先週末に、少人数限定で開催した「写経とお茶会」にお運びくださいましたみなさま、大変ありがとう存じます。
写経は、文字を書くことに集中して、仏の言葉の一文字一文字に、真剣に向き合うことで、気持ちが清浄になり、怒りや妬みなどの邪念が払われ、心の安定をもたらす効果があるのだそうです。

お茶会のために、博多からお菓子を用意して参じましたのですが、お生徒さんの中にも、とても美味しいお菓子をお持ちくださった方がいらしたので、おかげさまでより一層に楽しい会になりました✨
埼玉のお団子や、クリームぎっしりのシュークリーム、それから塩キャラメルやナッツの入った珍しいカヌレに感激して、笑顔いっぱいの楽しいひとときを過ごしました💓

ところで、今回は、お菓子の下に敷くための懐紙も、忘れないように福岡から持って行きました。
そういえば、私の祖母は、生涯、お茶のお稽古を続けていた人だったこともあり、バッグの中にはいつも懐紙を忍ばせていましたっけ。
お茶席だけでなく、普段、外でお食事をする際にも、さりげなく懐紙を取り出して、優雅に使うことのできる女性でした。
それで私も、大人になったらそんな女性になりたいなぁと思っておりましたが、結構な大人の年齢になっても、まだまだ至らずでございます💦
お食事といえば・・・先日、クライアントの社長様が、とても素晴らしい「肉割烹」のお店にお連れくださったのですね。
この社長のお店のチョイスは、いつも期待をはるかに超えてくる素晴らしさで、お料理はもちろん、お店のクオリティにも、毎回ため息の連続なのですが、ガチャガチャと騒がしかったり、狭っ苦しいお店が苦手な私にまで配慮してくださり、静かで広々とした素敵なお店を選んでくださっていました。

このお店は、肉割烹というだけあって、お店のインテリアや、お箸置き、それからナプキンの折り方まで、牛さんモチーフのものを選んでいらっしゃるの。

素晴らしいお料理をいただきながら、ふと思いました。
そうそう、こういうシーンにこそ、優雅に懐紙を取り出して使わなくちゃなんだよ。
お食事をいただく際に、つい「手皿」の仕草をしてしまいがちなものですが、これは実は品のないことだってことを、存じない方って、わりといらっしゃるのです。
「手皿」というのは、箸を持つ反対の手で食べ物を受ける行為のことで、日本のお食事のマナーでは、お行儀の悪い仕草とされています。
でも、お箸で取ったものを口に運ぶまでの間に、汁気の多いものだとポタポタ落としてしまいそうだし、つまみにくい物だと、うっかり落っことしてしまい、テーブルやお洋服を汚してしまいそう。
なので、西洋のテーブルマナーと違い、日本のお食事マナーでは、左手でお皿を持ち上げて食事をしても良いことになっています。
でも、小皿や小鉢ならまだしも、持ち上げにくいお皿や、ましてや大皿なんかでは、そういうわけにもいきませんよね。
だから、つい反射的にお箸の下に手を添えて、手皿になっちゃうんですよ。 よほど注意しておかないと、私もうっかりとやってしまいがちです。
そういう時に、懐紙の出番。 手皿の代わりに懐紙を添えると、とてもエレガント。
他にも、焼き魚の小骨など、お皿の隅に避けたものを隠したり、口元や指先を拭いたり、グラスについた口紅を拭ったり。
特に和食のお席では、手元の懐子をエレガントに使う機会が多いかと思います。
そんなわけで、今回のお茶会…いや、写経会のおまけのお茶会には、私は鳥獣戯画図の柄の懐紙を使いましたが、季節の柄や、おめでたい柄など、懐紙は柄で選ぶのもとても楽しいので、つい集めたくなっちゃうんですよね。
お気に入りの柄を見つけたら、いつもバッグに忍ばせて、持ち歩きたくなってしまうかもしれませんね✨
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