お盆です。
お盆の入りの昨日は、ご先祖さまのお迎えに行ってきました。
炎天下でのお墓掃除、UV対策と蚊対策万全で出かけたのだけど、さすがに暑くて目まいがしたよ(笑)
お墓はカンカン照りで、涼しい水場のほうには、蚊がたくさんいるので、O型のせいか、異常に蚊が寄ってきてしまう私は、陽ざしも蚊にも、ちょっとの隙も見せないよ。
日よけ付きのUVパーカーに、UVフェイスカバー、フルレングスのレギンス。 そして足元はスニーカーにソックスといういでたちは、さらっと読み流していただければ、一見問題なさげにみえるけども、実際にお目にかかると、間違いなくギョッとされる姿です(笑)
やー、もう、達成感しかないよね✨ おばあちゃん、おかえりなさい。
窓辺の小さな迎え火コーナーです。
ところで、お盆のお食事というと、お素麺と、精進料理。
「精進」とは、一心に仏道修行に励むということで、心身を清く保つという意味(目的というべきかしら?)があるのだそう。
精進料理は、「三厭(さんえん)」「五葷(ごくん)」を控えるべきとされており、昔は、お盆の間にも、これらをお料理に使わないようにしていたのですね。
「三厭(さんえん)」とは、獣類・鳥類・魚類のことですから、精進料理には、肉・卵・魚など動物性の食材を使いません。
「五葷(ごくん)」は、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、アサツキ、ネギの総称なのだそうで、これらは匂いが強いうえに、精力をつけるとされ、これらが煩悩を刺激する野菜だということで、仏教では避けられているのだそうです。
仏教には「五戒」という教えがあります。 その名の通り、5つの戒律という意味です。
不殺生戒 生き物を殺さない
不偸盗戒 盗みを働かない
不邪淫戒 不倫や淫らな男女関係をもたない
不妄語戒 嘘をつかない
不飲酒戒 お酒に溺れない
この中のひとつに、動物の殺生を禁じると言う意味の「不殺生戒(ふせっしょうかい)」があることから、精進料理では、たんぱく源は主に大豆で補うというわけです。
夏の暑さで、食欲が落ちてしまいがちな時ですし、体をいたわる意味で、お豆腐などの大豆製品と、お野菜中心の胃腸に優しい食材をしっかりと摂りましょうってことかもしれないですね。
とはいえ、久しぶりにご家族やご親戚の帰省で、みんなでご一緒にお食事をなさるご家庭では、みんなで焼肉を召し上がったりして、楽しい会話を弾ませるというのも、現代のお盆の楽しい過ごし方といえるかもしれません。
ただし、海や山でのバーベキューパーティは、やはり禁じ手としたいところです。
何故なら、お食事のメニューからお肉を外すことよりも、ずっとずっと気を付けていただきたいことが、何と言っても海、川遊び、そして山遊びだから。
鬼月の期間、そして特に、お盆の時期の海水浴や川遊び、山でのキャンプなどのレジャーは、是非とも控えていただきたいことです。
風水では、様々な禁忌が存在しますが、その理由を追求してみると、自然に逆らわず、むしろ人が上手くバランスをとって暮らすための意味が認められるもの。
ご先祖様があの世から戻ってくると言われているお盆の間は、地獄の釜の蓋が開くともいわれていて、この時期は、霊がたくさん集まってくるのだ・・・と、私は子供のころから聞かされていました。
この時期に、海が危険な理由は、台風が増えてくるこの季節特有の髙波や、離岸流が発生しやすいから。 だから実際に、海や山での事故が多いのですよ。
あっという間に波にのまれたり、楽しく海で泳いでいたつもりが、気づけはあっという間に岸から遠くに流されていたり、突然の髙波にのまれてしまう危険性が高いというわけなのです。
また、この時期の川も、上流のほうで大雨が降れば、急に水量が増え、水流も早くなることから非常に危険なうえ、川は意外に水温が低いことも危険な理由のひとつです。
経験則での話しは出来ても、科学的に理論立てて説明ができなかった昔の人達は、小さな子供たちに、危険だということを伝えるために、「お盆にあの世から戻ってくる霊」や、恐ろしい「河童」の仕業だと語ってきかせたのでしょう。
むしろその方が、子供たちの素直な心にはすんなりと入ってくるのです。
だから、確実に危険を意識づけることが出来、大切な命を守ることができたのだと思うのですよね。
お盆を過ごすなかで一番大切なことは、「命の大切さを意識すること」そして、私たちが「ご先祖様から命を引き継ぎ、こうして生きていることに、感謝をする」ことなのではないでしょうか。
みなさま、お健やかに、楽しいお盆をお過ごしくださいね。
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