お家の中のものを、大きく「衣・食・住」の3つのカテゴリーに分けて、収納か処分かの選択でお片付けをして、お家の中のエネルギーの流れを良くして、開運しちゃいましょう
というお話しをしてまいりましたが、いよいよ今日は「住」のカテゴリーに入る物のお片付けについてです
お洋服やバッグ、その他の小物類の「衣」
冷蔵庫の中をはじめ食べ物のストック、お鍋やフライパンなどの調理器具や食器類を「食」のカテゴリーとするならば、トイレットペーパーやティシュのストックや、お掃除道具をはじめとする日用雑貨はもちろん、本やDVD、それ以外のものでも「衣」や「食」にあてはまらないものは「住」の仲間となりますから、これまたかなり幅広くなります
ただ、生活の中にあるものだからこそ、整理整頓は重要だし、ストックしておきたいものは確保できる収納スペースに合わせて自分で増やしたり減らしたりの調整ができるもの。 そして、つい捨てられなくて貯めてしまっているけども、思い切って片付ければ、お家がスッキリと風通しがよくなっちゃった
ってことになるのも、この「住」に関するものだと思うんですよね~
私がラグジュアリーブランドのブティックマネージャーをしていた時、お客様の中には「ブランドの紙袋って、なんだかもったいなくて捨てられないのよね~ 」とおっしゃる方が、たまにいらっしゃいました。
ブランドのショッパーは、紙袋とはいえブランドロゴは入っているし、しっかりした作りの物が多いので、つい捨てるのはもったいないと思いがちなものですが、手提げひものついたショッパーは、たたんでも意外と厚みをとるので、これが貯まるとお家の中では結構なスペースを取ってしまうことは間違いありません。
確かに憧れのシャ ルのショッパーなんか、黒字に真っ白なブランドネームが入っただけのシンプルなデザインですが、その存在感は絶大
またルイ・ トンのショッパーに至っては、ブランドネームこそ小さく、あまり主張はしていませんが、持ち手の紐のカラーがひとひねり効いていて、ひと目でブランドがわかるところなど、サスガはヨーロッパの老舗ブランド
更にエル スのあのブランドカラーでもある鮮やかなオレンジ色のインパクトは、遠くからでもその存在を主張しちゃいますし、柔らかな独特の色合いが、すでに色の名前としても世間に認知されている「ティファ
ー」の淡いブルーの小さなショッパーを下げて舗道を歩いている男性などを見かけたら、「あの中身をもらえる幸せな女性はどんな人なんだろう・・・
」と、多くの女性の羨望の眼差しが向けられそうです。
以前私が在籍していた、本社をスイスに置くブランドのショッパーは、時計宝飾ブランドだけあって、大きく重たい時計のボックスを入れてもけして型崩れすることのないように、かなり厚手のしっかりとした紙質のミッドナイトブルーのバッグで、シンプルに白の筆記体のブランドロゴが入った品のいい印象に作ってあります。
上品なデザインなので、スーツを着た男性が下げ持っていても、けして違和感を感じる華美な存在感があるわけではないのですが、私は自社ブランドロゴの入ったショッパーを、ブティックのスタッフが、通勤の際に私物を入れて使うようなことを一切固く禁じていました。
仕事の帰りにお友達と食事をしたり、一杯飲みに立ち寄ったお店の雰囲気によっては、ブランドのイメージとは釣り合わない場合もあります。 場合によっては、大切なブランドイメージを下げてしまうことだって心配されます。
電車の中などで、通勤のサブバッグとして、ブランドの紙袋を愛用している方をたまにお見かけしますが、けしてエレガントとはいえませんし、使い古して傷んだショッパーを、中身を丸見えにして膝にのせている方など、ちょっぴりいたたまれなくなってしまいます。
本来、ヨーロッパの老舗ラグジュアリーブランドは、基本的には自社の製品を身に着けた「顧客」が、毎日電車やバスなどの一般交通機関を使って通勤したりするなど想定していないものです。
確かに各ブランドとも、それぞれのブランドイメージに合わせたショッパーを作っていて、そのブランドロゴには誇りを持っています。 でも、ひと目でそこのブランドだとわかるようにしてあるからといって、頼まれもしないのに自らブランドの宣伝マンをかって出るようにして、街を歩き回る必要はないのです。
