福岡県太宰府市は最高気温が39・3度を記録したそうだ。 なんと観測史上1位に並ぶという。
それって考えたら普通にお風呂のお湯にずっと浸かっているようなものだから、通常ならば、耐えられたとしてもせいぜい10分くらいでギブアップってところでしょうか。
延々その中で過ごさないといけないのなら、せめて水風呂と交互に入らせてくださいって感じだよね。
太宰府というところは、とても気流れの良い土地なのだけど、いわゆる盆地になった地形で、夏は暑くて冬はすこぶる寒い。
私は学生時代を太宰府の街で過ごしたので、あの土地の夏の暑さはよく知っているつもりだけど、それにしても日本で最高の暑さを記録するなんて、さすがに驚きました。
でもね、ホント、良いところなんですよ。
太宰府天満宮と、参道周辺のグルメめぐりだけではありませんよ。
太宰府天満宮の、ほんの目と鼻の先に位置する素敵なお寺、「光明禅寺」(こうみょうぜんじ)の枯山水庭園なんて、ご存知ないのはもったいないことです。
光明寺は、鎌倉時代の1273年(文永10年)に創建された臨済宗のお寺です。
学生の頃、授業が休校になったり(あるいは勝手にサボって)よく、このお寺のお庭を眺めに行ったものです。
思えば、私の通っていた短大の講義内容はとても恵まれていて、私は文化人類学の授業をとっていましたが、他にも女性論や家族関係学、心理学など、幅広い分野に触れることができました。(今の私にどれだけ役立てられているかは別として。)
本当にありがたい環境だったのだと思います。 とはいえ、当時の私は「いかに怠けるか」しか考えていなかったんですけどね。
あの頃、通称「苔寺」とも呼ばれる、このお寺のお庭を眺める時間が私は本当に好きでした。
今と違って、当時の平日の太宰府天満宮参道はずいぶん静かで、このお寺を訪れる人もそれほど多くありませんでした。
ただ座ってお庭を眺めているだけなのに、不思議なくらい心が静まり、時間までゆっくり流れているように感じられる場所でした。
以前は撮影もできたのですが、2016年以降は前庭を含めて撮影禁止となって、最近は拝観も不定休に変わっているようです。観光客のマナーの問題があったと聞くと、残念で、少し寂しい気持ちになります。
また、天満宮から長い長いエスカレータで行ける、国立博物館をゆっくりご覧になるのもおすすめです。
太宰府の街全体には、どこか穏やかな時間が流れていて、歩いているだけで心が落ち着くような不思議な魅力があるんですよ。
古代には九州全体を治める役所「大宰府」が置かれ、日本の外交や防衛の最前線として栄えた土地ですから、あの街全体に、悠久の歴史が今もあちこちに息づいています。
学生だった頃には気づかなかった街の魅力も、大人になって訪れるとまた違った景色に見えてきて、時々無性に訪れたくなる場所なんですよ。
それにしても・・・40度近い気温だなんて、まだようやく7月中旬に入ったばかりなのに、この先一体どうなるのだろう。
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