はきものをそろえると
心もそろう
心がそろうと
はきものもそろう
ぬぐときに そろえておくと
はくときに 心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまって そろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人も心もそろうでしょう
どこかで目にしたことがある、とお思いの方もいらっしゃるかも :smile1: これは、長野県出身の僧侶で宗教家でいらっしゃる、藤本幸邦(ふじもと こうほう)氏の言葉です。 彼は長野市の円福寺の住職として広く知られる人物ですが、住職を辞してからは、ボランティアの活動に力を注いでいらっしゃいます。
私の好きな言葉、『脚下照顧(きゃっかしょうこ)』という禅語がベースになっているのだと思います。 優しく子供にも理解できる言い方で、そして大人にとっては、人としてのちょっとした思いやりの大切さと重みを気付かせてくれる言葉です。 こんなささやかな優しさと思いやりの心があれば、世界中の人の心もそろうでしょう…。 本当に温かみのある優しい言葉ですよね :smile2:
『脚下照顧(きゃっかしょうこ)』には、足元からきちんとすることが大事ですという意味があり、「足下を見なさい」の意味から、お寺などによく書いてあるようですが、「きちんと履き物をそろえましょう」という標語として使われることが多いみたいです :smile1:
そもそも禅の言葉である脚下照顧とは、本来は「他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめよ」という戒めの言葉なのだそうです。 「他に向かって理屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省しなさい。」という意味で、身近なことに気をつけなさいという意味合いでもあることから、わかりやすく、「足元によく気をつけよ」という教えとして使われることが多いようです。
脚下というのが自分の足もとのことですが、「自分の足元を見なさい」ということは、自分が一体どうであるかにしっかり目を向けなさいってことでもあるんですよね :smile1: 常に心がけて自分の足元を顧みること…本当にとても大切なことだと思うのです。 なので私も、時々この言葉を思い出しては、「足元を見直そう :smile1: ❗ 」と思います :smile1:
駆け足の時も、少しのんびりと道草をしながら歩きたいな、と思う時でも、足元をきちんとしておくことってとても大事なこと。 それに足元にまで気持ちが行き届いていることは、つま先までいつも美しくお手入れがなされているということまでを含めて、ステキなレディのたしなみであるような気がします :smile2: :heart2:
ところで、いつも申し上げているように、「お掃除すること」自体は、実は風水ではありません。 でも、身の回りの環境を整え、エネルギーを常にクリーンな状態にすることが、風水を実行する以前にとても大切なことなんです。 だから、お掃除と風水はセットとして考えてもよいと私は思っています。
どんなに風水を実行しても、不潔で雑然とした場所に、しかも余計なものや不要なもの、古くなって使わないものなどがいっぱいたまっているところには、新しい良いエネルギーも入ってきようがないですからね :smile1:
だから、お掃除と風水は切っても切れない関係があると言っても言い過ぎではないと思うのですが、中でも、お家の玄関というのはとても大切なポイント :smile1: 玄関のお掃除がキレイに行き届いていて、そして玄関にはたくさんのお靴が出しっぱなしになっていないこと。 お靴もキレイにお手入れが行き届いていること。 下駄箱の中も清潔にお掃除がなされていて、お靴が整然と収納されていること…。 これがきちんとできていれば、たいていお家の運気は上がるはずです :smile3:
玄関って、お家の中でとても重要な場所で、この場所のお掃除をすることが開運活動としてはとても大切なポイントなんです。 何しろお家全体の気の流れの出入り口なわけです。 風水鑑定をする際にも玄関はとても重要なんですよ。
ですから当然ながら、ここが雑然として汚れていたら、いくらお部屋の中の風水を頑張っても、効果が半減してしまうといえるほどです。 何しろ玄関は、自分の体で言えばお顔のようなものといえますし、しかも言葉を発してコミュニケーションをとったり、栄養としての食べ物を取り入れる「口」と同様の場所です。
ここが汚いと…いろんなことが上手くいかない… :su2: 考えてみたら、当たり前ともいえることですよね。 それに、お家の中はどこも完璧にお掃除が行き届き、整理整頓がなされているのに、玄関だけは異常に汚い…なんてお家って、ちょっとありえないって気がします :smile1: つまり、お家の玄関がとてもキレイにしてあるお家は、たいていお家の中もキレイにされているのではないでしょうか。
そして、忙しくてなかなか徹底したお掃除が行き届かないならば、せめてお玄関だけでもきれいにお掃除して、整然と片づけておくこと…それだけでもずいぶんと気の流れが良くなるし、朝出かける時でも、疲れ果てて帰宅した時でも、とても気分が良いような気がします。
梅雨時、特にジメジメして、玄関も何となくじっとりと重たい空気が澱みがちです。 梅雨の晴れ間を狙って、お家の玄関を徹底的にお掃除して、お靴のお手入れをして、下駄箱には除湿剤を置き、ジメッと空気を綺麗にしてみましょう。
玄関を綺麗にすることは、お家の顔でもあり、お家の大切な出入口を綺麗にするということ。 そして、足元を整えるということにも繋がると思います。 履物を揃えると心が乱れないというのは、人の生き方のとても基本的で大切な姿勢であるような気がします。
そして、誰かが乱していたら、だまってそっと揃えてあげること…履物に限らず、自分の身の周りにちょっとした乱れがあれば、黙って整えておくこと。 その思いやりが、人の心をつなぐ優しさであるような気がします。
お家でも、会社でも、街中でも、何か気づけば、自分でできることであれば、そっと乱れを整えること。 「してあげたのに」という気持ちや、「やってあげた」という気持ちを持たず、相手からの感謝の言葉や、同じことをして返してもらおうという見返りを期待せず、ただ黙ってそっと乱れを直す姿勢。 そんな心がけがあれば、当たり前のことだけれど、自分のまわりが綺麗に整う。 そして自分のまわりの人達とも、自然と心が揃ってゆくのかもしれませんね。
さあ、新しい週が始まりますね :smile3: 皆さんにとって、実り多い素敵な週になりますように :smile3: 今日の応援もよろしくお願いいたします :smile2: :heart: