怒りと我慢
世の中には、先日お話したような、「言いたいことがうまく言えない・・・
」 とお悩みの方もたくさんいらっしゃいますが、反対に、「カッとなると、つい思ってもいないことを口走っちゃう
」 とお悩みの方もいらっしゃるんですよね。
「カーッとなっちゃうと、口が勝手に動いちゃって、後で必ず後悔するんです・・・
」という方や、「興奮しちゃうと思わずヒステリックに叫んじゃってて、後で冷静になって考えたら、その時自分が何を言ったのかも覚えてないんですよね~
」 という方。
世の中にはいろ~んなタイプの人がいますから、そのお陰でその人それぞれの個性が際立つわけなんだけど、カッとなると、つい思ってもいないことを口走っちゃうタイプの方とはまた対極の、言いたいことを飲み込んで我慢しちゃうタイプの方もいらして、こういう方達は、実際、世間では結構損な立場かも・・・と思う時があります。
「面倒くさいからコレ、あの人に頼んどこうよ
ダ~イジョウブ、ダイジョウブ
あの人、文句言わないで黙ってやるもん
」的なポジションにいて、いつも面倒なことや、人がやりたがらないことを押し付けられてるような、損な役回りの方・・・
でも、どんなにおとなしい方だって、ひたすら我慢をし続けていたら、稀にですが、あるとき突然、我慢の限界が訪れることがあります
当然、誰にだって我慢の限界ってものはあるわけで、最初に述べた「私、カーとなっちゃうとつい大声で相手をののしっちゃうんですよねっ、てへっ
」 という方が、一般の平均よりかなり着火点が低いとしたなら、じ~っと我慢の後者のタイプは限りなく着火点が高いだけのこと。
だけど、いくらそんな方だって、ある日突然、「うぉ~~~っ
」と爆発しちゃうことだってありますよ、そりゃ
人間だもの
でも、こういう方にある日訪れた怒りの爆発を目の当たりにした、周囲の反応って 「はぁ
なんでアンタがキレるわけ
いつも我慢してる立場にいなきゃだめでしょっ
」 と、むしろ反対に逆ギレされたりして、「そっか・・・あなたが怒るなんて、よほどのことだったのよね
いつも我慢ばかりさせてごめんなさい・・・
」 というわけにはいかないことが多いもの
カーッとなると気持ちのコントロールができなくなる、というタイプの人には、周囲も用心してかかりますから、出来るだけ興奮させないように気を使ってくれたり、うっかり興奮させちゃったら気持ちが鎮まるまで黙って待ってくれたりと、なにかと配慮してもらえたりしている場合が多いものです。
気持ちのコントロールがつかないことが分かっているから、神経を逆なですると火に油を注ぐようなもの・・・余計に事態が悪化することが予想できるからなんです。
場合によっては収拾がつかなくなってしまうようなことを事前に回避するため、いつも周りが我慢してくれますから、結局このタイプの方って興奮し得なことが多いのでは?と、じっと我慢タイプの方達は思うのではないでしょうか。
損得でいうと、確かにじっと我慢タイプは損かもしれませんね
でも、世の中はすべて両側面があるもの
損しっぱなしってことは、きっとないはずだと私は思います。 そう思って我慢します(笑)
我慢するタイプの方って、嫌われ恐怖症の方が多いかも
イエスノーがはっきり言えないから、つい無理して我慢することが増えてしまうってこと、あるかもしれませんよね。
でもノーが言えなくて、引き受けたことが結果的にはできなかったということになれば、相手を落胆させたり、迷惑をかけたりするかもしれません。
嫌われるのが怖いから、という単純な理由でノーが言えなかったせいで、嫌われるどころの騒ぎじゃなくなるってことがあるものです。
「ごめんなさい、それは私には無理です。 お力にはなれませんけど、でもここまでならできるので、ここまでやらせていただくことではだめですか?
」
きちんとノーを言ったうえで代わりの策や譲歩策を提案する。 それで、むしろとてもいい状況で、すべてが解決するということは多いんです。
勇気を出してノーを言ってみることで、いつも周囲から信頼されて頼られているあなたは、より信頼を得ることになると思うんです
そう、両側面というのはそのことで・・・では「カーッとなったらつい、思ってもないこと口走っちゃうんだもの
私はそういう性格なの
でも、そんなときの言葉は本心じゃないのよ
」 と、堂々と言ってのける人のことを信頼できるかって、そりゃ無理な話ですよね・・・
「あの時はああ言ったけど、あれは本心じゃなかったの
」 「ついカーッとなって言った言葉だから、許してねっ、てへっ
」 と言う方って、必ず人は許してくれるんだと、とっても周囲を信頼しているところがあるみたい・・・。
だけどそういう方は、逆に周りからの信頼ポイントは、そのつど確実に下がっていってます
それは周囲から嫌われる以前の問題かも
大人の世界、好き嫌いだけで過ごせるわけではないですものね。 社会において、「あの人嫌いだから一緒に仕事しない
」 は通用しない。 だから、ある程度は周囲が我慢してくれています。 だけど家族でも、恋人や大切な人たちの間でも、なにより「信頼」は一番大事なことだと思うんです。
ヒステリックにひどい言葉を投げつけられたり、癇癪をおこされたりした相手の心には傷が残ります。 怒りや嫌悪感というよりも、心に傷をつけられるんです
「あれは本心じゃなかったの
だからゴメンネ
」 というのは、人を殴ったりして怪我をさせておいて、「もう痛くないでしょ? 傷も治ってるんだし謝ったんだから、いいよね
」 と平気で言っているようなもの。
相手の心につけた傷は癒えても、傷痕は残っているでしょう。 それはもしかしたら、一生消えないかもしれません。
「私はカーッとなったら思ってもいないこと言っちゃうんだもん、でも本心じゃないんだから、いいわよね
」は、何のエクスキューズにもならないし、信頼のポイントを確実に減らしていってることなんです。
ケンカ早い人が、「腹がたったら、まず心の中で10を数えろ」と自分に言い聞かせる、という話しがありますが、私も腹がたったら 「まず冷静に考えよう
」 と、とにかく自分に言い聞かせるように心がけてるんです。 「ここで冷静にならなきゃ、きっと後で後悔するぞ~
」・・・と(笑)
口に出してしまった言葉はけして口の中には戻せません。 「覆水盆に返らず」と言いますが、これは外国の諺も同じで、「こぼしたミルクを嘆いても無駄」 と言うのだそうです。 万国共通の教訓なんですね
「わかっているんだけど、いざとなったらなかなか冷静になるなんてできなくてねぇ・・・
」 というあなた
いつも気持ちに冷静さを持たせてくれるよう助けてくれる石、ありまっせ~
いつも冷静なあなたも、いつも熱血なあなたも、ここで一度、深呼吸してぽちっとよろしくお願いします






aya 様
とても興味深く読ませて頂きました
。
私はどちらかというと「我慢派」で、
文句があっても言いたい事の半分も言えないような性格で、
勇気を出して「よし言おう」と思ってる内に、
タイミングを外してしまって結局言えずじまい…
ということがよくありました。
カッとなってポンポンと次から次へと言える人を見て、
さぞかし頭の回転が早いのだろうと、
羨ましく思ったりした事もございました。
年を重ねるにつれ、タイミングの悪さはあるものの、
上手く言いたいことも言えるようになりました。
振り返ってみて「我慢派」のいい点は、
ayaさん仰る、着火点の高いところです。
ちょっとやそっとじゃ、怒りを感じないという事です。
無関心や鈍感であってはいけませんが、
割と周囲に対して冷静でいられる所です。
逆に「カッと派」は、
ポンポンと次から次へと思いが口に出せる頭の良さと、
周囲に対してとても敏感で、
感情がストレートで真っ直ぐなのが伝わって来ます。
ですが、それによって傷ついたりもするわけで、
。
後で「心にも無いことつい言っちゃって…」と言われても、
心にあるから言葉になるんじゃないのかな?
って思ってみたり…、
「我慢派」から見ると、理解に苦しむところでもあります
言いたいことをはっきり言える強さと、
慎重に言葉を選ぶ冷静さ、このバランスが大切なのかと…。
ayaさんの文章を読んで、
。
昔何かのエッセーでしたでしょうか?
どなたが仰ったのかも覚えておりませんが、
「言葉は誰のものでもなく自分のものであり、
自分の財産であり、自分自身である」
という、大好きな文を思い出しました
人に気を使ってもらう人よりも、
。
人に優しい言葉(時には厳しい言葉)を
沢山かけてあげられる人。
話しているとその人柄が滲み出てくるような人。
そんな人になりたいな~
p.s.先日の匿名は私です。
なぜかコメント作成中に送信されてしまって…。
文章も途切れていてすみませんでした。
今回はちゃんと送れるかな
わ~い
今回も大人の素敵なコメント、ありがとうございます 
どなたなのかがわかって嬉しい 
そうでしたか、るるさまだったのですね~
素敵なコメントだったので、匿名さんなのが残念だったのです
万が一、入力途中で送信されちゃったら、是非懲りずにもう一度、入れておいてくださいませ~
さて、私も子供の頃、「うえ~ん、いじめられたよぅ
」と、メソメソ家に戻ると、母から「何でこう言い返さなかったのよ
」と言われ、余計に落ち込んだものです・・・(笑)
今思えば、黙って言われっぱなしになっている私のことが、親としていつも歯がゆかったのでしょうね
ヨーロッパの諺には 「明日できることを今日やるな」 というものがあるのだそうですが、まさに腹がっ立った時、言い返したり文句を言ったりは明日でもいいのかな? なんて思ったりして・・・
そうすると、腹立ちまぎれに言っちゃったことが大変なことに・・・
なんてことも、ずいぶん解消するかもしれませんよね
「言葉は誰のものでもなく自分のものであり、
自分の財産であり、自分自身である」
素敵な言葉です・・・
私も肝に銘じます
姉の彩は普段めったな事では怒りません。
小さい頃、姉のぬいぐるみや人形を私が勝手にいじめたり
髪をむしったりしても怒りませんでしたが……本当は怒ったら
めちゃくちゃ怖いというのを私は知ってます….。
Be-Beさん
ああ、くまちゃん・・・
くまちゃんは、私が一番仲良しだった犬のぬいぐるみちゃんでした
ある日、小さかったBe-Beさんが、くまちゃんの首をもぎ取ってしまったのでした・・・
あの時の、申し訳なさそうな母の顔も忘れられません
でも、無邪気なBe-Beさんの笑顔を見たら、怒れなかったけど泣きました
え~ん
私の周囲の方達はみんな、「彩ちゃん、怒ったら怖いんだよね」と知っています。
情報源はアナタねっ、Be-Beさん
彩さん
こんばんは。なんてタイムリーなお話なんだろうと思ってしまいました。私はカーッとなってしまうタイプなんだなって改めて実感・・・それもすべての人に対してではなく恋人に対して…自分の気持ちをわかってほしいから隠さず伝えていると自分では思っていたもののうんざりなんだろうな。相手にとっては。と気付き・・・
>ましてや家族でも、恋人や大切な人たちの間にしたって、なにより「信頼」は一番大事なことだと思うんです。
>ヒステリックにひどい言葉を投げつけられたり、癇癪をおこされたりした相手の心には傷が残ります。 怒りや嫌悪感というよりも、心に傷をつけられるんです
自分では正しいことを言っていると思ってしまったり・・・
手遅れになる前に気づかせてくださってありがとうございます。
助けてくれる石、どんな石ですか?少しずつでも変わりたいです。
meruさま
自分をわかってほしくて・・・って気持ち、恋愛においては余計に加熱しますよね
「私は、こんな理由で怒ってるのよ
」 「私は、それで悲しいと思ったの
」 「私はこういうことされると嫌なのよっ
」 「私はそれで寂しい気持ちになったのっ
」
・・・ただそんな思いから、なんですよね
?
ちゃんとわかってもらわなきゃ、愛してるんだもん、もっと私を理解してもらわなきゃ
meruさまのブレスの中の中では、金色のきれいな石・・・冷静な思考を助けてくれ、相手から受ける誤解を防いで、相手の気持ちを察した会話ができるよう、応援してくれますよ
私・・・自分のことわかってもらいたいばっかりで、いつも自分のことばっかり言ってたかも・・・
そんなふうに今、meruさまが思っていらっしゃるとしたら、すでに冷静な気持ちでご自身を見つめていらっしゃるってことですよ
aya様こんばんわ
今回の記事は、まるで思ったことを上手く言葉に出来ない私の気持ちを代弁していただいているようで、
凄く嬉しかったです
ありがとうございます。
しかも、BeBe様のセッションの内容ともリンクしていたので
何回も読み返していたら、コメントが遅れてしまいました
私の周りのカッとなってしまう方は、
ワーッと怒ってしまった後は、つき物が落ちたようにケロッとされているので、傷ついている私のほうが大げさなのかな?
っと思ってしまったり。
でも、私自身にもそうさせてしまう要因が今回のセッションで分かり、

しかもaya様の「嫌われ恐怖症かも」からの件は、
私そのものです
ノーを言った上で、代わりの策や、譲歩策を言えなかったせいで周りに迷惑をかけたり自分の首を絞めることになったり
反省です。
これからは口下手だから・・・を言い訳にせずに思った事を言葉にする努力をしていこうと思います。
わわわ
すいません。
名前を入力せずに送信してしまいました。
失礼しました
ハッチと申します。
ハッチさま
「カーっとなったら抑えられない派」は、頭の中で言葉を整理する前に、思ったことがぽんぽん口から飛び出しちゃうんですね、きっと。
だから、頭の中で、言っていいこと悪いことの振り分けをしないまま、すべて言葉に出しちゃう・・・。
逆にじっと「我慢派」は、思ったことを口に出すまでにあれこれ考えて、時間がかかっちゃうのですよね~
」 と頭の中で考えてる間に、まわりがどんどん話を進めちゃって・・・ 
今更もう何も言えない
」って感じでしょうか(笑) わかります
「何て言おう、どう言ったら相手に嫌な思いをさせないかな・・・
「あれれ
私は、世の中に「今更遅い」ってことはないんだ
「今からでも遅くないっ
」 と思うようにしているので、うっかりタイミングを逃して 「ああ・・・今更言えないかも・・・
」 となっても、なんとか修正する言い方がないものか頑張ってみるようにしています(笑)
取り返しがつかないのは、すでに口にだしちゃった言葉のほうですものね