白紙に戻すことの大きな意味合い

新国立競技場の建設計画、いったん白紙に戻されたのですね。

それに対して、既に何億ものお金が支払済みなことや、今後、莫大な違約金が発生?することなど様々な問題はあるらしいものの、この決断というのは、ある意味、前向きな選択といえるのでは? と、私は感じているのだけど…。

それにしても、そもそも最初から何かと誰もが疑問を感じることが多かったように思える、今回の建設計画の流れ。 なにより総工費が当初の予算をはるかに上回り、2520億円って…!! 2520億円なんて、あまりに莫大すぎて、むしろピンとこんわってカンジです。

何故そんな金額になったのか?とか言われていたけれど、実際はむしろ、その金額で完成できるのかすら想像がつかないレベルのことだったみたいです。 

確かに、オリンピックの開催に向けての建設計画です。 我が国が世界に誇れる建造物として、是非とも、ものすんごくカッコイイものを造ってほしい♫ 

いろんな人の目線から、いろんな立場の人に配慮した作りになっていて、しかも自然にも地球にも優しい作りで、日本の科学や技術や、古くからの知識や伝統や国民性までしっかりとアピールできるようなものであればいいなあ…なんて、私は思ってしまうわけです♡

でも、考えてみたら、私なんかが新国立競技場を利用する機会なんて、おそらく一生ないだろうけどね(笑)

女性の建築家のデザインが選ばれたということは、同じ女性として素直に嬉しいと感じたのだけど、そもそもこの方のデザインって、あまりに斬新すぎて、コンペで優勝をするものの、実際に建物の完成にいたらず立ち消えになってしまうという、伝説の建築家でもあるそうで…。

今回も、実際には2520億円で完成できるかどうかも…。 というのが、その斬新すぎるデザインを、実際にどのように施工してゆくのかということも、リアルに課題であったようですね。 建築というより、土木の工事なんだとか、専門家はおっしゃっていました。 私には難しいことはわかんないけど、専門家にとっても、どうやらやってみないとわからない的な…。 

いくら世界的に、最高水準の技術の高さを誇る日本のゼネコンといえども、予測不能のレベル。実際には作っていくうちに、もっともっと費用が跳ね上がってゆく可能性が、かなり高かったみたいだとかいう話しもチラリと聞きました。 

そんな難しいことよりも、この件ではじめから私が単純に疑問に感じていたことというのが、日本にも、優秀な建築家は大勢いらっしゃるのに、あえてなぜ、外国人の方のデザインを採用したのかなぁということです。

こんなこというと、また「彩さんは、人種差別的な思想の持ち主だったんですかっ!?」的なクレームが届きそうだけど、私が言っていることはそういう意味ではなくって、すっごく単純に、せっかくならば日本の風土を理解した建築家に、日本の代表的な建物を設計してもらいたかったなあと思ったのです。

四季のはっきりとしたこの国ならではの良さや、この土地の特質、日本人ならではの様々な伝統技術的な知識も、ここで生活してきた人であれば、代々受け継がれてきたり、根本から感覚にしみついているものがあるわけですもの。 

だからこそ、世界が注目するような今回のような建物に、あえて奇をてらったもので冒険する必要はないのではないかしら…という気がしたんですけど。 何度も言うように、日本人にもすばらしい建築家がたくさんいるし、今回だって、おそらくたくさんのすばらしい作品の提案がなされているはずなんだけどな…。

あえて世界的にグローバルな視点で、より斬新なものを、と求めたのだろうことは重々理解できるのだけど、その結果がこれならば…と、私は思ってしまったりしたのです。

きっと、いろんなご意見があるものだろうけど、この国の新しい国立競技場だけに、そして世界から注目され、この国から世界に向けて発信をする基点となる建物なだけに…。

先ほども言った通り、いろんな人の目線から、いろんな立場の人に配慮した作りになっていて、しかも自然にも地球にも優しい作りで、日本の科学や技術や、古くからの知識や伝統や国民性までしっかりとアピールできるようなものであればいいなあ…と、私は願っているんだけど、同じ思いの方はきっと多いと思うの。
 
ただ、グズグズしている間に、時間はどんどん過ぎて行くことが問題よね。 なにしろ完成をオリンピック開催時には間に合わせなくてはならないという、大きなタイムリミットがありますから。

何にしても、どうか是非とも、この国に住んでいる我々みんなが誇れる、素晴らしい建物ができますように。

それにしてもなんだけど、計画の中止というのは、一見マイナスな決断にもとられがちだけど、今回のことは私には、やはり前向きな決断だと思えるのですよ。

もちろん、これまでかかった時間やコスト、労力などを考えたら、「このまま進んだほうが良いのでは…?」という考えだって当然間違いとはいえないというもの。 

でも、行くにも退くにも、どちらに行ってもダメージが想定できる場合は、出来るだけダメージが少なく、できるだけリカバーが容易な時期に判断することは、すごく大事なことだと思うの。

だから今回、あえて「白紙に戻す」という決断は、もっとロスが出て、ダメージが太くなることを防ぐ意味でも、リスタートをすることにも、良かったのではないかと思うんです。

人生の選択にも似たものがあります。 例えば、誰かとの不毛な関係を続けているような場合とか、人間関係に限らず、お仕事に関しても言えることですが、今後の発展性が期待できないものや、メリットよりもデメリットが多いようなこと。

すでにこれまで続けてきたものや、進み始めてしまったことに対し、「やめる」という決断をすることが、とてもネガティブなものであるととらえるている方がいらっしゃいます。 あるいは「負け」だと思ってしまう方も。

白紙に戻すことにだって、メリットはたくさんあるのです。 しっかりと見極めるべき点は、どちらがよりリスクが高く、ロスが大きいかということ。 その選択によっては、現状維持や、ただ進むことだけがポジティブとはいえないケースも多々あるかと思います。

場合によっては、「辞める決断」「逃げる決断」「別れる決断」だって、今後の未来にとっては非常にポジティブな選択となることが、人生には多々あるのではないでしょうか。

さてさて、みなさまは、楽しい連休をおすごしでしょうか? 福岡は、すでにクマゼミがワシャワシャと泣きはじめました。 こっちのセミって、「ミーンミンミン」って鳴かないのです(笑)
ひたすら「ジージーワシャワシャ…」…。 

いずれにしても、蝉の声を聞くと「夏!!」って気がしますね~♫ 今日の応援も、どうぞよろしくお願いいたします♡ みなさんの応援が、私の元気のモトなのです!!

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