ウワサ話し

白無常と黒無常という死神

栃木県で起きた、「トクリュウ」と言われる犯罪の、非常に悪質な事件のことが連日報道されていますね。

今回の事件の、闇バイトの少年達の指示役と言われる、20代の夫婦ですが、容疑者である夫のほうは、自分だけ海外逃亡を企てていたところを、羽田空港の国際線出発ロビーで確保されたのだそうですね。

一方、容疑者の妻はというと、生後7か月の赤ちゃんと一緒に(‼️)、横浜市内のビジネスホテルの部屋にいたところを、警察に踏み込まれたのだとか。

妻は、まさか夫の裏切りにあったとも知らず、「ここで待ってろ」と言われたホテルでじっと待っていた、ということなのかな、と思うと、ふと、私の頭に浮かんだのが「白無常、黒無常」のお話しでした。

白無常と黒無常・・・日本ではあまり知られてはいないので、ご存じの方は少ないかと思うのですが、中国や台湾ではかなりメジャーな神様みたいです。

いや、神様・・・というにはちょっと・・・そのお姿は正直、妖怪っぽいというか(あわわ💦ごめんなさい‼️) 

ですが、このお二人はですね、いわゆる「死神」といわれている、立派な神様でいらっしゃいます。

こちらのお二方です。 お背の高い方が白無常様。 そして、黒いお召し物の黒無常様。

閻魔大王や城隍神(土地の守護神・司法神)といった冥界の高等な神々に仕える、冥界のお役人様でいらっしゃいます。

悪人を懲らしめ、善人を守る司法神の官僚をなさっておいでなのだそうですよ。

そして、人間の寿命が尽きた時にその魂を捕らえ、冥界へと連行する役割を担っていらっしゃるのだとか。

台北市の台湾省城隍廟(じょうこうびょう)ですとか、台南にあるとても古い歴史を持つ、台南府城隍廟などに祀られているのだそうで、機会があれば、私も一度、お詣りしたいものです。

というのも、この方々のお帽子には「天下太平」や「見吾生財」(私に会えば財を成す)と書いてある通り、善人には富をもたらす「財神」なのです。

さて、なぜに栃木の強盗殺人事件の指示役夫婦と、この無常さまが結びついたかというと、そもそもこの妖怪っぽいお二人が神様になられた経緯からお話しせねば。

昔し、このお二方は、人間でいらっしゃいました。

白無常サマは謝必安さん、黒無常サマは范無救さんとおっしゃいまして、お二人はとっても仲良しの大親友でした。

ある日、お二人は、とある橋の下でお待ち合わせをしていたのですが、急に雨が降ってきましたので、謝必安さんは「ボク、傘を取ってくるから、ここで待っててね」と范無救さんをその場に残し、お一人でご自宅に戻ったのだそうです。

ところが、たちまち雨は豪雨に変わり、あっという間に川が氾濫して、あたりが洪水になりました。

しかし、范無救さんは、謝必安さんとの約束を頑なに守って、けしてその場を離れませんでした。

そうして、彼は川にのまれて、命を落としてしまわれたのですね。

謝必安さんは、范無救さんの変わり果てたお姿を見てたいそう後悔し、悲しみと自責の念から、自らの命を絶ってしまわれました。 

閻魔大王は、その義理堅さと友情の深さに心を打たれ、お二人を冥界の役人に任命しました・・・。 それが、白無常と黒無常のお話しです。

今回の栃木県の事件報道との対比が、あまりにも痛々しく、残酷に感じられます。

信頼していた相手に置き去りにされること。
自分だけ助かろうとすること。
パートナーを裏切ること。
仲間を切り捨てること。

しかも、それが夫婦同士であり、同じ犯罪に手を染めた、仲間同士で起きているわけですから。

実行犯とされる16歳の少年達についても、仲間を現場に残して逃走したという報道がありましたよね。

もちろん、だからといって、消して「義理深ければ犯罪者でも美しい」などという話では絶対にないのですが、けれど、人はどこかで、「最後まで自分を見捨てない人がいる」という感覚を持てることって、とても大事なのではないかしらと思うのですよ。

そんな気持ちが根底になければ、善悪の感覚そのものが、やっぱりおかしくなってしまうのではないかなあ・・・。

それにしても、「闇バイト」という言葉には、以前から強い違和感があります。

あまりにも響きが軽い。

まるで、ちょいと危険な香りのする、単なる副業くらいのノリに聞こえてしまうじゃありませんか。

そもそも、人の命を奪うということは、絶対に取り返しがつかないことです。 

もちろんのことですが、強盗殺人罪にはこの先、「反省さえすれば、また何食わぬ顔で人生をやり直せる」などという、甘い世界は用意されていませんよ。

お金に困っていた。

楽して稼ぎたかった。

誰かに脅された。

理由はいろいろあるのかもしれません。

ですが、“悪に加担する入口”というのは、案外、軽い言葉や、軽い誘惑の顔をして近づいてくるものだって気がします。

白無常と黒無常は、「人はどう生きたか」を見ている存在なのだと言われます。

誰もがいつかはその命を終え、冥界へ向かう日が来ます。 

ただ、いつか白無常と黒無常が、その魂を迎えにやってくる前に、彼らは日本の司法という、冷徹な現実の裁きを受けることになるのです。

悲惨なニュースが多く目に飛び込んでくる昨今ですが、それでも、いえ、だからこそ、日々の小さな約束を大切にして、身近な人との絆を丁寧に育んでいきたいなぁなんて思います。

誰かを切り捨てるという生き方ではなく、誰かのことを最後まで信じること。 

誰かを大切に守ること。 その人たちと、お互い誠実に手を取合って、たくさん笑い合えるような生き方ができるって、それって最高の幸せではないですか。

今日も最後までお目通しいただき、ありがとうございました。

新しい週がスタートしました。 あなたにとって、素敵な1週間になりますように。

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