「・・・って言うか :su2: 」が、口癖の人っていらっしゃいます。
自分が話しながら、「・・・って言うか、○○って言った方がいいのかな :smile1: 」と、わかりやすく言い換える時のような使い方ではなくて、相手の言ったことに対して「って言うか、○○なのよ :su2: 」とか、「って言うか、○○なんじゃない?」と、言い換えるような使い方をなさる癖のある方 :su1:
これは、相手にとっては何だか自分の言ったことを、「あなたは間違ってるの、正しくはこうよ :su2: 」って、わざわざ言い直されたような気がして、何だかちょっと嫌な気分になっちゃうものです。
この、「・・・って言うか」が口癖の方は、相手が言ったことに同意する場合でも、何故だか「って言うか」をつかっちゃったりするから困りものです :nageyari:
「なでしこジャパン、すごかったね~ :smile2: みんなの力がひとつになるってスゴイね :nikoniko: 」
「っていうか、チームワークの勝利ってカンジじゃない? :poke-: 」
・・・みたいな :ooo: 別に相手の言ったことを否定していないんなら、「って言うか」であえて言い直さなくても、「ホントだよね~ :happy: チームワークの勝利って感じだよね~ :happy: ❗ 」と言った方が、ずっと感じがいいし、会話が楽しくなると思うんだけどね :su1: :ooo:
この、「って言うか」が口癖の人の性格を分析してみると、話し方の癖がわりと「まわりくどい」タイプの方が多いらしいです。 性格的にはいわゆる「ガンコ」系(笑) 正直、人の話をじっくり理解して聞いてあげることを、あまり得意としていないようです :nageyari:
つまり、相手の話しをきちんと理解しながら聞いていないから、会話の途中に間違ったタイミングで、「て言うか」を多用していても、本人イマイチ気にしていないってカンジなんでしょうかね :nageyari:
そしてまた、頑固な性格なゆえに、相手の言った言葉の意味を深く汲まずに、「て言うか」で相手の言葉を軽く却下しつつ、自分の意見のほうを強く主張しちゃおうとしている、これはちょっぴり意地っ張りな深層心理の表れなのかもしれませんね~ :su2: :ooo:
自分の話しをわかりやすく言い換えるのに、「て言うか」を使うのではなく、相手の話に対して「て言うか」と言うことで、わざわざ言い直すような形にしてしまう人は、きっとご本人は悪気がないにしても、自分が上の立場になろうとしているように、相手には受け止められてしまいます。
自分の言ったことを「て言うか」と言い換えられることで、何だか自分を否定されたような気持ちになってしまうからです。
会話の内容がどうでもいいことであればあるほど、相手は心のどこかで「わざわざ否定する必要もないのに・・・ :nageyari: 」って気持ちになりますし、逆に内容が大きなことであれば、「人それぞれいろんな考えがあるんだから、自分の意見が絶対正しいみたいな言い方しなくてもいいんじゃない? :uuuum: 」って気分になります。
この人とお話しするととっても楽しい :smile2: ❗ と思える人、また会ってお話ししたいな :happy: :heart2: って思う人というのは、話しの中にけして相手を否定するような言葉を使わないんですよね。
『自分を否定されること』は、どんなに小さなことでも、誰にとってもけして楽しいことではないし、とたんに会話を続ける意欲が萎えてしまう場合だってあります :su1: :ooo:
映画やテレビドラマでも題材として扱われている「交渉人」、いわゆるアメリカではネゴシエーターと言われる人達は、特に人質救出とか犯罪が起きた時に犯人との交渉を専門とする、特別な訓練教育を受けた専門知識と技能を有しているプロフェッショナルな方達のことですが、この交渉術というのが、けして相手の言ったことを「否定しない」ことが鉄則だという話を聞いたことがあります。
例えば犯人が「車を用意しろっ :gaaan1: ❗ 」って言えば、ネゴシエーターは必ず、「わかった、用意する :su1: 」と言うのだそうです。 絶対に「嫌だもんっ :iyaiya: 車なんか用意したらアンタ、乗って逃げちゃうじゃないの :iyaiya: 」なんてことは言わないのだそうで(笑) とにかく相手の言うことを肯定しながら、相手の動機や要求を聞き出すことで、事件を平和的解決に導くことが任務なのだそうです。
相手を肯定しながら会話を続けてゆくことで、武力を行使せずに平和的解決に導けたり、尊い人命を救うことができるということです。 つまり、相手を否定してしまえば成り立つ交渉も成り立たんというわけなんですね :su2:
犯罪解決の交渉というのは、また特殊な例ではあるけれど、日常の会話術でもこの「相手の言葉を否定しない」ということは、とても大切なポイントだと思うんです。
相手を認めること、相手を尊重してあげること、これはとても優しい思いやりです。 どこかに自分の我を張ろうとする気持ちがあれば、つい自分の意見を通すために、相手を否定するようなことを言ってしまいがちなんだと思います。
相手を否定することなく話しをするというのは、特に人を指導する立場の人は心がけておかなければならないことだと思います。 お母さんから、先生から・・・自分を否定されるような言い方をされたことで、やる気をなくしてしまったり、心に傷を残してしまっている人がたくさんいますから・・・ :hun:
「あなたはそう言うけれど、それは違うのよ :su2: 」 「あなたの考えは間違っているの、私が言うことが正しいのよ :su1: 」
そんな風に言われると、誰だって自分に自信を失くしてしまいます :hun: 「なるほど、あなたは、そう言う理由でそう思ったのね :smile1: 」と、まずは相手を認めてあげることで、相手は自分のことを理解してもらえたと思えて、そこで信頼関係が成り立つわけです。 否定されてしまえば、心の扉は閉じられてしまいます :ooo:
日常で、当たり前に軽いノリでよく使われる「て言うか」の言葉も、相手にとっては自分を否定されたような気持ちにさせているかもしれません。
相手を認め、受け入れる姿勢でいることは、自分を否定せず肯定することでもあると思うんです。 我を張らず、相手の話しをしっかりと聞いて認めてあげようとすること。 否定する言葉を探そうとせず、肯定した立場で話しをすすめてゆこうと努めることは、円滑な人間関係を作るだけでなく、自分を成長させることにもつながるような、そんな気がするんです :smile1:
「違うよ :su1: 」じゃなくて、「そっか、そんな考え方もあるのね :smile1: 」と肯定すること。 そうか、あなたはそんな風に思っているのね :happy: と相手を理解しようとすることで、自分の心も広がるのではないでしょうか :smile1:
今日も押して~ :smile2: :heart:
彩さん
こんばんは。
今日のブログ・・
「相手を否定しない」
長期で仕事を休んでいて
今日から復帰してきた
後輩の仕事ぶりが「???」だったので
「甘いねん!!!」と
言ってしまいました・・(^_^メ)
きっと彼は心を閉ざしていますね。。(>_<)
言霊・・気をつけますm(__)m
tomomiさま
それはきっと、その彼の仕事に対する姿勢が「甘いねん」だったのです(笑)
大きな責任感と緊張感を常に持ちつつ、表面ではいつも「優しく穏やかに」、を保たなければならない大変な職場です。
お仕事に対する「甘さ」は許されませんもの :su1:
それは「否定」でなく「ハッパ」でしょう(笑)
「あなたに伸びてほしいのだ」ということをちゃんと伝えれば、きっとわかってもらえますよ、tomomiさまなら大丈夫 :happy: ❗