カウンセリング・心理学

長女のお話し

異業種交流会と称し、医師や経営者の方などがそれぞれ主催なさっている会が、福岡にもたくさんあって、私もよくそんな会にお誘いを頂く機会があります。 

私がお仲間に入れて頂いている会は、主催者の企画で毎回、スペシャルゲストとしていろんな業種のプロを招いて、30分程度の講演があり、その後に「乾杯!!」というものもあれば、主催者が医師の方なら、毎回、疾病に関するお話しや、メンタルヘルスのお話しを用意してくださるものもあったりで、結構アカデミックな内容の会であることが多く、集まる方々も多岐にわたる職種の方がメンバーなので、交流会として有意義 :smile3:

もちろん中には、定例会として、ただみんなで飲んで騒ごう的な会もあるので、そういう会にうっかり出席しちゃうと、会費を払うことは食べて飲むわけだから当然だとしても、私は、「何だか無駄な時間を使っちゃったなぁ~ :ase: 」という気分になってしまうのです :nageyari:

せっかく楽しく食事をして、お酒を飲むのだから、仕事の話なんか抜きに楽しみたい :smile3: そんな場で、仕事の話をしたり、出会いを仕事につなげようと考えることが下世話な人間のすることだ :su2: というお考えの方もいらっしゃるでしょうから、それはそれで、純粋にオフタイムを楽しむという意味で、スマートな時間の使い方ではあるのかもしれません。 それはその人の考え方ですよね :smile1:

昨日私の参加した会は、メンバーのバーズデーパーティも兼ねて、シューテイングバーで開催されました :smile3: 私もゴーグルをして、銃を持って、ここぞとばかりに打ちまくり~(笑) スッキリ~っ :iyaiya: :heart2:

ところで、先日、そのような会で、『長女セラピー』を専門になさっているセラピストさんにお目にかかる機会がありました。 思いがけずこんな方ともご縁がつながるのが異業種交流会の楽しいところ。 「仕事の話なんて一切しない、飲んで騒ぐのに徹する :su2: ❗ 」というのが趣旨の会なら、決して知り得ないことですものね。

他県からいらしていたこともあり、その日はその方のお時間があまりなくて、残念ながらゆっくりとお話しをすることができなかったのですが、この方はご自身が、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」と言われ続けてきたことを、ずっとずっと、納得のいかないまま聞き入れてきたという経験をお持ちなのだそうです。

子供の頃はずっと、我慢すること、いいお姉ちゃんでいることで一生懸命だったのだそう。 でも、その反面、いつも「どうして私だけがガマンしなくちゃいけないの??」って思い続けていて、あるときいい子でいることをやめることにしたのだそうです(笑)

そういう私も、妹のBeBeの2人姉妹の長女です。 ただ、両親は私に対して、「お姉ちゃんなんだから…」という言葉を口にしたことは、おそらく一度もありません。 では、親からのそういう、無言のプレッシャーを感じていたかというと、それもありませんでした。

なので、私は長女としては、恵まれた環境で育ったといえるかもしれません。 ただ…私の中には、ずっと、「お姉ちゃんなんだもん :su2: ❗ 」という気負いがあったのは確かです :su1: それは、もちろんいまだにそうです :hehehe: :ooo:

少し前に、お話ししたことがありますが、不思議なお話しなのですが、私は幼かった頃に、自分の半分が欠けている気がして、とても違和感を持っていました。 そして、妹という片割れが揃うのを、心待ちにしていました。 そして、今でもはっきりと思い出せるのですが、素晴らしいお天気の初夏の朝、私の待ち望んだ妹が家族に加わったのでした。 

私たち姉妹ってホントに妙で、私にあるものはBeBeにはなくて、BeBeにあるものは私に欠けています(笑) 四柱推命でみても、見事に真逆に出来ていて、2つ合わせるとまるで陰陽のマークとなるような組み合わせ…そして、私が子供の頃に、「足りない」ということに何故だか気づいていたという感覚も、それを補う「妹」を待っていたということも、今思えばとても妙なものです。

そんなこともあり、私の中では姉であることに納得いかないことを感じたことがなかったのです。 これはもしかしたら、ちょっと特殊なことかも。 ただ、長女の特性として、頼まれもしないのに、一人で勝手に無理して頑張ってしまうことはいまだにあるし、それで無理しすぎて勝手に疲れてしまうことがあるのも事実です(笑)

だから、お姉ちゃんだからと嫌々ガマンを強いられてき方や、ご自分が長女であることで、「頑張らなくちゃいけない」と思わざるをえない環境で大きくなった方などは、もっともっと大変だろうな~って思うのです :su1:

以前もこのお話しはしたことがあるのですが、以前私がブティックマネージャーをしていた頃・・・あの頃は立場的にも責任が重かったこともあり、私はがむしゃらに仕事を頑張っていました。 

そして、たまの休みの日にはスポーツジムにも通っていたし、母が楽できるよう、スーパーへ食材をまとめ買いに出かけたり、窓ガラスの汚れや床の汚れが気になれば、母がやるのは大変だからと自宅の大掃除をしてみたり。 休みの日にしかできないからと、雑用をこなしたり、だから休日なのにいつも時間がなくて、ドライブスルーしたファストフードを頬張りながら車の運転をするような、移動中にバタバタ食事をする売れっ子芸能人を真似してるみたいな状態でした(笑)

自分のためにゆっくり休むということがありませんでした。 もちろん、ゆっくり何もせず、ごろんと横になるなんてこと考えもしませんでした :su1: ある日、体調不良を感じて、風邪なんかで寝込んだら大変だから早めに…と思って行った病院で、医者から「過労です。 点滴を打っておきましょう :su2: 」と言われちゃったのです :nageyari:

「え :angry: それって、時間、どれくらいかかります? :hun: 」思わず私はそう尋ねました。 今日一日の休みのうちに、やっておきたいことがいろいろあるのに、そんな時間はないと思いました。 

「一時間くらい横になっていれば :smile1: 」と言われて躊躇している私に、「でも、楽になりますから~ :smile3: 」と優しく看護師さんに勧められて、仕方なく観念することにして…ベッドに横たわり、点滴をしてもらっている間も、何だか時間が惜しくって、バッグから取り出した読みかけの本、それが、『長女のための本』という本でした。 

その頃は、仕事の際に、いろんな会話が広がるようにと思って、話題になっている書籍や、書店で平置きされている本は、手当たり次第に読むようにしていましたが、その本はたまたま自分が「長女」なもので、「これは読んどかなイカンやろ :su2: 」と何故か使命感に燃えて買ったのです(笑)

心理学者の多湖 輝先生のお書きになったその本を、私は「長女としての心得を学ぶ」つもりで買ったのですが、読み進むうち、これは心理学者の立場から、「長女を持つお母さんのために書かれた本」だということに気づいたわけでした :smile1:

その本の中に、文章はそのままではありませんが、このような内容のことが書いてありました。

奥さんが初めての赤ちゃんを身ごもったご夫婦では、よく、「最初はやっぱり女の子がいいです :happy: お姉ちゃんには下の子たちの面倒を見てもらえるので :nikoniko: 」とおっしゃる方が多いです。 つまり、長女はまだ生まれてもいないのに、お腹の中にいるうちから、すでに長女として頑張ることを両親から期待されているのです :su1: 」と。

以前、デパートで迷子になりかけた子供がいて、その子のお母さんが、「もうっ ❗ ちゃんと見といてって言ったじゃないっ :angry: :ikari: 」と、お姉ちゃんのことをひどく叱っているのを見かけたことがあって、その時、私は思わず涙が出そうになりました。

たしかに、世間一般ではたいていのお姉ちゃんが、小さい時からそうやって、お母さんの同志として、母親と一緒に下の子を育て、頑張ることが当然と思われがちなものだと思うんです :su1: :ooo:

私の場合は有難いことに、「お姉ちゃんに生まれて損した 🙁 」とか、「好きでお姉ちゃんなわけじゃないのに :iyaiya: ❗ 」なんて感じたことがなかったのです。 だから、とても幸せなことだとは思うのですが…やはり、 母親の片腕として動くことが当然として生きてきたことは確かですし、それに対しての気負いはとてもあるかと思います。

「お姉ちゃんだから頑張らなきゃ ❗ 」と、特に意識したことはありませんでしたが、気付かないうちに、「自分がやるのが当たり前だ」とか、「頑張るのが当然だ」とか、そんな風な思い込みもあり、またその思い込みに従って頑張ってきました。

ただね、私は思うのです。 自分が与えられた役割をこなすこと、それに対して頑張ることが、いけないことなのだろうか…と。 それはある意味、今世の使命そのものではないのだろうかと。 

う~む、このお話しは長くなりそうなので、後篇に続くことにしちゃおっかな :smile3: 明日はBeBeの自宅で、「風水メイク」のワークショップが開催されます :smile3: すっかり定着した、Ayaオリジナルのハイティーのおもてなしで、ゲストのみなさんと楽しいひと時をご一緒するのがとても楽しみ :smile2:

ワークショップのご報告は、またゆっくりご紹介しますね :smile2:

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POSTED COMMENT

  1. しの より:

    Aya様

    あぁ~…解る(ToT) 痛い程に解るぅ~!!
    「お姉さんだからシッカリしなきゃダメよ」
    母が亡くなった小六のワタシに言われた言葉が今のワタシを作っている~!!
    「ワタシが我慢すれば」「ワタシが頑張れば」「ワタシがやれば」
    それしか進む方法を知らずに来ちゃったから「他の方法が解らない」のも事実…
    後編を期待しても良いですか??(笑)

  2. emi より:

    私も長女ですが、幸い「お姉ちゃん」というプレッシャーは感じていませんが、私の長女は??と自問自答してしまいます。私もひとりは女の子が欲しいなぁと思いましたが、実家が遠いので大人になって話し相手がいたらって願った気がします。長女もスゴクきょうだいを待ち望んでいたので、今のところ「小さいお母さん」を目指しちゃってる気が。娘たちはお二人と同じ歳違いの姉妹です。私も後編をお願いします!

  3. qaz より:

    ayaさま
    写真がスナイパー映画のポスターみたいでなんかすごくカッコよすぎるのでついコメントしちゃいます!!
    私もお姉ちゃんですが、親からは、生まれる前は男の子だと思われていたクチでした~ :asease:
    私にも、お姉ちゃんだから、みたいなのはどうしてもあり続けているのですが、それ以上に、昔は気付かなかったけど、妹の存在には救われていたんだなと、大人になってからは気付くことがちょこちょことあります。
    後編とワークショップレポ、楽しみにしていますね♪

  4. Bluemoon★ より:

    Ayaさま

    お久しぶりです。

    私も長女。

    自分の家族を持っても、自分の家族のなかで未だ長女なのです。

    今また、すっごく辛い状況になってしまっていて、このコメントを読んで
    泣けてきてしまった・・・。

    自分が頑張らなくては
    自分がしっかりしなくては

    本当に自分だけが頑張ればいいのか、どこまで、いつまで
    頑張ればいいのか、出口がわからなくなってしまいました。

    また、近いうち(近いうちっていつ?笑)
    Ayaさんのブレス、お願いしないと、日々過ごしていけない・・・。

  5. Aya より:

    しのさま

    しのさまは、ホントにお小さい時から頑張ってこられたんですもんね~ :smile1:
    その頑張りが、今の頑張り屋さんのしのさまを作っているんですね :smile1:

  6. Aya より:

    emiさま

    お姉ちゃんって、お母さんの口調にそっくりで、下の子の面倒をみるものなんですよね~(笑)
    お姉ちゃんを観察なさると、ご自分のことがよくわかったりするって言います :smile1:
    小さいお母さんは、お母さんにとって、小さい鏡だったりするのかもですね :smile1:

  7. Aya より:

    qazさま

    ものすごいドヤ顔でしょ(笑) :nikoniko:
    見事に急所ばかりを狙ってるな~と、殿方達に褒めてもらいました(笑)

    お互い助け合えてる。。。と言い合える姉妹って、幸せですよね :smile2:
    私もBeBeにはずいぶんと助けられてきました。
    きっと、すでに充分お気づきかと思いますケド(笑) :smile1:

  8. Aya より:

    Bluemoon★さま

    大丈夫 :smile2:
    長女であって、ご家族がいらっしゃって…
    それは「一人ぼっちではない」ってことですもの :smile1:
    連絡お待ちしてますね :happy: :kirakira:

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