ウワサ話し

生きがいの再確認

妹のBeBeが先日から、BeBeのラブスピで「生きがい」について語っておりますが、数日前、私もBeBeから「ねえ、生きがいは何?」と尋ねられました。 私は迷うことなく「え?仕事」と即答したのですが、考えたら本当にずいぶん長いこと、私の生きがいってずっと「仕事」なのです。

かつて、私の社会人デビュー当時は、とある企業のOLをやっておりましたが、そのころには生きがいが「仕事」だなんて、思ってみたこともありませんでした。 いつも「辞めたい」と思っていたし、仕事が楽しいだなんて、まさか思いもしませんでした。 当時は会社や上司に対して、不平不満がたまりまくっていました。 今思えば、まともな仕事なんて何もできていなかったくせに(笑)

未熟者ほど自分の実力や器の大きさをわかっていないものです。 ろくに仕事もできないくせに、「自分はこんなに頑張ってるのに」なんて見当違いなことを思ってしまう。 仕事ができないだけに、自分が仕事ができないということすらわかっていない。 だから、自分の能力に対しての正当な評価を得られていないなんて、とんでもない勘違いをしちゃうんですね。

それは自分の仕事に対するキャパが狭くて、能力が低いってだけのことなのに、そんなことすら分かっていない未熟者だから、会社に対して不満ばっかり高まるし、まるで自分がこき使われているかのような錯覚をしちゃったりするんですよね。

過去の私は、まさにそういうヤツでした。 アホです、ほんとに(恥)

仕事に対して、本当に自分の意思で自分から打ち込めるようになった頃から、「とにかく私はしっかりと仕事することで、自分の足元をしっかりとさせるんだ。」という意識に変わりました。

そういわれてみれば、これまで「生きがい」なんてこと、真剣に考えたことなんてなかった気がするし、私、これまで自分探しとかもしたことないってことに気づきました。 でも、もし誰かに「あなたの生きがいは何?」ときかれたら、きっといつでも何の迷いもなく「仕事」という言葉がとっさに出ただろうと思います。

私は本当に仕事が好きなんだと思います。 それに、やりたいこと、好きなことが仕事にできているということは、とても恵まれたことだし、私は本当に幸せモノだと思うのです。

そして仕事が好きだと思えることも、過去の自分を振り返ると、なんと幸せな境遇に自分をもってこれたのだろうと、あらゆることに感謝します。 もちろん、そうなれたことの自分の頑張りもちょっぴり(いえ、いっぱい(笑)!)褒めてあげたい気がするのですが。

ところで、そもそも、生きがいってなんなのでしょう。

人生の意味や価値など,人の生を鼓舞し,その人の生を根拠づけるものを広く指す。〈生きていく上でのはりあい〉といった消極的な生きがいから,〈人生いかに生くべきか〉といった根源的な問いへの〈解〉としてのより積極的な生きがいに至るまで,広がりがある。(世界大百科事典 第2版)

う~ん、ちょっと難しい。

デジタル大辞泉によれば、もっと簡潔。
『生きるに値するもの。生きていくはりあいや喜び』

なるほど、私の場合はそれが「仕事」

でもねー、そこで改めて考えてみたら、仕事といっても、私の場合は仕事がすなわち「お金を得ること」で、「お金を得ることが生きがい」というつながりにはなっていないということに気づきました。 何に生きがいを感じるかというと、自分の好きなことが仕事にできていること、そして、自分がかかわったことで、「ありがとう」って言ってもらえること。 私の仕事のモチベーションの中心はそこにあるんです。

「仕事」である以上、ギャランティが発生することはもちろん当たり前ではあるし、仕事とはそういうものなのですが、「生きがい」に関して言えば、私の場合は仕事を通じて誰かと関われることに生きがいを感じているんだということに気づいて、これは大きな発見!って気がしています。

「ありがとう」「あなたにお願いしてよかった」「嬉しい!」そう言っていただけることが、私の喜びなんです。 私の心のピュアな部分で。

それで自分の存在価値を感じられるということ。 それによって「私は私でいいんだ。 ここでこうしていていいんだ。」って、そう思わせてもらえているんです。 そうか、そうなのか。 つまり、私の生きがいは「仕事」というよりも、誰かから「あなたがいてよかった」と思ってもらえることなんだって気が付きました。 だから、金銭の問題じゃないんですよね。

結論。 私の生きがいは、「自分の存在価値を確認できること」 


BeBeの知人のその女性って、ご自分の子供さんが「生きがい」なんですって。 いっけんご立派に聞こえるし、もしかして、母親ならば子供が生きがいなのは当たり前っていうのが世間一般の常識(?)なのかもしれないです。 むしろ、「子供もいなくて、なんか生きがいとかあるの?」っていうご意見もあるかも。

でも、私の意見を語らせてもらえば、「生きがい」は、あくまでも自分の内面に持つべきものだと思うのです。 他者を自分の生きがいにするべきではないのではないかと。

「あなたには子供がいないからわからないのよ、かわいそうに!」ってお思いの方もいらっしゃるかもしれません。 でも、子供がいないから、自分がいまだに親ではなく子供の立場だから言えるのですが…。

もし、親から自分を生きがいになんてされたら、たまったもんじゃありません。 これ、子の立場としての正直な気持ちです。

子供は親の所有物でもないし、生きがいにされて夢を託されたり、自分の思いを託されるなんて、迷惑このうえないことです。

生きがいにされた子供さんこそ気の毒だって気がします。 子供って、親の思いは敏感に感じ取るものです。 きっとプレッシャー、大きいだろうなあ…。

大切な人のために頑張るという気持ちはとても大切なこと。 大好きな人がいてくれるから、その人のために自分は何ができるかなって思うことも、人として自然な思いだし、人として、とても大事なことだと思います。 でも、大切な人の存在を「自分が生きるに値するもの」にすりかえるのは、やはり違う気がします。

シロちゃん、順調に良くなっています。 まだ少し、歩き方がしっかりしていないけど、食欲もあるし、とっても元気です。 お見舞いのメッセージをいただいて、ありがとうございます♡

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