という方は、これほどの人物なのです。 

彼の素晴らし過ぎる逸話は、本当にたくさんたくさんあるかと思いますが、私の身近なところでも、先日のタクシーのドライバーさんのように、「僕なんかにもね、丁寧に、失礼しますって言ってね、会釈をされて。 うわ~すごく紳士的な人だなって思って、感動しましたよ :iyaiya: :heart2: :heart2: 」と、もうメロメロなわけ。 それほどの方なんですよ、王貞治氏と言う方は。

長谷川氏がお話しになりたいことは、「王貞治さんはあんな立派な対応をなさったのに、松本さんは…」という意味ではないことはわかります。 王貞治氏と言う方は、もうある意味、人として素晴らしすぎる人なんだと思います。 

そして私は、毎回このような報道を見るたびに、報道の意味と意義を、深く考えさせられるのです。 先日、突然の大噴火により、大勢の方が犠牲になった御嶽山の登山者の中で、噴火のつい1分前の様子をツイートした方がいらっしゃり、それに対してテレビ局の担当者が、「話しを聞きたいので、連絡ください!!」的なコメントを残していたことで、「それよりもまず安否を気遣うべきでは?」と、多くの人の顰蹙をかったという記事をチラリと見かけました。

まあ、何だかんだと言いながら、私自身もそんな報道やら記事やら、ツイートやらを流し読みしては、「ふ~ん」とか「へ~え」とか、「ううむ、なるほど~」なんて言ってるわけだから、何の偉そうなことを言う資格もないのだけど。

ただ、長谷川氏のこの記事を拝読して私は思ったのです。 あくまで、私の素直な感想として…報道する側のお立場の長谷川さんにとっては、視聴者に対して「知らせる、伝える」ということが、絶対的な義務であり、あえて言うまでもなく、とにかく当たり前すぎる事なのだと思います。

だからだと思うのですが、長谷川氏のお話しの中には、この方の中ではあまりにも当然すぎる「目的語」があえてかかれていません。 (長谷川氏のブログに対して、まさか批判や否定や、意見を申し上げているわけではないことはご理解くださいね!! )

だから、私のような、一般人の末端には、何故「知らせなければならない」のか、何故「伝えなければならないのか」が、全く説明されていないように思えてしまうのは、それはきっと、報道する側のこの方々にとっては、目的など改めて考えるまでもなく、報道するということが、当然すぎるほど当然のことだからだと思うのです。。

でも、週刊誌にはまず目を通す機会もなく(たまに病院の待合室などでめくってみても、どこを読んでいいかわからない :nageyari: )、日常でテレビをつけた状態の空間に過ごすことの少ない私にとっては、「視聴者に知らせるという、絶対的な使命があるから、取材して報道せねば :su2: :!: 」とおっしゃるその「目的」は何だろうと思ってしまうのです。

お身内が亡くなって、辛くて悲しいのは当たり前…。 楽しい登山に出かけたはずが、とんでもないことに巻き込まれ、ひどくショックを受けているのは当たり前…そんな、誰が考えても「当たり前」と思える感情的なことを、あえて言葉にして表現することを求め、それを大勢の人達に伝えることで、多くの人達の「共感」を得ようとすることに、一体何の意味があるというのでしょうか…。 知らせることの目的がよく把握できていない私には、心の中にストンとはまる理由を見つけることができないのです。 つまり報道する側の方に対し、「同感」することができないというカンジでしょうか。

お身内を失くしたばかりで悲しいこと、辛いことは誰が考えても当然のことなのに、それでもあえて「今のお気持ちどうですか?」と、マイクを向けなければ…しかも、旬な状態の時に…とおっしゃる、その目的が私のようなものには、いまひとつ明確には見えてこないのです。

私達にとって、身近ではない人に対しても、常に共感したり、同感したりすることって、どれほどの大切な意味があることなのだろうかと考えます。

共感と同感は、意味が似ているようで違います。
「なるほど~、あなたの言っている意味は、私にも理解できるわ~ :smile1: 」というのが共感。
「それって、全く私と同じ気持ちよ!!」というのが同感。

そう言いながら、私も自分の思いをこのブログに綴ることで、ラブスピ仲間の「共感」を得たいと気持ちを、心のどこかに持っているのかもしれません。 

つまりは、人は一人では生きていけないということなのだと思います。 リアルに関わることはなくても、気持ちの上で、常に誰かに「共感」したり、自分の気持ちに「共感」されることを求めているということなのでしょうか。

ならば、私は、もっと自分にとっての身近な人達のいろんな気持ちに寄り添えるように、このブログを続けて行けたら素敵だな…。と、改めて思ったりしたのでした。

それにしても、王貞治さんというかたの人間性は素晴らしすぎる。 

「実るほど、頭をたれる稲穂かな」 
この言葉は、子供の頃に父がよく、私に言っていた言葉です。 「人は立派になればなるほど謙虚であれ。 それが本当に素晴らしい人物である。」という意味ですが、解っていても、なかなか出来ない事…。

改めて、この言葉どうりの人であれるよう、日々心がけて精進せねば…と思ったのでした。

さてさて、今日のはじめにもご紹介しましたが、長谷川さんのブログの記事には、私のようなものでも「同感」できることがたくさん書かれています。 とっても興味深く、この方のお考えには偏向性を感じない所も素晴らしいと思います。 是非、みなさんもご覧になってみて下さいね。 普段のテレビの見方や感じ方に対してもいろいろと、考えさせられるところがありますよ。

本気論 本音論 【長谷川豊公式ブログ】

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Comments (2)

しおん10月 4th, 2014 at 7:36 PM

Ayaさま

なんて立派な方なんでしょう!
彼に会った人は、みんな、たちまちファンになってしまうのも納得です。

悲しみの表現の仕方って、人それぞれで、時には怒りで表現される方もあるんですょ。

Aya10月 5th, 2014 at 2:17 AM

しおんさま

わ~、そのお言葉、深いです…。

あまりに悲しいことがあったときって、
人間、自分で感情をなかなか簡単にはコントロールできないものですよね。

そっか…。
そのお話し、よく覚えておこうと思います。

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