熱血先生のその後

GWの後半、みなさん楽しくお過ごしでしょうか? 昨晩は自宅で白ワインを楽しもうと、アクアパッツァを作りました。 身のぷりぷりしたアサリに、白身魚はタラの切り身を使いました。 丸ごと一匹のお魚を使うと、見た目がかなり豪華になるのですが、切り身は焼き上がりも早いし、食べやすいので、普段の食卓に乗せるのには、やはり切り身を使うほうがオススメかも :smile3:

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こちらは、適当な厚さに切ったフランスパンに、ツナとピザ用チーズとコーンをのっけてオーブントースターで焼いたものです :smile1: ポテトサラダとお野菜を添えて :smile3:

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さてさて、それでは早速、昨日の続きをお話ししましょうね :smile1: 「言ったの、言わないの」的な子供のちょっとした言い合いから、職員室の床に正座させられて、担任の男性教諭に散々責めたてられることになった、小学六年生だった私とお友達2人。 そのことでむしろ、相手の女の子達も今さら引けなくなったようでした。 

「でも、私は本当にそんなこと言っていない」と主張する私でしたが、でも、本当に言っていないものは言っていないのです。 なので、どんなに責められても、「言っていません。」というしかありませんでした :sad:

うつむいてしくしく泣き続けている私に、若い女性の先生が憐れんだ様子で、「あらあら、何をやったの… :( 」と声をかけてくださいました。 とても穏やかで優しい声に、急に張り詰めたものがプツンと切れて、せきをきったように涙が溢れ出して止まらなくなりました。  私は、その女性の先生にすがりついて、わんわん泣き出したいと思ったほどでした。 まだほんの子供だったのです。

疑われて悲しい気持ち、仲良しだと思っていたお友達からのわけのわからない裏切り、どう言っても先生が信じてくれない情けなさ、長いこと職員室の冷たい床の上で正座をさせられているという屈辱感…脚はしびれたのを通り越し、痛みで気分がわるくなってくるほどでした。 いつになったら許してもらえるのか・・・どうしたら、この場から解放されるのか…たった11年間の人生の中では、私にはこれまでに味わったことのなかった体験でした。

何だかもう、全てがどうでもいいような気がしてきました。 早くここの場から解放されたい。 早く家に帰りたい…そこで、とうとう私は覚悟を決めました。 誰も譲りそうもない、ならば自分が悪者になるしかないんだ… 私が折れればそれでいい :su2: :!: そう思いました。

しかたなく「すみませんでした…。」と告げました。 あの時の担任の満足げな顔といったら、今でも忘れられません。 

その後も散々有難い(?)訓示は続き、ようやく解放されました。 人生初の心の痛みを味わいましたが、私としてはむしろ、少し大人になったような体験でした。 自分が悪者になることで事が解決したのだという思いから、「先生も、お友達も許すよ :smile3: 」という寛容な気持ちさえ生まれたほどでした。  その時は・・・。

実は、私が心の痛みとして記憶する出来事は、その時のことではないのです。 私にとっての忘れられない出来事というのは、実はそれから後に起きました。

卒業を控えた3学期、そのクラスだけの卒業文集を作ろうということになりました。 それぞれが6年間の思い出を作文にして綴り、製本した文集を記念にしようというものです。 自分の書いた文字が本になるのだということで、みんな、張り切って一生懸命に作文を書きました。

作文というと・・・これまた私には当時のあまり楽しくない思い出が残っています。 転校して来て間もなかった頃、たまたま私の書いた作文が、ちょっとしたコンクールに入賞したということがありました。 クラスには、他にも作文の得意な子が2~3人いて、私を含むその数名には、担任が何かのコンクールに出すと言っては個別に作文を提出させらることが、何故か義務付けられていました。

当時の私は、日曜日以外の全ての日には、学習塾やお稽古事に通っていましたから、その上、担任から与えられる作文の課題は、正直、私にはキャパオーバーでした。 なにしろまだ子供です、塾から帰れば夜は疲れて眠ってしまうので、朝の4時5時に目覚まし時計をセットして、言われた枚数の原稿用紙に何か書いて埋めるという作業は、体も小さく、生まれつき貧血気味の私にとって、体力的に負荷が大きかった記憶があります。

