昨日は、私自身が「断るのが苦手」であることと向き合いながら、どのようにすれば相手との関係を穏やかに保ちながら、「NO」を伝えられるのか、私なりに努力していることをお伝えしました。
ですが、これが恋愛や男女の関係になると、少し事情が変わってくるかと思うのです。
なぜなら、恋愛においてこそ、「断る力」が必要な場面が、より深刻なものとなるから。
そしてそれは、特に女性にとっては、『自分の心と体を守る大切なスキル』となり得るからです。
恋愛感情が絡む相手だけでなく、単に男女同士の人間関係でも、「断ること」は、思いやりや礼儀の意味を越え、「相手との境界線をしっかり引く」という意味で、自己防衛にもつながるとても大事なものだと私は思っています。
特に恋愛においての「断れなさ」は、自分の心の自由や尊厳を損なうという、大きなリスクにつながりかねないものだと思います。
そもそも私たちは、誰かに「嫌われること」には、強い不安感を持ってしまうもの。
「私はこの人(異性)が好き。 この人に嫌われたくないから、嫌なことでも断れない」という場合も、
「私はこの人を異性としては好きではない。それでも嫌われるのは嫌だから断れない」という場合でも、
いずれのケースも「嫌われたくないから、断れない」は、男女間においては特に厄介で、とても危険な感情です。
誰だって、人を傷つけたくはありません。 「好きな相手」なら、なおのことです。
また、「仕事上で関わりのある人」や、「お世話になった人」などに対しても、「NO」の意思表示をするのは、とても勇気がいることです。
でも、その優しさや、優柔不断さからくる曖昧な態度は、いつの間にか自分を追い詰め、心を消耗させてしまうこともあります。
私は、恋愛関係における『断る力』は、通常の「NOと言える力」以上に意識的に育てていいと思っています。
特に恋愛においては、私たちはどうしても「NO」を言うことに、罪悪感を抱きがちです。
ですが、「相手を傷つけたくない」「嫌われたくない」という感情だけでなく、あくまで「角がたっては困る」という関係の場合でも、その配慮は、相手の支配欲や、優位に立ちたいという欲望に利用される場合だってあるのです。
だから余計に、慎重な対応が必要かと思われます。
例えば、仕事で接点のある相手から、突然プライベートな感情を押し付けられたとしたら。
相手から、「これくらいの関係性なんだから、断られないだろう」と思われているとしたら、それを単純に、「ありがたい好意」として、受け止められるものでしょうか。
しばらく世間を騒がせていた、中居正広さんと元フジテレビ女性アナウンサーとの一件のように、
一方的なプライベートな感情を、当たり前のように相手にも期待するような姿勢には、私は相手を対等な仕事相手として尊重していない「軽視の視線」を感じずにはいられませんでした。
仕事上のお付き合いのある異性から、プライベートな感情を一方的に押しつけられるような場合、そこには往々にして「断られないだろう」という傲慢さが見え隠れします。
これは、相手を「対等な仕事相手」としてではなく、下世話な言い方ですが“落とせる相手”として見ている、リスペクトに欠けた視線だという気がするのです。
仕事の関係者として、相手を「尊重していない」態度は、たとえ”仕事は”できる人であっても、社会人としても、大人としても、恥ずべき行為だと思います。
これは、純粋に仕事を愛し、努力している人にとっては、非常に不快に思えることです。
ですが、仕事においても恋愛関係でも、「私は選ばれる側」だという発想で生きていると、このような人につけ込まれてしまうだけでなく、自分の意思が置き去りになってしまうと思うのです。
常に相手の顔色をうかがったり、不本意な誘いにも応じてしまったりして、やがて心も体も消耗してしまいます。
そもそも、選ぶとか、選ばれないとか以前に、恋愛でも仕事においても、相手との関係は対等であるべきと私自身は考えます。
相手の立場に関係なく、こちらが相手とどんな関係を築きたいのかの決定権は、常に自分にあるのです。
私は、仕事上ではもちろん、恋愛関係においても、上下関係があるのは健全ではないと考えているので、対等な関係性が築ける相手と、良好なお付き合いをしたいと思っています。
不均衡な関係は、遅かれ早かれ、相手との関係性にひずみを生み出しますから。
お互いが尊重し合い、意見を交わし合える、「対等な関係」であってこそ、真の幸せは育まれるのではないでしょうか。
「断るスキル」は、相手を傷つけない配慮のためだけでなく、自分自身の心を尊重し、健全な関係を選ぶための、大切な力です。
あなたは、「嫌われたくない」という思いから、自分を犠牲にしたりしていませんか? その感情を手放して、「本来の自分」を基準に、相手との素敵な人間関係を築いていきましょうよ✨

先日訪れた、深大寺の「福徳尊」です。
大国様と恵比寿様が、仲良く並んでいらっしゃいました。 どちらも福々となさった、幸せそうなお顔。
お二人の優しい笑顔には、深大寺のバス停からほど近いところで、お目にかかることができますよ✨
今日もご覧下さってありがとうございます。
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