夢野久作のお話し

スピードの速い台風でした。 台風が過ぎた後は急に涼しくなるものですが、気圧の影響なのか、どうも体がスッキリしない感じ。 体調が悪い方が多いみたいです。

昨日は、雨は降り続いていたものの、夕方からは風もやんで、交通機関も動き出したので、予定通り外出しました。

『ドグラ・マグラ』という小説をご存知でしょうか、日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる奇書といわれる名作です。映画化されましたし(コチラ)、不思議なお話しが好きな方なら、ご存じの方も多いかと思います。 この小説を書いた作家の夢野久作は、実は福岡の方で、彼の小説の中には地元福岡の神社やお寺などが出てくるのです。 

私も、中学生頃から結構ハマって、不思議な世界の虜になった一人です。

実は、昨晩はこの夢野久作氏のお孫さんにあたる方と、お食事をご一緒させていただき、そのままテレビのドキュメンタリ番組として放送してもらいたいと思うほど、私が独り占めするには申し訳ないような貴重なお話しをたくさん聞かせていただきました。

この方の曽祖父様は、政財界のフィクサーともいわれた杉山茂丸、そしておじい様が作家の夢野久作。 お父さまインド緑化の父、グリーンファザーと言われる杉山龍丸。 現在ご自身も作家と評論家としてのご活躍と共に、高校で教鞭をおとりになりながら、杉山家の研究をなさっているすごい方です。 

なんと、知り合いのおじさん的にインドのガンジーのお話しなどが出てくるというスケールのデカさ!! 私、恵まれすぎやろっ!! と、自分で自分にツッコミをいれたほどです(笑)

「夢野久作」のペンネームは、九州地方の方言でいう、「夢の久作」のことで、いわゆる「夢見る夢子さん」に似た意味合いの、「夢想家、夢ばかり見る変人」という意味なんだそうですが、当時、彼の作品を読んだお父さまに「夢の久作の書いたごたる小説じゃねー(夢見てる人が書いたような小説だね)」と評されたことからだそうで、それをそのままペンネームになさったらしいです。

この夢野久作は、すごく不思議で独特の小説を書いた人なんですが、彼の作品にはSF小説や推理小説のほかにも、童話をたくさん書いていらして、実はマニアの間では、宮沢賢治と並ぶほどのファンがいるほど。 

私の好きなお話しをひとつ、ご紹介しますね。

懐中時計

夢野久作

 懐中時計が箪笥の向う側へ落ちて一人でチクタクと動いておりました。
 鼠が見つけて笑いました。
「馬鹿だなあ。誰も見る者はないのに、何だって動いているんだえ」
「人の見ない時でも動いているから、いつ見られても役に立つのさ」
 と懐中時計は答えました。
「人の見ない時だけか、又は人が見ている時だけに働いているものはどちらも泥棒だよ」
 鼠は恥かしくなってコソコソと逃げて行きました。

底本:「夢野久作全集7」三一書房
   1970(昭和45)年1月31日第1版第1刷発行
   1992(平成4)年2月29日第1版第12刷発行
初出:「九州日報」
   1923(大正12)年11月4日

すごく良いお話しでしょう。 私もこの懐中時計さんのように、コツコツと真面目に頑張ろう!!

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