セレブ気取りでご満悦なのかもしれないけれど、ご本人が得意げであればあるほど、傍から見ればなんとも滑稽なお姿です。 実際、本物のセレブこそ、身に着けたブランドをこれ見よがしに自慢するようなことはなさいません。
本来、あのショッパーは、お買い物をした商品を持ち帰るために運びやすいことが目的ですから、当然ながらその後も大切に保管して、何かの折に再利用することで、「私、このお店でお買い物したのよ
」ってことを誇示するためのものではないわけです。
そのブランドのお店で、お買い物したての物以外の物を入れて持ち歩くこと自体が、すでにセレブの枠からははずれちゃってます
「別に私はセレブじゃなくていいもん
」とお思いになった方・・・でもね、いずれにしても、ブランドのショッパーといえ、たまればただ、かさばるゴミです。
もったいないからと、誰かに借りたものを返す時や、何かちょっとしたものを差し上げる時などに使ったりして、「あらあら・・・この方ったら、ここのブランドで買い物したってことを自慢したいわけ? しかも中身は全然関係ないものだし 」なんてあきれられたり、見栄張りな人だと妙な誤解を受けたりするよりも、いっそまとめて処分しちゃいましょう
思い切って処分したら、結構なスペースができた っていう話を、何度か聞いたことがありますよ
さてさて、今日はそもそも、「住」に関する物の収納か処分かの選択ってお話しでしたよね。 お家の中にある、「衣」と「食」以外のいろんな物を、収納するか処分するかに分けていると、いろんな「思い出の品」が出てきて、「これどうしようか・・・
」ということがあると思うんです。
中には子供の頃の思い出の品もあるでしょう お母さまが丁寧に整理してくださった、赤ちゃんの頃からの記録を綴ったアルバム。 大切にとってもらっていた、小さい頃にお気に入りだったぬいぐるみ・・・
努力を表彰された記念のもの。 自分へのご褒美に、あの頃の自分にとっては精一杯頑張って買った、自分への贈り物・・・。
すでに別れた方からプレゼントされたものだけど、何となく捨てるのはもったいないしで、とっておいた物もあるかも 捨てたくても、なかなか決心がつかず、捨てることができないものもあったりするかもです
どうしてもあきらめられず、復縁を望み続けてしまうお相手との思い出の品や写真とか・・・
思い出の品の価値は物の値段とは全く関係ありません。 大切にとっておいたからって、今後稀少価値があがって高値で買い取りたいと言われるようなラッキーは、めったにないと思いますが(笑) いずれにしても、他の人にとっては、ゴミ同然のモノでも、その人にとっては一生の宝物だということもあるでしょうし、高価な人気ブランドのものでも、場合によっては思い切って処分したほうが、その人の今後のためだってこともあると思います
思い出があるものだからと、思い出だけを基準にして保存し続けてゆけば、当然お家の中は物で溢れてきちゃうわけですし・・・。 ここで「思い出の品」を引き続き大切に保管するのか、思い切って処分するのか決める基準をはっきりさせましょう。
自分の気持ちを前向きにしてくれる物 これは、今後も大切に保存するものです
何かの折に取りだして、元気をもらったり勇気をもらったり、「よし、これからも頑張るぞ
」とポジティブな気分にしてもらいましょう
大切な人からのメッセージを受け取って、心が幸せに満たされたり、感謝の気持ちでいっぱいになることもあるかもしれません 気持ちが初心にかえれたり、謙虚な気持ちを思い出させてもらえたりすることもあるかもしれません
そんなものは、大切に保管しましょう
それでは逆に、自分の気持ちを後ろ向きにする物 これは、多少もったいないかと思っても、エイっ
と思いきって手放してしまいましょう
「私の心の中のネガティブを、一緒に全部持って行ってね
」そう願いながら、未練や執着、辛い思い出や恨みの気持ち、怒りや悲しみ・・・ネガティブな感情全てをきれいさっぱり捨てちゃう気持ちで、思い切って処分です
さあ、これであなたが生活する空間が、すっきりキレイになりました
エネルギーの流れが良くなって、新鮮な新しいエネルギーに満ちてくるでしょう
今日も元気よく応援して~