でも、私はこの熱血先生のことをとても信頼していました。 公正で公平にクラスの教え子を愛し、子供たちのために全力を注いで頑張ってる、素晴らしい先生だと思っていました。 そもそも、教師というものは清廉潔白で、教養の優れた行いの正しい、素晴らしく高潔な人であると思い込んでいたのです(笑)

さて、卒業式を間近に控えたある日、いよいよ例の「卒業文集」が出来上がってきました。 みんなそれぞれの思いを一生懸命に綴った作文がのった、人生はじめての自分の本でもあるわけです。 私も、わくわくして自分のページを開いてみました :smile1:

で…私は、あの時のショックを今でも忘れません。 私の作文の横には、担任からの有難いお言葉が書き添えられていました。 これからの将来、私が心してこの言葉を肝に銘じて歩めという意味で、それを彼は書いたわけです。

あまりにショックで、私はその文集を捨ててしまいました。 だから手元にはありません。 ずいぶんそれから時間がたってしまったので、その通りの文章はもう覚えていませんが、というか忘れてしまいたかったこともありますが…。

「キミは作文が得意なことで、空想の世界に浸りやすい。 だから、人にウソをついてしまうところがあるので、それを気をつけなさい。」というような内容でした。。。。

驚きました。 彼はあの日のことを言っているのです。 あの時に体罰とも思えるような厳しいお叱りを受けて、あれはもうあの時に終わったことではないのか?と思いました。 そもそも、私は嘘なんかついていないのです、本当に。 あの時、私に嘘をつかせたのはむしろあなたではないですか、先生。 

別に、私は作文が得意でもないし、無理やり書かされていただけですよ。 しょっちゅう「〇日までに、原稿用紙〇枚の作文を書いてきなさい :su2: 」って言われて、まさか断るなんて選択肢は子供の私にはありませんでしたから。 やらなきゃいけないと思ってただけですよ、正直つらかったんです :su2: :ase:

私は両親から、「嘘だけはついちゃいかん」と言われて育てられました。 嘘をつくのは恥ずかしいこと、卑怯なこと、人としてけしてやってはいけないことなのだ、と教えられてきましたから、自分の中で、それだけは守ってきたつもりでした。

でも、なるほど、彼は始めから、私のことを空想癖のある児童だというふうに思い込んで決めてつけていたわけです。 だから嘘をつくことが多いはずだと。 熱血教師としては「俺がそれを正してやるんだ」と、意気込み張り切っていたわけですね。 だからあの日、私が折れるまで許さなかったのか・・・と、やっと納得がいきました。 

彼はあの日、私が嘘をついていると始めから決めつけてかかっていたわけです。 彼にとっては「ちょうど良い機会だ」と思ったということなのでしょう。

それにしても、教え子の手元に一生残るはずの文集に、わざわざそのことを書き記すという行為は、人として何て浅いんだろうかと、子供ながらに思いました。 私は何だか彼のことが気の毒になりました。 

一生懸命の空回り…自分が教師の仕事に熱く情熱を注いでいるという自己満足…ただそれだけじゃん、って思いました。 教養の優れた行いの正しい、素晴らしく高潔な人だと思い込んで、先生のことを信頼していた自分が、なんだかアホらしくなりました。

さて、卒業式が終わるのを待つようにして、その先生はクラスの男の子のお母さんと、なんと結婚しました。 そのお母さんは10代の若さでその子を産んだシングルマザーでしたが、これまで、母子家庭であるということでか、先生はその子に対して、特に目をかけているように思えました。 とても優秀で、とても明るくて性格が良く、みんなの人気者の男の子でしたから、先生が彼に対して「えこひいき」をしているなんていう気はしていませんでした。 そう思う子は、おそらくクラスには一人もいなかったように思います。 

