早速、「アフタヌーンティーのこと、詳しく教えていただけるのを楽しみに待ってます :smile3: 」というご連絡を頂きました :smile2: 子供さんがお小さいこともあって、ママ友などのお客さまがいらした時は、いつもスーパーの個別包装のお菓子と、ペットボトルのお茶を、せいぜいコップに注ぎかえて出すくらいのおもてなししかできないとのこと。
「ちょっと恥ずかしくなりました :nageyari: 料理もあまり得意なほうではないし、今は無理だけど、でもいつかはやってみたいと憧れているので、いろいろ教えてください :smile1: 」とのことなのですが…大丈夫 :smile3: その気になれば、今すぐにだってできますよ :nikoniko:
それに、ご自宅でのアフタヌーンティーは、楽しいおしゃべりが主役 :smile1: お料理は脇役です :nikoniko: そして、お料理の腕前なんて、テーブルセッティングの工夫にずいぶん助けてもらえちゃいますからね :smile3: :kirakira: アフタヌーンティを楽しむ秘訣は、1に会話、2にテーブルコーディネート、3にお料理です :smile1: :heart:
こちらは、以前のワークショップでのアフタヌーンティーの様子です :nikoniko: 私の持っているアメリカ製の3段トレイは、スライド式になっているので、自由に角度が変えられる便利なものですが、正統派の三段トレイはこんな感じです :smile1:
一番下がサンドイッチなどの軽食、真ん中のトレイがスコーン、一番上がパティスリー(ケーキ)などのお菓子というのが、イギリス正統派のセッティングです。 下から上に食べてゆき、お菓子を食べらたらサンドイッチには戻らないというのが、正しいお作法のようです。
本来のイギリス式のアフタヌーンティでは、紅茶を頂く際には、ティーカップだけを取って口に運ぶのではなく、ソーサーごと持ち上げて、ソーサーは、胸の高さに持ち、カップだけを口に運ぶのが正しいお作法 :smile1:
でも、これはもともと居間の低いテーブルで、アフタヌーンティーがサーブされていた時代の名残なので、ダイニングテーブルのように、テーブルの高さのあるところでは、カップだけを持ち上げて紅茶をいただいてもマナー違反ではないとされています。
アフタヌーンティーは、基本的にはフィンガーフードが用意されています。 だから、手でつまんで食べるのがむしろ正しいの :smile3: 用意されているナイフは、サンドイッチをさらに細かく刻んで、オホホな感じで上品に頂くためのものではなく、スコーンにクローテットクリームを塗るためにつかうものなんです :smile1:
こちらも、以前のワークショップの時の写真なのですが、この時は、なんとイギリスにお住いの方がご参加くださり、ロンドンからのトランクの中に、本場イギリスのクッキー缶と、クローテットクリームをお土産にと、わざわざお持ち下さったの :love: あの美味しさといったら、もう、ほっぺが落っこちちゃうかと思うほどでした :happy: :heart2:
私もこれまでに海外の有名なホテルのアフタヌーンティを体験しに出かけてきましたが、香港のペニンシュラホテルのアフタヌーンティーや、ハワイのモアナサーフライダーホテルのアフタヌーンティーは、わざわざそこまで行くかいがあると思えるほど、雰囲気があって素敵でした :smile3:
ペニンシュラや、モアナサーフライダーでお使いの三段トレイは、トレイの真ん中に一本の柱が立っているタイプではなくて、金属の枠に、お皿を差し込んでセットするタイプです :smile1:
こちらはハワイのモアナサーフライダーホテルのアフタヌーンティーです。 ここが、世界的に有名な「バニアンベランダ」です :smile2: :heart: 気分はすっかりお姫様よ~ :nikoniko:
静かに波の音を聞きながらのアフタヌーンティは最高です。 白檀でできた、香りのよい扇子も一緒に出てきます。 優雅~ :smile2: :onpu2:
一流と言われる本場のホテルのアフタヌーンティを、一度体験してみるのは、とても素敵な思い出になるし、何よりのお勉強になると思うのです。
