ウワサ話し

筆跡と性格

年に2回の、書道の昇段試験に提出するためのお清書を書き上げて、ようやく提出が終わり、ちょっとほっとしたところです(ふ~っ!)

昇段試験の時だけは、普段の課題に加えて「臨書(=優れた筆跡の古典作品をお手本に書くこと)」の提出が増えるので、

今回の私は、毛筆の①楷書、②草書、③臨書に加えて、④実用書(日常に活用できる実用的な書道)と、硬筆の⑤楷書、⑥草書、⑦臨書と、⑧実用書 の8種類を書かなくちゃいけませんでした。

書けども書けども、お手本とはほど遠く、「次こそは!」と思い、またトライするものの、どうしても納得ゆく仕上がりにならない。

爽快に筆を操り、さらさらと美しい文字をかけたら素敵だなぁ…という、長年の憧れを実現したくて、ずいぶんと遅ればせながら再開した書道ですが、本当にいつかは、そうなれることが目標なのです。

女子校時代からの友人に、書道を教えてもらうことになったとき、彼女が、最初に提出した私の字を見て、

「あやちゃんの字は、やさしいね~‼」と言ってくれた時に・・・あまりに思いがけない言葉に、ふいに心が平らになったような、なんとも言えない安堵感に包まれた気がしたのでした。

優しい人でありたいのに、私はけして自分のことを優しいとは思えず、そんな自分に対して、昔からずっと、罪悪感に似た感情を持ち続けている気がします。

だから、「優しい字を書く」という評価をいただいたことは、私にとっては、「きれいな字」と褒めてもらえるのと同じくらいに嬉しかったの。

いえ、むしろ、きれいな字と褒めてもらえるのとは全く違う次元で、なんだか気持ちが楽になれたような、私にとって、それはとても有難い言葉に感じたのです。

筆跡と性格との関連性には、何の根拠もないという人もいますが、私は、字には確かに、その人の性格が表われるような気がしています。

実際に、字がとても乱雑な方は、他人よりも、自分中心に物事を考える傾向にある方が多いような気がするし、

チマチマとした小さな字を書く方は、どこか柔弱な性格な人が多い気がして、逆に、枠からはみ出すほどに黒々とした、筆圧の高い字を書く方は、強引で豪快な性格の方なのではないかと、感じてしまうのですよね。

近寄りがたい雰囲気がある、キツイ印象の女性の字が、思いがけず女子中学生のような丸文字だったりすると、「この方は案外可愛らしさもあって、意外に甘えん坊だったりするのかも‼」なんて思っちゃったりします。

逆に、お名前ですら、何と書いてあるのかの判別が難しいほどの、乱暴に崩して書きなぐったような字を書く方は、繊細な気遣いができる几帳面な性格の方だとは思えなかったりします。

もちろん「字」に限らずですが、人が何かを表現する時、必ずどこかに、その人の心の在り方や生き方が、表れるものだという気がするのです。

私は以前、海外ブランドのブティックに勤務していましたから、お客様にカスタマーズカードを記入していただいたり、クレジットカードの署名をいただいたりすることで、その方のお書きになる字を拝見する機会が多かったんですね。

通常で数十万円、時には数百万の金額の、ウォッチやジュエリーのご説明や商談を、日常的に行うことが仕事でしたので、高額なお買い物だけに、じっくりとお客様の私生活のお話や、個人的なお悩みまでを聞かしていただくようなことが、思いのほかよくありました。

なので、商品を通してのお話しをする以上に、その方の「人となり」の深いところに触れる機会が多かったのです。

そんなプロセスを経て、こうして今の私があったりするわけなのですが・・・なので、当時から、「字はその人の性格を表すものだなぁ」と感じ入ることがよくありました。

だからこそ、優しく美しい文字が書きたい、と願う自分がいたりするわけなのですが…。 

師匠のように美しく、のびやかなのに繊細で、優しく高雅な文字が書けるようになるのはいったいいつのことやら…。

さて「占い」と言われるものは、大きく3つに分けられます。

命(めい)
卜(ぼく)
相(そう)

この三種類です。

生年月日と生まれた時間から、求められるデータによって、その人の運命や宿命を読み解く占術は、「命(めい)」にあたり、私が行う先天八字(四柱推命)もこの中にカテゴライズされます。

次に、卜(ぼく)の、一番メジャーなものをあげれば、「おみくじ」です。 

他には、タロット占いも、卜(ぼく)にあたります。 特にタロットカードの場合には、霊感能力を併用させることで、とても的中率の高い回答が得られるといわれているものです。

そして、相(そう)ですが、とても有名なものが「手相」や「人相」です。 

これに関しても、全く根拠がないという方もいますけど、私は手相はみませんが、個人的には、根拠がないと否定されるほど、無責任なこじつけではないと思っています。

人相に関しても、以前、「この人、なんか胡散臭そうな気がする…」と、胸騒ぎに近い、嫌な印象を持った人が、やはり、自分の利益のために人を騙す人だったという、とんでもない人間であったことが、最近明らかになったということがあったのです(‼)

「やっぱりあるんだ、こういうこと‼」と、痛切に感じた出来事でした。

筆跡による性格判断も、いわばこの「相」に当てはまるかと思います。

数日前に、ご結婚を発表なさった、星野源さんと新垣結衣さんのお二人の、直筆の署名の字が、とても良く似ているという話題が上がっていました。

このお二人は、いったいどんな字をお書きになるんだろう…と思って、検索してみたらば、ほほう‼ 確かによく似た筆跡ですね。


※画像はこちらの記事からお借りいたしました。

何と言うか、このお二人って、「これはオトコがやるべき」とか、「これはオンナの仕事」というようなことにはこだわらず、お互いが気づいたことを自然に分担して、心地よく共同生活ができそう・・・なんて思ってしまいました。 あくまでも勝手な想像ですけど(笑)

それにしても、このお二人って、なんとナチュラルなのでしょうか。 

笑顔のお二人が並んだお姿をイメージすると、あの人気ドラマの余韻そのままに、あまりに自然すぎて全く違和感がないんですよね~♡

あのお二人の好感度の高さといい、それぞれのたたずまいといい、(どんぎつねちゃんのことがちょっと気がかりなことを除いては、)反論の余地なしって感じですよね(笑) 

とにかくおめでとうございます。 本当にナチュラルで素敵なカップルです。

どうぞ末永くお幸せに・・・‼

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