ただ、それを知った時、「なんだ、そういうことかい :su2: :!: 」、と思ったのは私だけでなく、クラス全員の子供たちが感じたことでした(笑) こうして私達は大人への階段を一歩上ったわけでした :smile1:

お陰でさまで、今でも私は『嘘はつかない』ということを信条としています。 事実を正しく受け止めること、現実をきちんと見て、公正な判断をすること、そしてそれを正しく理解し、正しく伝えることは、人として基本的な正しい行いだと思います :smile1: だから、これからもそれは守り続けてゆくつもりです :smile2: :!:

大人って、気づかないうちに子供の心を傷つけていることがあるものです。 子供は知識も経験も浅く、間違ったことをしやすいけれど、大人は正しい判断ができ、正しい行動ができるということ自体が、大人の思い込かもしれませんよね :smile1:

さてさて、今日は「子供の日」 :smile2: :shuku: みんな健やかで幸せに大きくなりますように… :smile3: :kirakira:

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Comments (12)

emi5月 5th, 2013 at 12:54 PM

Ayaさま
ホント、ひどい先生ですね!8歳の娘もちょこちょこ嘘はついてますが :su2: 何でもかんでも「嘘つくな!!」と叱ってばかりいると、優しい嘘もつけなくなるかなと思ってスルーする時もありますが・・・明らかに不快な
嘘は、きつく叱っています。その辺の線引きが難しいところではありますね。Ayaさまの場合はまさに濡れ衣でお気の毒です。
私も似たような経験あり、母に話したら私を信じて抗議の電話をしてくれて、同級生は謝罪してくれましたが担任の先生は・・・ :confuse:
彼はうまく立ち回り、校長になりました :komatta:

らっぷ5月 5th, 2013 at 1:40 PM

Ayaさん

こんにちは☆
ご多忙の中、沢山の知識や経験を教えて頂き、いつもありがとうございます。

当時のAyaさんに伝えて下さい。

『本当に辛かったね。あなたの痛みや考えは決して間違っていないです。だからあなたは将来、本当に素敵な大人になれるからね。』

今日も元気に頑張ります(^^ゞ

毒吐きBeBeちゃん5月 5th, 2013 at 4:36 PM

いいお話だった・・・小学校6年の時、私の身体を竹刀でボコボコにして体中に青あざを作ったドSの松◯先生はどうしてるかな・・・と思いました。
ボコられた理由は確か・・・私が小学校6年とは思えない大人びた口調で口答えした◯西君をボコる先生をたしなめたからだったな・・・。
スピ風に言えばあれば私ではなく何者かに言わされたのでございます・・・スピって便利ね。

しおん5月 5th, 2013 at 7:18 PM

Ayaさま
このお話しって、大人社会でも十分にあること・・・。
子どもにはハードすぎますよね :ase:

あたしらが子どもの時、先生って絶対的権威でしたから。
訳の分からん「全体責任」って名目で、クラス全員殴られたこともありました。
その時思ったのは、「コイツの憂さ晴らしやな」でした。
そして、今思うのは、「男の更年期ってヤツやな」です(笑)

アタクシも更年期なんで、気をつけよ~~~っと :mrgreen:

Aya5月 6th, 2013 at 1:29 AM

emiさま

児童心理の授業で習ったことによると、
子供さんの幼い思考では、大人の発想では「ウソ」と解釈される言動もあるらしいのですが、やがてきちんとご自身で判断ができるようになられますよ :smile1: 大丈夫 :happy: :!:

それにしても、emiさまにも同様のご体験が…
信じて守って下さるお母さまがいらしてくださってよかったです :heart2:
やはり一番の理解者ですものね :smile2: :kirakira:

Aya5月 6th, 2013 at 1:31 AM

らっぷさま

ありがとうございます :sad2: :heart2:
そのお言葉で、長年胸のなかにあったもやっとしたものが
す~っと晴れて、とても暖かな気持ちになりました :smile2: :kirakira:

本当に優しいお言葉をありがとうございます :happy: :kirakira:

Aya5月 6th, 2013 at 1:34 AM

BeBeちゃん

丸腰の小学生に武器を使うだなんて、なんと卑怯な変態おやじ… :muki-:
この時代だったら、間違いなく傷害罪でしょっ引かれる暴力教師がたくさんいたわ :su2: :ikari:

ああ、しかしスピって便利ね~ :nageyari:

Aya5月 6th, 2013 at 1:38 AM

しおんさま

ああ…旧日本軍の残党のような教師が生き残っていた時代…
あのころはまだ、「全体責任」とかいう恐ろしい日本語が存在したのよね :angry: :ase:

間違いなく憂さ晴らし、男の更年期・・・
アタシも気をつけるぅ~ :roll: :onpu2:

qaz5月 6th, 2013 at 10:21 AM

ayaさま
何だか心が締め付けられるというか、残念ですが少なからずいらっしゃいますよね、このような教職の方が…。
私も忘れもしません、小学一年生の時、ダウン症の子と普通に皆で遊んでいたのをイジメ扱いされて、立たされて謝らせられたことを…。
差別しているのは、本当は大人の方じゃないか。と、後になって言葉にできるようになりました。中学の時にはayaさまのこのお話と近いような熱血教師の経験もあります…だからなんか他人事とは思えませんでした(^_^;)
教師って本当は大変なお仕事ですよね。うちも両親が教師ですが、生徒にナイフ投げられて黒板に刺さったこともあったり、夜中に助けて、と電話があったり…でも、お医者さんもそうですが、せめて先生と呼ばれる職業は、採用試験では可能な限り適性もみて欲しいですよね。誕生日のお祝いをしてくれる児童、私だったらそのあいまいさすら逆に一生懸命考えたことが伝わって来て、ほんとに可愛いって思いますのに…。
って、長文すみません〜 :asease: ayaさまBeBeさまのブログは内容が深くてすごく考えさせられるし、勉強になるので大好きな反面、何かコメントしようとすると、テロ並の長文になってしまいます〜 :iyaiya:

Aya5月 7th, 2013 at 2:01 AM

qazさま

そうでしたか…ご両親様、本当にお大変でいらしたでしょう…

教師のお仕事は、「子供が好き :smile3: 」だとかいう、
簡単な理由やきっかけで出来るお仕事でも、続けて行けるお仕事でもないような気がします :su1: :ooo:

子供と接するのには性格的には問題がなくても、「教えるのが下手」な人もいたりですね… :nageyari:

ホント、私もこんなカードをもらったら、「カワイイでしょ、嬉しい~ :smile2: 」って自慢しちゃうことはあるかもしれませんが、
「笑ってしまった :su2: 」なんて中傷するなんて、人間性疑いますよ :komatta:

5月 7th, 2013 at 4:10 AM

うんま〜 :gaaan1: そんな非常識な人間が先頭に立って子供達に何を教えると言うのか。。でもこのような問題も氷山の一角なのでしょうね。。 :evil: :evil: :evil: :evil: 知り合いの子供も「今の内にこの家族から逃げた方が。。。」と思う事があります(別に虐待を受けているとかではないのですが、母親とおばあさんの常識観念がおかしい。。)

私は所謂カルマを信じてます。だから彩様の自己満足先生は似たような、それかもっと酷い事が起こっていますよ〜 :!: ってそんな事で深い傷は癒える訳ではないけれど。。彼は自分に酔いしれてしまったのかしら。きっと酔いしれすぎて足を踏み外してどぶに落ちて泣いてますよ。 :twisted:

お二人とも反面教師で学ばれて、180度反対の素晴らしい大人の女性ですよね。いつも尊敬してます :kirakira:

Aya5月 8th, 2013 at 2:55 AM

明さま

あの当時の子供目線だと、大人、特に「先生」は絶対というか、
本当に正しいことしか言わないのだと思っていた素直な私(笑)
教室を出たら教え子のお母さんチョメチョメしてるなんて・・・ :roll:
まさか思わないですもぉぉぉ~ん :oops: (笑)

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