私も、自分が体験してきた海外や、国内でのアフタヌーンティの思い出と、あとは何となくの知識で、自宅でのおもてなしをしてきたのですが、先日、お友達でもあるイギリス料理研究家の女性が、アフタヌーンティのセミナーを開催すると知らせてくれて、大喜びで参加してきました :smile1:
自分が見たり食べたりしたものだから、家でも適当に真似っこすることは出来るけど、せっかくならば発祥の歴史から、現代のイギリスで流行してるアフタヌーンティの傾向まで、専門の方からお話しを聞いて、学んでみたかったの :smile2: 私って、こういうところは結構凝り性なのよね(笑)
彼女は、イギリス在住の時に、クッカリースクールを卒業してきた方で、食が専門のライターさんでもいらっしゃるのです :smile2: そのセミナーの時の写真がこちら :nikoniko:
アフタヌーンティの発祥はイギリス :smile1: ベッドフォードのアンナマリア侯爵夫人が、夕食までの時間の前に、何か軽くつまむものを食べたいと思ったのがはじまりだそうです。 その時代の貴族は、一日2回のお食事を摂るのが習慣でした。 当時の貴族は社交がお仕事のようなものですから、毎晩、オペラを観劇したり、パーティに顔を出して、いろんな人と会う生活をしていました。 それではどうしても、お夕食がとても遅い時間になってしまうのです。
もともとは、貴族のお城の居間(社交の場)からアフタヌーンティーは始まりました。 指先でつまめるカンジのフィンガーフードで、具だくさんではなく、とても質素なものです。 すごくシンプルなキューカンバーサンド(キュウリのサンドイッチ)が伝統的なものなのですが、当時のキュウリは、貴族のお庭の温室で栽培されていたことから、いわば富の象徴でもありました。 貴重なものですし、厚くできないので限りなく薄くスライスされています。
サンドイッチの乾燥を防ぐため、ウォータークレス(フランス語ではクレソンといいます :smile1: )も使われました。 最近のヨーロッパでは、バゲットのサインドイッチにカマンベールチーズ、それからパティスリーにはマカロンも人気なのだそうですよ :smile3:
ダイニングテーブルは、リビングのテーブルと比べて、高さがあるため、「ハイ(High)ティー」と呼ばれたのだそうです。 こちらはアフタヌーンティーに比べて、食事に近いもので、お肉やお魚料理も出されます。 もともと「ティー(Tea)」には、「食事」と言う意味合いもあるのだそうです。 アフタヌーンティーよりも遅い、夕刻の時間に出されるものです。
シンガポールやマレーシアの有名ホテルで頂くものは、どちらかと言うと中華系の飲茶に近いカンジです。 その国によって個性が違うのも、海外での楽しみのひとつですね :nikoniko: :kirakira:
さて、3段式のトレイになったのは、実は20世紀に入ってからなのだそうです。 スリースタンドとか、スリーティアーズと呼ばれます。 これは何と言っても、スペースの問題が何よりです(笑) それから、人件費の問題もあったのだそうです。 確かに3段重ねにすると、一度に運べちゃうものね。 サービスする側の人手が少なくて済みます :smile1:
実は、私も3段トレーを使うのは、華やかでわくわくするからでもあるのですが、それと同じくらいに大切な理由が、テーブルスペースを有効に使うため :smile2: 大皿3枚分にふんだんにお菓子やサンドイッチを並べても、充分にテーブルを使うことができます :smile3:
でもね、何も特別なものをご用意しなくても、アフタヌーンティは、誰にでも簡単に用意できますよ。 ちなみに、私が先日参加したセミナーの、上の写真の四角い可愛らしいお皿は、実は紙皿なんです :smile1: ❗ もちろん、講師の彼女が、イギリスで調達してきたものなんですが… :smile1:
だけど日本でも、最近はポップな柄の、とっても可愛い紙皿がたくさん見つかります。 特に、子供さんが主役のホームパーティでは、紙皿は安全面でも、お手軽さでも、いいことずくしです :smile3:
それでもやっぱり、3段トレイに憧れる~ :iyaiya: ❗ でも、しょっちゅう使うものではないし…とおっしゃるアナタのために、とっておきの方法をレクチャーいたしますね :nikoniko: まず、こちらをご覧あれ :smile2: :kirakira:
こちら、ご覧のとおり、ディナー皿を重ねるのに使っているのはティーカップです :smile3: 薄手のものより、ぽってりとしたしっかりした陶器だと、安心ですね :smile1: これだと、わざわざ3段トレイを用意する必要なく、いつでも気軽にお家にある食器で、アフタヌーンティが開催できます :smile3:
それから、高さが欲しい時には、しっかりしたグラスを使うという手もありますよ :nikoniko: このグラスに少しお水を入れて、中にお花を飾ってみるというのも素敵なアレンジ :smile2: テーブルコーディネイトは、もともとお料理をより華やかにみせるための演出ですから、そもそもは、お料理が苦手だったセレブが、ごまかしのためにあれこれと思考を凝らし、テーブルを豪華に見せる工夫をしたのが始まりだという説もあるくらい :smile1: (笑)
アイディア次第で、ゲストをあっと驚かせることなんて、自宅にあるものでいくらでも可能なんです :nikoniko: :kirakira:
こちらは、私の夏の食卓に、かなりの頻度で登場するガラスの食器。 デンマークの食器ブランド、「DANSK(ダンスク)」のものですが、ガラスに厚みがあって、とてもしっかりしているので、このように重ねても安心なんです :smile1: ちなみに、これは上下でお皿のサイズを変えてみました。 視覚的にボリュームが出て、なかなかイイ感じでしょ :happy:
お皿にのせるのは、スーパーで買ってきた個別包装のお菓子でも充分に素敵に見えますよ :smile3: ビニールに入った状態で飾っても、全然問題ナシです。 特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、むしろ衛生的にも良いかもしれません。 必要なだけ袋を開いて食べれば、残ったお菓子は痛みませんから、少しも無駄が出ませんものね。
トレイに一緒にお花なんか飾ってみれば、もうりっぱなアフタヌーンティーのホームパーティーが開催できますよ :smile1: 是非是非トライしてみて下さい :smile2: ❗ ❗
それでは、今日の応援もよろしくお願いいたしま~す :nikoniko: :heart2:
Ayaさま
お姉ちゃんみたいなお嫁さんほし~ぃ!!
家帰って、こ~んなテーブルセッティングがでてきたら、感動するわ~。しかも、美味しいときてるんだから。
早く家帰って、ゆっくりしよ~って思うもんね~。
でも、キッチンの中にいる時は、ふれてはいけない…(笑)
アンタッチャブル(笑)
しおんさま
いや~ん :smile2: 可愛いお嫁さんになるわ~ :love: :heart2:
キッチンの中に居る時以外は…(笑)
「俺の後ろに立つんじゃない :su2: 」状態 😆
Aya様
お久しぶりです^^
いいですね~アフタヌーンティー :kirakira: :nikoniko:
憧れます!!!!!
私、I love tea & choco の人なんですよ~ :love:
アフタヌーンティーを頂くために!!!!!
イギリス行きたいと思っているくらいです :onpu2: :su2:
あっ!先日妹のBeBe様にお会いしました^^
年齢聞いてビックリしました ❗ 😯
お若くてうらやますぃ~ 🙁
いつか機会があったら、Aya様にもぜひお会いしたいです :nikoniko:
ステキな記事&写真を、ありがとうございました(*^‐^*)ノ♪
KYEさま
今頃のご挨拶になってしまって申し訳ありません :komatta: ❗ ❗
I love tea & choco…きゃ~女の子らしい :smile2: :heart2:
私の友人でもあり、私の紅茶の先生でもある
ティーコーディネイターの方から、私が習った
美味しい紅茶の入れ方も、今度ブログでご紹介しますね :nikoniko:
いつもメールのやりとりだけなので、
私もKYEさまにお目にかかりた~い :love: :heart2: