厄除けの神様

石川県能登半島を震源とする、この度の地震で、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
さぞかしさぞご心労のこととご案じしております。
一日も早く、平穏な生活に戻られますことをお祈りいたしております。

今年の初めの風水アップデートセミナーで、今年は風水的に、地震の多い年になりそうなので、皆様どうかご用心くださいねとお話ししながら、これは外れてほしいなぁと思ったのです。　ほんとうに、そう思いました。

占いのような、根拠のないものは絶対に信用すべきではないという人もいらっしゃるのですが、実は占いにも様々なジャンルのものがあります。

たとえば下駄を片っぽ空に放って、表か裏かで天気を占うという単純なものも、卜術というジャンルの占いのひとつです。

広げたカードの図柄から、過去や未来を読み解くというタイプの占いもあります。　

手のひらの皺の長さや形、黒子の場所から、人の運勢を見るタイプの占いは、相術と言われるジャンルのものです。

ほかには、気温や湿度や雲の動きなどを、長年観測し続けた中から、明日の天気を予測するのと同じように、過去の莫大なデータの中から事象を読み解くというタイプの統計学的なもので、命術というジャンルの占いもあります。

過去の統計から解答を導き出すタイプの占術の場合でも、仮に予測が当たったとしても、やはり「そんなの、たまたま偶然だ」と言われたりしがちです。

でも、「偶然と思える出来事の理由」を読み解くことを得意とするタイプの占いも、実は存在するんです。

特に、私が学んでいる先天八字という占術は、天体や気象、過去の統計と経験則をもとに、季節の暦に基づいて導き出すものですから、実際に起きている、もしくは、これから起こる出来事に当てはまる答えが出ることが多いといえるものです。

もちろんあくまで予測としてですが、不安要素を、事前にピックアップすることも可能な占術です。

とはいえ、天災や、身に降りかかってくる災難は、気をつけていたからといって回避できるようなものではないのですよね。

むしろ実際に起こってしまえば、不吉な予告だと、嫌な気持ちになる方もいらっしゃることでしょうし、不謹慎に感じられる方もいらっしゃるでしょう。

何だか申し訳なく存じます。

大きな地震がきた後には、必ず雨が続くような気がします。

被災された皆様は、不安な中、ご不自由を強いられているでしょう。

どうかくれぐれもご自愛くださいますように。

先日、お参りさせていただいた、新宿の鬼王神社の一角にある、富士塚です。

江戸時代には、かなりの高さだったものが、おそらく、明治に入った頃の廃仏毀釈で一度取り崩され、昭和に入ってまもない頃に復興されたそうです。

その後、東京が受けた大きな空襲で、石の基盤がゆるんだことで縮小されて、一合目〜四合目と、五合目〜頂上までと、参道の両側に２つに分かれた形の、今の「厄除け富士」になったようです。

山頂にある浅間神社には、この日、じゃがいもがお供えされていました。

「ここによくピーマンが上がっているのは、私共の懐事情です。」と、お茶目な笑顔で宮司様がお話してくださいました。

どうぞみなさまにも素晴らしい御利益がございますように。

　
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